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【超高難度!?】耳を鍛えて使いこなす上級歪み系エフェクター

こんにちは

前回、↑↑のブログにてGuitar Rig 7 Proに収録している歪み系エフェクターのレビューを書きましたが、その中で同ブログ内に一緒に書くにはボリューム的に無理があると判断した一部の歪み系エフェクターを除外しました
今回はその除外した歪み系エフェクターのレビューをすると共に、それらのエフェクターを扱うのにどういった事を理解していないといけないのかという事についてのアドバイスも併記してお伝えしていきたいと思います

以下注意点
①Studio Oneに収録されているLes Paul(LP)・Stratocaster(ST)・Telecaster(TL)の3種類のギターの音源で鳴らした感触について独断と偏見で大まかに5段階評価しています
②評価項目の歪み強度は僕の感触でCrunch→OD→Dist→Dist(H Gain)の順で評価(Fuzzは別枠扱い)しているため、多少のニュアンスやズレについては一個人の意見として参考程度に留めて下さい
③アンプとキャビネットをOFFにし、これらの出力干渉をなくした素の状態での質感をレビューしますので、どこのつまみをいじるとどういう音がするのかも筆者の体感でお伝えしていきます
④筆者は曲によってセミアコースティック(LP)、スーパーストラト(ST)、フルアコースティック(TL)を想定してそれぞれの音源をベースにした作り方をしていますが、あくまで"そういうイメージ"での話で本家寄せ再現はしていませんので予めご了承下さい
⑤アンプ側のBass・Middle・Presence・Trebleのつまみ設定ですが、
リズム(左):B:7~9、M:3~4、P:4~6、T:6~8
リード(右):B:3~4、M:7~9、P:5~7、T:5~7
曲毎で上記の設定を施しています
⑥現時点でSoundCloudに公開している東方自作アレンジを参考例としてURL転記しておきますので、興味のある方はURLよりご試聴下さい
⑦曲名横の(  )内の左・右は実際に音源を聴いた時に聴こえるギターの配置(左:リズム、右:リード)を意味します、ご参考下さい
⑧Gain Booster、Treble Boosterは今回の対象外とさせていただきます
⑨あくまで僕自身が自分の耳で聴いた感触を言葉にしていますので、各歪み系エフェクターについて詳しく知りたい方は以下の情報元をご参考下さい


歪み系

KoLor(Exパネル〇)

モデル:不明
歪み強度:クランチ~オーバードライブ、ファズ
LP:★★★★★
ST:★★★★★
TL:★★★★★
10種類のサウンドキャラクターが内蔵されているマルチプルサウンドエフェクター
つまみの数が多いので、始めはプリセットを使って感触を掴んでからMyサウンド作りに移行した方が良いだろう

アンプ・キャビネットをOFFにし、Gain・Mix・Volume・LP・HPを全てMAXにした時に分かった筆者の耳・肌感触での印象が以下の通り(さすがにGain MAXは音の割れ方がひどい笑)

〇オーバードライブ系
・Full On(FO)
ヴィンテージ感あるオーバードライブ
・Crunch
FOとほぼ同じだが、高音域がやや雑味あり

〇ファズ系
・Trash Harmonic Ctrl(THC)
Analog Aura(AA)より音が分散され、よりファズっぽさを感じるサウンド
・Trash Smooth Fuzz(TSF)
THCよりも和音時の音が控えめな印象だが、性質はほぼ同じ
・Diode
STやTLとの相性の良いチャキチャキサウンドの相棒としてオススメ
ほどよく調整すればクランチ程度の歪みでライトなサウンドメイクが可能
Gainを上げると雑味のあるノイジーサウンドになるので、THCやTSFまではいかない程度のファズいサウンドがほしければチャレンジしてみると良い(歪ませてるという点でローファイ分類とはしない)
!Diode…波形のピーク値を圧し潰して倍音を増やす効果

〇ローファイ系
歪みとは別の粗さを感じるため、別枠で設けた
クリーン↔︎クランチ間の歪みの加減を誤ってファズ化したみたいな感じの聴き心地のものもあり
・Solid Console(SC)
レトロ感あるクランチサウンド
・Saturaver
SCの歪みをやや弱めたクランチサウンド
・Analog Aura(AA)
SCをファズ?化したような荒々しいサウンド
そこまでGainを上げなければファズくはならないので、Diodeにもう少し歪みがほしいと感じる楽曲の選択肢として有力
・Super Amp(SA)
AAやTHCよりボリューム控えめなサウンド
・Tape
SAを更にボリュームを上げたようなサウンド

使用するアンプによっては単独の時よりも荒れ狂ったり、単独での粗さが緩和されて他と違いが分かりにくくなるなど全く違う顔を見せたりするので、個々のキャラクターを事前によく知っておく必要あり(上記がその参考になれば何より)

重要そうなつまみの意味
Bass Saver…INIT(Initialize:初期化、初期値):0%
低音域に歪みが適用される強さを調整
左:歪み増、右:歪み減

LP(LPF:Low Pass Filter)…INIT:20.5kHz(min:10Hz)
指定した周波数より上の高域を減衰
初期値は最高値となっているため、LP効果は実質なし
周波数を下げれば高域が弱まり、暗くこもごもしたサウンドに変化する

HP(HPF:High Pass Filter)…INIT:10Hz(MAX:20.5kHz)
指定した周波数より下の低域を減衰
初期値は最低値となっているため、HP効果は実質なし
周波数を上げれば低域が弱まり、明るくキラキラしたサウンドに変化する

!LP・HPはいじるとかなり音質が変わってしまうので、意味が分からないうちはデフォルト設定(INIT値)のままで様子を見た方が良いだろう

Boost Level(Ex)…INIT:3.0dB(0~12dB)
Gain Boost(GB)がONの時のDriveに追加されるゲインの量を調整
数字が上がるほど入力信号が増幅し、こもり感が強いサウンドになる
GBがOFFの時は効果ないため、ONにしないならいじる必要なし

Mid F…INIT:1.29kHz(80Hz~2.5kHz)
Mid域の減衰、またはブーストを適用出来るフィルター周波数を設定

Mid Q…INIT:50%(0~100%)
Mid Fで指定したフィルター周波数のQファクター(レゾナンス)を調整
!Q 係数…減衰またはブーストされるフィルター周波数の周囲の周波数帯域の幅を決定
低:広く緩やか、高:狭く鋭く
Midレンジの音域を満遍なく響かせるか、特定の周波数に焦点を絞って尖りあるサウンドにするかは制作者次第

DIRT

モデル:不明
ゲイン強度:オーバードライブ〜ディストーション、ファズ
LP:★★★★★
ST:★★★★☆
TL:★★★★☆
筆者が思う最高難度の歪み系エフェクターの一角
つまみの数が多いため、始めはプリセット(多数あり)を使って感触を掴んでからMyサウンド作りに移行した方が良いだろう

各種つまみの意味

Drive…INIT:0%(Max:100%)
入力レベルまたはゲインを調整

Amount…INIT:50%(0~100%)
歪みの量を調整
DRY…SAT(Saturation)に達するまでの間で形成可能なクリーン~ウォームゲイン領域
!SAT…ゲインの上限値、これを超えて右に回すとFOLD(Wavefolding)域に足をかける事になる
!FOLD…潰れていたはずの波形が折り返され、意図しない倍音が重なりカオスと化した禁断の領域
ゲインの限界域を超え、超絶耳障りなバリバリサウンドはまさに「バーサーカー」
!倍音…基音の整数倍の周波数を持つ音の成分

警告マーク…INIT:OFF
ゲイン補正用のリミッター
OFF…ラウドネスレベルを制御中(FOLD域にAmountを調整すれば一定のゲインオーバーは発生する)
ON…リミッター解除(FOLD域関係なくDRYでもゲインオーバーなサウンドが発生)
!SAT以下DRY領域のリミッター解除時の波形は正規のFOLDとはなり得ず、ピーク値の小さな波形の折り返しが発生して不規則に倍音が発生するという擬似的なFOLDは起こり得るらしい?

ディストーションモード…INIT:Ⅱ
Ⅱ…デフォルトモード
Ⅰ…Ⅱより控えめなモード
Ⅲ…Ⅱより更に強力に歪ませたモード

Bias…INIT:0%(0~100%)
波形の非対称性を作り、倍音構成を整えるもの
数字が高くなるほど倍音がバラバラで空洞っぽくなる状態から密度が増して音に厚みが出る(とChatGPTに言われたものの、聴いててもあんまり違いが分からない笑)
倍音の輪郭を整えるのが目的ではあるが、散らかったおもちゃを単におもちゃ箱にしまう程度の調整のみでFOLDで生み出した暴走感まで是正出来るわけではない事に注意

Tilt…INIT:0%(-100~100%)
ゲインのフィルタリングを適用
左…低周波:増、高周波:減
右…低周波:減、高周波:増

Mix…INIT:100%(Min:0%)
ドライ(入力)信号とウェット(出力)信号をブレンド
A+B並列ルーティン時はBlendに切り替わり、A・B2つのステージのブレンド率を調整

FX Tlim…INIT:0dB(-18~6dB)
ゲインのフィルタリングを適用
ラウドネス補正用
基本はデフォルトのままで良いだろうが、うるさいようなら下げる、カオスにしたいなら上げるという感じだろう

これらのつまみを駆使し、A→B・A←Bの直列ルーティン、A+B並列ルーティンといった3パターンのサウンドメイクが可能

直列ルーティン(Ex.A→B)の場合、
A:Gain(Input)
B:Volume(Output)
ここではこうした認識でギター→アンプの電気信号の流れる順番として理解しておくと良いだろう
Bの開放度合いによってAのサウンド効果が大きく変化する

Ex.1…A・B共にFOLD、かつ警告ON
→想像通りのバーサーカーモード

Ex.2…A:SAT、B:FOLD、Aのみ警告ON
→SATでもリミッターを解除しているので荒れたサウンドには一応なる
BがFOLD域にあるのでEx.1ほどではないが暴走感は演出可能

Ex.3…A:SAT、B:FOLD、Bのみ警告ON
→Aのリミッターを解除していないので、Bのリミッター解除は単なるブースト要員にしかならない
故にベースとなる音はSATの範囲に留めたAのサウンドなので、Ex.1・2よりも荒れた感じは少ない

Ex.4…A:FOLD、B:SAT、Aのみ警告ON
→AがFOLD域にあるも、Bのゲイン量がSATに留まっているため、力をセーブされたような音質と言える
火山噴火の準備をしているような鬱々と煮えたぎるようなサウンド

Ex.5…A:FOLD、B:SAT、Bのみ警告ON
→Ex.4同様、BがSATに留まっているため、火山が噴火しそうなサウンドを間近で聴いているようなブースト感が得られる

A+B並列ルーティンの場合、BlendのINIT:50%
0~49%…A>B
50%…A:B=1:1
51~100%…A<B
直列ルーティンと異なり、どちらか一方のみという設定も可能
複雑な事をせずに1つのステージのみ(A or B)で音作りをしたい、もしくはA・B共に同じ設定でBlend50%にして得られる軽いユニゾン効果を求めるなら並列ルーティンも選択肢として十分アリ
どちらか一方を優先するような偏りのあるブレンド感はまさに上級者(マニア)向けの新境地

Wavefolidngを想定した出力暴走の領域も扱える究極の一機
他の歪み系エフェクターの使い方に慣れ、更なるMyサウンド生成に挑戦してみたくなったら是非チャレンジしてみてほしい

TRAKTOR's Mulholland Drive(MD)

モデル:不明
ゲイン強度:クランチ~オーバードライブ
LP:★★★★★
ST:★★★★☆
TL:★★★★☆
歪みから生まれるフィードバック音(鳴き)やサステイン(音の減衰がゆっくりになる現象)を加えたようなこれまでとは全く異なる方向性の歪み系エフェクター
オーバードライブにDigital LoFi(DL)を融合したようなイメージ

各種つまみの意味

Drive…INIT:50(0~100)
Signal Flow上の入力信号を2つの内部オーバードライブユニットに分配する分配率を調整
50(初期値):両ユニットに均等に分配
マニュアルにはそう書いてあるが、実際につまみをいじってみた感じだと50を超える数字にしても50の時のノイズ感より更にノイジーになる事はなし
0に近づくほど単なるオーバードライブサウンドになる
Mixが0の時はどれだけ数字を変えても単なるクリーンサウンドに留まる

Feedback…INIT:50(0~100)
内部フィードバックの量を調整
0:フィードバック効果なし(Tone効果の影響もなし)
MixとDrive量によって変わるが、数値を高くするとフランジャーで作るジェットサウンドのような感じになる(ノイズだらけで汚らしいが)
一定期間のソロプレイなどでは有効だが、数値を高くするほど原音が聴こえなくなっていくのでやりすぎに注意

Tone…INIT:50(0~100)
内部フィードバック信号に適用されるフィルターの周波数帯を調整
初期値50:中域周波数帯
Feedbackが0の場合は鳴きが発生しないのでTone効果はなし

Gate…INIT:ON
フィードバックや歪み時に生じる余計なノイズを抑えるための簡易的なノイズゲート
OFFの状態でFeedbackの設定をすると音源を途中で停止した際にザーザーとノイズ音がしっかり残る
それが嫌であれば初期値通りONにしておけば良いだろう

FB(-)…INIT:OFF
フィードバック信号の極性を反転させ、不均一な倍音のみで構成される異なるフィードバックサウンド特性を生成
!極性…信号の「上下」や「向き」のこと
音の波形の形状や倍音の位相関係に影響を与え、フィードバック音の倍音バランスを変えて通常とは異なる鳴き方を自動的に発動するボタンと思えば良いだろう
だが、実際に聴いてみても筆者はいまいちピンとこなかったのでON/OFFはお好みで笑

Mix…INIT:0(Max:100)
入力信号とエフェクト信号のブレンド率を調整
初期値が0だが、数字を上げる度にザーザーと激しいノイズ音が加わる
Driveが0の状態でMixを上げてもこもるだけでMDを使う意味はあまりないように感じる
Driveに応じてノイズ音の加わり方が変わるので、Drive次第と言えるだろう

他の歪み系エフェクターのようにゲインや周波数をいじって音色のグラデーションを調整するタイプと音の扱うポイントが異なるため、意味を知らないとただただ汚らしいサウンドになる
また、ハイゲイン対応アンプ(モダン系)で使おうとすると音がどんどんこもって小さくなっていくので、モダン系アンプで使う場合はローゲイン設定で使えば帳尻が合うだろう

ローファイ系

音を意図的に劣化させてレトロ感を出す他、イントロなどで音の解像度を落としたこもごもサウンドを作ったりするのにも有効(かもしれない?)なエフェクター
歪みに直接関係しないため、歪み強度・ギター毎の評価は除外
アンプのみの歪み(Gain・Volumeのバランスで作るパワープレイ)だけで勝負したいならIVPSTOMP(IS)やTransAmp(TA)のようなプリアンプ系と同様の運用方法で単独使用は十分アリ
歪み系エフェクターのローファイ化を図ったりするなら状況に応じて歪み系エフェクターの前後に設置するのも良き

TRAKTOR's Digital LoFi(DF)

モデル:不明
手軽にローファイサウンドを生み出すエフェクター

つまみの意味と運用方法に関するアドバイス

Sample Rate…INIT:0(Max:100)
「音を1秒間に何回デジタルで“記録する”か」という時間軸の解像度を調整
完全に右に回す(100)と100Hzになると言われているため、0はおそらく44.1kHzと予想
つまみの数字が増える度に概算的に解像度が落ちる(音質↓)仕様という事だろう

Crush…INIT:0(Max:100)
「1回のサンプリングで、音の大きさ(振幅)をどれだけ細かく表現できるか」っていう音量方向の解像度を調整(所謂ビット深度)
完全に右に回す(100)と1Bitより僅か上の数値になると言われているため、
パラメータ0はおそらく16Bitsと予想
Sample Rate同様、つまみの数字が増える度に概算的に解像度が落ちる(音質↓)仕様という事だろう

Smooth…INIT:50(0~100)
サンプルレート低下時のエフェクトを滑らかにするためのパラメータ
初期値50を参考に好みの滑らか度合いを確認していくと良いだろう

Mix…INIT:100(Min:0)
入力信号とエフェクト(出力)信号のブレンド率を調整するパラメータ
初期値が100なので他のパラメータをほんの少し上げるだけでノイジーサウンドが簡単に出来てしまう
初期値設定を有効利用して自分好みのザラつきを探してみると良いだろう

Spread…INIT:ON
ワイドステレオイメージを生成
左右のステレオチャンネルのサンプルレートの間にオフセットを追加
!オフセット…波形のタイミングのズレ
オフセット効果によって左右のチャンネルの音の波形をズラしてステレオっぽく演出するのをスイッチ1つで自動に行ってくれるボタンと思えば良いだろう

BITE

モデル:不明
DLを自分で調整出来るように進化させたようなエフェクター
歪み系エフェクター中、DIRTやMDを凌ぐラスボス級の存在と筆者は勝手に思い込んでいる笑

つまみの意味と運用方法に関してサンプルレート側とビット側とで分けてアドバイス

〇サンプルレート
Freq…INIT:44.1kHz(Min:100Hz)
入力信号がリサンプリングされるサンプリング周波数を調整
!リサンプリング…データの「間引き」や「補間」をして別の形式・サイズ・解像度に変えること
初期値が44.1kHzと最高値なので、そこから好みの音の解像度にダウンサンプリング(縮小)して音を粗くしたり、デジタルっぽい歪みを意図的に作り出すのが狙い

Jitter…INIT:0%(Max:100%)
クロックジッターの量を調整
!クロックジッター…デジタル信号を読むタイミングがブレる現象
写真の手ブレのような現象を音(時間的なブレ)で再現するといった
イメージ
数字が高くなるほど一定間隔(クロック)でのサンプルの読み込みにズレが生じ、ザラついた音が生まれる
それが左右のステレオチャンネルに個別に追加されるため、ノイズ成分をステレオっぽく響かせるための設定装置と思えば良いだろう

Pre Filt…INIT:22.1kHz(Min:50Hz)
エイリアシングノイズを生成する周波数を除去する目的で電気信号入力時のLPS(Low Pass Filter)のカットオフ周波数を調整
!エイリアシングノイズ…サンプルレートの上限を超えた既存の波形成分が折り返す事で起こるノイズ
Cf.Wavefolding…過激な歪みで波形が潰れている波形の非線形処理による折り返しや倍音生成(それぞれ別の理由での波形変形によるノイジーサウンドが発生している事に注意)
★つまみの周波数がサンプルレートのダウンサンプリングと共に自動的に減少
→おそらく、ナイキスト周波数を超える高域の意図しないエイリアシングノイズ防止のために初期値の段階から最大値がつまみの中央値となるように設定されているものと思われる
つまり、フィルターの示す数値(中央値=最大値)はサンプルレートのナイキスト周波数と相関しているものと考えて最大値よりも低域のカットオフ周波数を設定する機能と認識するのが自然と言えるだろう

Ex.1…SR:44.1kHz・Pre F:22.1kHz(いずれも初期値)
右…Pre Fのつまみの中央値兼最大値の22.1kHzを超える(右)数値はなし(いじっても意味なし)
左:50Hz~22.1kHz(つまみ中央)…LPF調整可能

Ex.2…SR:22.1kHz・Pre F:11.05kHz
右:11.1~22.1kHz…SRに対するナイキスト周波数が11.05kHzという事になるため、Ex.1同様の考えでつまみ上の最大値の22.1kHzまで回しても自動補正は11.1kHzまでしか行われない(いじっても意味なし)
左:50Hz~10.5kHz(つまみ中央):LPF調整可能(Ex.1よりも適用範囲は狭い)

Ex.3…SR:100Hz・Pre F:50Hz
右:50Hz~22.1kHz…SRに対するナイキスト周波数が50Hzという事になるため、Ex.1・2同様の考えでつまみ上の最大値の22.1kHzまで回しても自動補正は50Hzまでしか行われない(いじっても意味なし)
左:Pre Fのつまみの中央値兼最大値の50Hz(Pre Fの実際の最小値)を下回る数値はなし(いじっても意味なし)
💀Ex.3は50Hzのエイリアシングノイズのみ制御可能という事になる

つまみの数字が変えられるからといってサンプルレート(ナイキスト周波数)を超える高周波域のエイリアシングノイズを制御出来るわけではない事を大前提として入力信号におけるLPFの設定を行う事

Post Filt…INIT:22.1kHz(Min:50Hz)
エイリアシングノイズを生成する周波数を除去する目的で電気信号出力時のLPS(Low Pass Filter)のカットオフ周波数を調整
仕組み自体はPre F同様と思われるため、数字の示す意味についてはPre F参照

〇ビット深度
Depth…INIT:16BITS(Min:2BITS)
使用可能な量子化値の量を調整
!量子化…サンプリングした後の信号の振幅をデジタル値(離散値)に丸めること(計量カップの目盛りや小数点以下も秤量可能な計りみたいなもの)
高Bit(16≧x)…細かく処理出来るので音が滑らかになる
低Bit(x≦2)…粗い処理になるのでノイズが起きやすくなる(量子化ノイズ)

Crunch…INIT:0%(Max:100%)
ビット削減による歪みを滑らかに制御するモード
0%…Depthのビット数に応じた自然な粗さ
x≦100%…数字が高まる毎にDepthのビット数の量子化値が更に減って粗くなる

Dither…INIT:0%(Max:100%)
リサンプリングされた信号に追加されるノイズの量を調整
0%…細かい音がカクカクしてザラッとする
x≦100%…数字が高まる毎に微細なブレやジャリといったノイズ音が加わり、"結果的に"自然に滑らかに聴こえるように調整可能
ビットを落として粗くした波形のギザつきをノイズで埋め合わせて聴覚上問題ないように見せかける自作自演の隠蔽工作機能と言えるだろう

DC(Direct Current)…INIT:ON
入力信号から発生する音の振幅のうち、ゼロに近い最低レベルの低域で発生するノイズやジャリ感を残すか消すかを決めるスイッチ
ON…ブーンを維持して低域の音を途切れさせないようにする
!ブーン…低域の不要成分
OFF…低域をフェードアウトして無音にする

Expand…INIT:100%(Min:0%)
低域の音の振幅の範囲内の量子化値の分布を調整
100%(初期値):最小解像度で処理するため、パルス波のようにザクザクと粗い状態
!パルス波…矩形波(振幅が0か最大かの二値的な波形)のような段差がハッキリしたギザギザの信号
聴覚的にはザラザラ・ジャリジャリした荒い音
0%≦x…数字が下がる度にその粗さが是正されて音が滑らかになる
★扱う領域がDCとほぼ同じなので、DCがOFFの時は実質機能しないと思った方が良い

〇その他
Saturation…INIT:0dB(Max:24dB)
ダウンサンプリング・低ビットによるジャリジャリ感ある電気信号の音圧感(ラウドネス)を高める機能

Mix…INIT:100%(Min:0%)
BITEへの入力信号と出力信号のブレンド率を調整

HP(High Pass Filter)…INIT:5Hz(100・200Hz)
DC成分も含めた低周波域のカットオフ周波数を調整
★ブーンなどの低域やDC成分は人間の可聴域ではほとんど聴こえない5Hz以下のゼロ付近の信号が原因と言われているため、人間への配慮というよりは機械(エフェクターやアンプなど)の安全マージン(超低域の振動などによる過負荷や破損回避)のために設けられた5Hz域という事か?


以上5種類のエフェクターを使ってみた感触について述べてみました
つまみの細かい情報や用語についてはChatGPTから得た情報を参考にしながら推測で書いているため、本当にそうかは公式に直接問い合わせたわけではないので分かりません
得た情報を基に自分の耳で確かめ、自分の言葉で再解釈したものにすぎませんので、ここから先は個々人で再検証していただき、自分の耳を通じてその身で音の違いを学んでいって下さい

より正しい情報を伝えるに越した事はありませんが、時にその正しい情報なるものは時代や状況によって変わる事がほとんどです
半永久的に変わらない情報などというのは基本的にないと思っていますし、日々の研鑽の中で再解釈のきっかけになる事象に遭遇する事もありますので、こうした活動を積み重ね、共々に学び合う大切さ、情報共有の本来の在り方について発信し続ける事が出来たらと思います

僕の中で曲作りをする上でギターはアンプと歪み系エフェクターの使い方を最低限知っていればあとのエフェクター類は好みで付け加えるくらいの温度感で覚えてもらえれば良いと思っています
故に今回はアンプと歪み系エフェクターの2点に焦点を絞ってメルマガのいちシリーズものとして発信してきました
アンプ編に続き、歪み系エフェクター編も設けましたが、学びになるものはありましたか?

Guitar Rig 7 Proのレビューに関してはこれで終了しますが、noteでの執筆活動自体はまだまだ続けていきますので、今後もUTA/Chasoの未来が面白そう!と思って下さった方はブログの更新を気長にお待ち下さい


今回はこれにて終了
最後まで読んでいただきありがとうございました!!!
また次のブログでお会いしましょう

(^ ^)ノシBye Bye


見出しの画像:太郎様

Endless Storyの音源動画用のワンシーンを活用し、ジャケット画像用に編集したもの