あなたは食欲を抑えられるか!? 創作大賞感想『ギフツ -喰祓-』八神夜宵
本作を読んだあと、八神夜宵さんがご自身で解説された「オカルトですが、コメディ要素もあり・・・・・・」との言葉に何度も頷きました。エンタメ原作部門ということもあって映像を想像しながらホラーやバラエティーのように楽しめる作品だったからです。
私も子どもの頃から『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめ妖怪や怪談が好きでして、主人公の名前「百目鬼氷依(どうめきひえ)」に初っぱなから魂を掴まれました。
『鬼太郎』に出てくる妖怪は「百目」(ひゃくめ)で肉塊のお化けに目がたくさんついた風貌なので女子高生・氷依とは似ても似つきません。
また江戸時代中期の画家・鳥山石燕が描いた「百々目鬼」(どどめき・どうめき)は顔を隠した女性の着物から出た腕に目がたくさんついているという妖怪です。
百目鬼温泉など地名にも「百目鬼」が使われますが、私はやっぱり百目鬼から怪異をイメージしちゃいますね。
※参考記事(感想文とは無関係です)↓
誤解されないように補足すると、主人公の百目鬼氷依は妖怪ではありません。でも普通の女子高生とはちょっと違うのです。
霊を食べて除霊する「喰祓(ぎふつ)」という能力を持つ霊媒師でありながら、いつも腹ぺこでハンバーガーが大好きという型破りなJK。(どんだけ食欲旺盛なんだよとツッコミたくなること請け合い)
氷依と幼なじみで同級生の注連内千佳(しめうち ちか)は比較的おとなしくて可愛らしいキャラ。だけど心霊現象は大好物という神社の娘。
そんな二人の前に現われたユーチューバーの大中小六(おおなかころく)は26歳のチャラ男という感じ。
小六が心霊スポットで動画を撮影するため、氷依と千佳を誘ったところ、想像を超える悪霊が・・・・・・。
果たして氷依の祖父・百目鬼喜八郎(どうめき きはちろう)と占い館「縁屋」を営む老婆・円弥婆(えんやばあ)は力を合わせて悪霊を退散させることはできるのか。
なんかネタバレしないように神経を使うとこんな文章になっちゃうんですね😅
ところでまた脱線しますがよろしいでしょうか😓
「円弥婆(えんやばあ)」って聞いたことあるなぁ、と考えてたら『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくるキャラが「エンヤ婆」だった。
さらに「円弥婆 小説」でググったところ、
AI による概要
八神夜宵氏の小説作品『ギフツ ー喰祓ー』に登場するキャラクターです。氷依の能力を利用して占い館「縁屋」を営む、因業な老婆として描かれています。(※もし『ジョジョの奇妙な冒険』の「エンヤ婆」をお探しの場合は、名前の響きが似ている別のキャラクターとなります)
AI早いね!
さて脱線から修復しまして感想文に戻らせてください。
氷依は心霊スポットで喰らった悪霊による苦しみから何とか逃れるものの、ここで終わらないからおもしろい。
八神夜宵氏の腕がぶんぶん唸っているのが聞こえそうです💪
氷依だけでなく千佳と小六も巻き込まれてさらなる試練に立ち向かうことに……壮大なスケールを本編でお楽しみください。
リズム感とスピード感溢れる文章にノって一気に読んでしまいました。
オカルトなのに読後感は爽やか。妙にハンバーガーやフライドポテトが食べたくなったのは私だけでしょうか。
まだ未体験な方はぜひ↓
八神夜宵さんがTALESから創作大賞2026に応募している小説の数々↓
■参考記事
※トップ画像は「星空モチ|AI画像と紡ぐ詩」さんよりお借りしました。
