THE DAY
"The day" 自分の状態がよく、また自分を取り巻く環境も、なんかだいい。そんな時口にするのが "The day" というスラングらしい。
「今日、なんかいいわ」
そんな感覚だろうか。
このTHE DAYという名を、そのまま冠した水が発売された。お口の恋人を謳うロッテから。仕掛け人はラッパー兼、クリエィティブディレクターのTaiTan氏。彼と玉置周啓によるポッドキャスト『奇奇怪怪』の愛聴者である私は、販売されているというドン・キホーテへ足を向け、この「なんだか気分がいい」な、水ことTHE DAYを手に入れた。

THE DAYは五百ミリットルのアルミ缶に入ったミネラルウォーターだ、金色のベースに赤いラインが引かれゴシック体でTHE DAYと抜かれている。いつぞや友人に土産としてもらった中国版レッドブルのようで、強烈なエナジードリンクというか、はたまた度数の強いアルコール飲料といったところ。けれど中身は単に水、本当にただの水なのだ。


雑踏にも馴染む
冷蔵庫に忍ばせてみる。バターだ、ジャムだ、いつかったかわからない缶詰のパイナップルだと、そんなありふれた生活の中に、途端に不和を生じさせていた。その歪な様を、私はどこか頼もしいく感じた。
しばらく冷やしてから手にすると、アルミ缶であるのもあって、手のひらの熱を心地よく奪っていく。飲み物を買うとなるとついぞペットボトルが多く、この金属感に私は懐かしさを覚えた。真夏の暑い日に自販機で500mlのスポーツドリンクを買い、友だちと急くようにして喉に流し込んだ子どもだった頃を。とうに忘れていた、夏の心地よさが蘇るようだった。
プシッ、プルトップをひいて立つ音も心地いい。その高揚感を湛えたまま口に運び、缶を唇に当てる。薄い缶の感触は心地よくなじみ、冴えるように冷えた水を私の口に流し込んでいく。ああこれか、と数口分を飲み干し、私は思う。"The day" 、と。
特別すぎるわけじゃない、でもなんかいい。
そんな感覚。何があるわけではないけれど、何かがありそうなそんな日、予感を感じさせるものたち。飲み干した缶を、私はしばらく手にしたままその余韻に浸っていた。湾曲した表面に細長く伸びた私の顔が映り込んでいた。
THE DAY買ったよ報告でした。
奇奇怪怪は確か2023年の秋口ぐらいに出会い、それから毎週聞いており、団地住人でもあります。
六本木にできるコンビニも楽しみです。
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11/23に東京ビッグサイトで開催される「文学フリマ東京41」に出店側として参加します。よろしくお願いします。
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