記事「ガチ勢がデータで語る“メタバース経済”——VRChat・Resonite・cluster 異なる価値交換のカタチ【ねむ×ミラ×orange×真夜中 徹底討論】」の感想
はじめに
この記事はバーチャル美少女ねむさんが書いた記事「ガチ勢がデータで語る“メタバース経済”——VRChat・Resonite・cluster 異なる価値交換のカタチ【ねむ×ミラ×orange×真夜中 徹底討論】」の感想です。
概要
今から感想を書こうとしている記事の内容はねむさんが調査し、レポートにまとめた「メタバース経済:ソーシャルVRライフスタイル調査2025 (Nem x Mila, 2025)」を元にねむさん達が討論した動画をねむさんが記事にしたもので、具体的な内容は「VRChat」「Resonite」「cluster」での経済行動の違いとその考察です。
なお、私はclusterをメインに使用しており、他のメタバースプラットフォームをほとんど使用しておりません。あくまで、cluster以外のプラットフォームの感想、考察はねむさんが書いた記事を参考にしたもので、私自身が直接体験したものでない事をご了承ください。
感想
プラットフォーム毎に違う経済行動についての自分なりの考察
記事ではResoniteは「みんなで何でも作って無償でシェアするオープンソース経済圏」であると書かれています。個人的には、これは個人でホームページを開設し、収益の回収を前提としないフリーソフトがウェブ上で多く公開された2000年代のインターネットの文化に近い思います。
逆にclusterはアイテム販売や気軽な投げ銭の文化が存在、発達しており、これは今時の配信アプリや推し活文化に近いと思いました。
この様に、メタバースは各プラットフォームごとに違う文化が発展している事が分かります。
そもそも、各プラットフォームにその様に発展する為の下地があると思います。
例えば、プラットフォームにはモバイルでもアクセスできるものがあれば、高性能のゲーミングPCではないとアクセスできないものがあるなど、敷居の高さにはかなりの差があり、その敷居の高さの差によって、アクセスしてくるユーザー層が変わってくる事は想像に難しくありませんし、集まってくるユーザー層の違いが文化の違いになる事は当然だと思います。
プラットフォーム毎に違う経済行動の中に見出せる共通点
一見プラットフォーム毎に違う経済行動の中に共通点を見出すなら、何になるでしょうか?
それは「人との縁」になると思います。
例えば、Resoniteはツールなどを無償で作って、みんな共有する経済文化がありますが、これはお金よりもツールの共有で人との縁を築く事を重視しているからではないでしょうか。
また、Resoniteとは逆に有償による経済が発達したclusterでも利益を出すよりも利益ならない水準でもお金を出す事で人との縁を築く事を重視しています。
ファションと個性によって、経済が駆動するVRchatの場合もファションはコミュケーションツールの側面がありますから、ここでも人との縁を築く事を重視していると言えます。
この様に各々違う経済文化を発達させたプラットフォーム同士でも「人との縁」を重視する点は同じなのです。
そもそも、人々は好きなアバターに受肉して、人との交流を楽しむ為にメタバースにアクセスするのです。だから、経済文化が各々違う、どのプラットフォームも「人との縁」が重要になるのは当たり前の流れだと思いますし、それはねむさん達も指摘しています。
しかし、昨今ではChatGPTのような対話型生成AIを使ったAIキャラクターは誕生しており、メタバースのプラットフォームにも小規模ながら導入されています。
もし、このままAIの導入が本格的に進み、他人との交流よりもAIとコミュケーションする事を選ぶなら、「人との縁」を基盤とするメタバースの経済文化は変質を余儀なくされると思います。それは人との交流を煩わしく思う人の多さや対話型AIの流行を考えるとあり得ない未来ではないと思います。
おわりに
これでこの記事を終わりにしたいと思います。ねむさんの記事のお陰で、メタバースでの経済行動への理解が深まりました。ありがとうございます。
