見出し画像

猫について語り合う|石巻劇場芸術協会「~ねんねこ夜会~」in 山猫堂(岩手県陸前高田市)

吾輩は猫ではない。学名はホモ・サピエンスである。

どこへ向かっているかとんと見当がつかぬ。何でも歴史ある古民家(山猫堂)でニャーニャー鳴いている猫について語るイベントに行こうとしていた記憶はある。吾輩はそこで初めて「~ねんねこ夜会~」に参加しようと思っていたことを思い出した。しかも後で情報を見聞きするとそれは18時から開催されるイベントであったようだ。この「~ねんねこ夜会~」では猫好きのための談話と朗読が行われるという話である。しかし思い出した当初は、猫を飼ったことがないから別段恐ろしいと思わないでもなかった。ただ来訪者の話に乗せてシーと黙ってニコニコ笑んでいればごまかせると感じたばかりである。掌の上に人と書いて飲み込んで古民家(山猫堂)の入り口をくぐったのがいわゆる「~ねんねこ夜会~」参加の始まりだろう。このときホッと一息吐いた記憶が今でも残っている。第一干し柿で装飾された空間がまるで行きつけの古本屋だ。その後会場を大分歩いたが、こんな見慣れた風景には何度も出会わした事がある。のみならず会場は先日怪談を聴いた雰囲気にあまりに似ている。そうして抱えていた不安感からぷうぷうと不安が抜けていく。どうも怯え過ぎていて実に弱った。これが人間が陥る杞憂というものである事はようやくこの頃知った。

※上記文章はフィクションであり、実在する筆者の言動・心情とは一切関係がありません。本当に全く関係がありません。信じてください。


※広告です


石巻劇場芸術協会「~ねんねこ夜会~」|山猫堂で猫について談話と朗読を楽しむ夜

2025年11月29日。岩手県陸前高田市の山猫堂で、「~ねんねこ夜会~」と題して、猫好きのための談話と朗読を行うイベントが開催された。なお、本イベントの後続イベントとして翌11月30日には「~ねんねこ茶話会~」がある。

なお、本noteでは、都合により後者のイベントについては触れない。都合というのは、何も大それた理由ではなく、ただ単純に参加できないというだけの理由である。代わりに誰か書いてくれ。

朗読は、9月に同市で開催された怪談「牡丹燈篭」の朗読同様に、コマいぬの芝原弘 氏が出演し、「任務十八年」を朗読している。同作品は、角田光代の「今日も一日きみを見てた」に収録されている。


※広告です


「~ねんねこ夜会~」では、ドリンク片手に主催のシアターキネマティカ(石巻劇場芸術協会)の方々や参加者が飼っている猫や参加者が経験した猫にまつわる歓談から始まり、「任務十八年」の朗読へと移行した。朗読の終わりには、各々が持っている猫の画像をスライドで映し、猫たちとの思い出に浸る時間を過ごしている。

全体的にアットホームと言うべきかニャットホームと言うべきか、猫のトイレにまつわる話や家に置いて行かれた猫の怒りの様子にまつわる話など、終始和やかな雰囲気で進行している。

猫にまつわる歓談を楽しむ時間は、それこそ先日参加した朗読とは全く異なる雰囲気で満たされていた。とりわけ朗読から感じられる温もりは、怪談とは打って変わってと言うべき違いがあった。

だからこそ、朗読の仕方により、これほどまで差異が生まれるのか、と朗読の力を強く感じられている。朗読という言葉に耳馴染を持つ人々は多い一方で、実際に朗読に触れる機会を持つ人々は多くないと思われる。機会があればぜひ触れて欲しい。

また、シアターキネマティカ(石巻劇場芸術協会)では、今回の企画以外にも様々な企画を展開している。この機会にぜひその活動を知って欲しい。詳細は、以下ウェブサイトを参照いただけるとありがたい。

写真と文章で見る「~ねんねこ夜会~」in 山猫堂

山猫堂 feat.干し柿
立ち並ぶ招き猫
猫にまつわる本やカルタ、ぬいぐるみたちが供えられている

※広告です


山猫堂 feat. 「~ねんねこ夜会~」
全員で朗読と猫スライドを満喫した

ぜひフォローをお願いいたします。

以下は広告です。ぜひ購入して、猫との生活を満喫しましょう!

いいなと思ったら応援しよう!

気仙沼の掲示板|本の紹介と地方のくらし私記 皆様のサポートのお陰で運営を続けられております。今後もぜひサポートをいただけますようお願い申し上げます。

この記事が参加している募集