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今年出会えて良かった本を語り合う|よなよな読書を語る会 vol.2 in 宮城県気仙沼市

仕事納めがあるなら、読書納めがあって好い。2025年12月26日、宮城県気仙沼市のスクエアシップで「よなよな読書を語る会 vol.2」が開催された。

よなよな読書を語る会 vol.2

「よなよな読書を語る会」は、集まった人々でわいわい本について語る会であり、第二回となる今回は『今年出会えて良かったなーと感じる本ベスト3』『年末年始に読みたい本!』をそれぞれシェアする時間となった。


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今年出会えて良かった本を語り合う気仙沼市の夜|よなよな読書を語る会 vol.2

「よなよな読書を語る会 vol.2」にやってきたのは、運営の2名を合わせて7人。各々が持ち寄った本をテーブルの上に置き、『今年出会えて良かったなーと感じる本ベスト3』『年末年始に読みたい本!』に加えて、この日訪れたきっかけや今年の読書模様などについて語り合った(誰が何を語ったかについては控える)。

本を読むのは一大事業であり大変なことである

印象的だったのは、参加者の多くが今年出会えた本との出会いのきっかけに人との出会いや人への興味・想いがあった点だ。それは仕事での関わりであったり、プライベートでの関わりであったり、人それぞれであるが、接点に誰かの存在があるのは共通していた。

よく本との出会いについて本屋での偶発的な出会いが語られるが、ふと立ち止まって考えると、存外そうした出会い方よりも誰かを通じて出会うケースの方が多いのかもしれない。職場の上司や同僚、家族、友人、知人、恋人、恋心を抱く相手などなど。そういう誰か。

そんな自身の興味が向かっている誰かに影響され、関心を持ち、書店やAmazonなどで手に取る本の方が多いに違いない。そしてそんな誰かを通して本に出会えるからこそ、より深い示唆や学び、感動を得られるのでないかと思う。

そう考えると、他者との出会いや関わりが一人の人間の価値観や思想に大きな影響を与えるという話にも強く頷けてくるように思う。何せ誰もが知っての通り、本を読むのは一大事業である。社会的に本離れが叫ばれるようになるほどに、本を読むのは誰にとっても大変な行為だ。

人々の意識が本よりもYouTubeやTikTok、Instagram、テレビなどの静止画・動画メディアに向くのも自然なことである。多くの字を読むのは辛いし、何ページもの量をめくるのも大変だ。その上書かれている内容を頭の中で嚙み砕き、理解に落とし込もうとしなければならない。やることが多い。

金田一少年の事件簿の犯人たちも真っ青の無数の工程が読書ーー本を一冊読む工程の中に潜んでいる。しかも本を読む行為には膨大な時間がかかる。だからその時間を無駄にしてはならないと強迫観念のような焦燥に囚われがちだ。読んだ内容を忘れてしまうと絶望する。


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本を読む行為は娯楽に近い行為のはずなのに、どうしてこうなった。もっとやりようはなかったのか。そんな泥縄な気分に陥る。まして本を読む行為は自己との対話に近い。絵本を読んでくれるパパかママのような存在がいるならば別だが、大抵本を読むときは独りだ。自分が自分に読み聞かせ、理解を要求する。

対話というよりも対決に近いかもしれない。だからこそ、多くの人々にとって本を読むには理由がいる。ゆえに他者の影響で手に取って読む方が自然であり、最も好ましい入り口なのかもしれない。そんなことを想いながら、「よなよな読書を語る会 vol.2」に参加した方々の話を聴いていた。

また、「よなよな読書を語る会 vol.2」は、本の読み方も人それぞれなのだと改めて感じる時間でもあった。筆者は取り立ててこだわりなしに冒頭から読み進め、必要の有無で注釈や参考文献などについては読み飛ばす。本文と後書き、解説だけ読めばそれで十分派である(時と場合による)。

一方で、話を聴いていると注釈や参考文献を頼りに読み進める読み方もあったり、興味の湧くパートに目を通す読み方があったりと様々だ。本の読み方は自由なのだと、改めて感じさせられる一幕だった。前述の内容に翻意するようだが、本を読むのは一大事業かもしれないけれど、そもそもそこまで肩肘張らなくても良いのである。

今回、「よなよな読書を語る会 vol.2」を通して、本を読むことについて語らう機会に初めて参加した。自分以外の方々がどんな本を読んで、どんな感想を抱いているのか興味が湧いて参加したが、とても良い時間だった。

この世界には多様な本があり、多様な読み方があり、多様な出会いがある。そんなことを感じられる素敵な場に感じられた。ちなみに、筆者が今年読んで印象的だったのは、「アルジャーノンに花束を」である。


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