#485_「やり抜く力」とは、折れないことではなく、何度でも結び直すこと ――残業80時間の限界で見つけた『GRIT』の本質
製造業のコンサルタントとして、現場の変革に心血を注ぐ日々。気がつけば先月、今月と残業時間は80時間を超え、疲労は限界に達している。 そんな「正念場」の最中に手に取ったのが、アンジェラ・ダックワース氏の『GRIT(グリット)』。
人生の成功を左右するのは才能ではなく「やり抜く力」である。その力強いメッセージは、今の私にどう響いたのか。泥臭い現場のリアリティとともに記録しておこ。
■ 読書記録:才能を凌駕する「情熱」と「粘り強さ」
本書が説く「グリット」を構成する2つの要素は、今の私にとって非常に重い意味を持つ。
1. 情熱:最も重要な目標に「興味」を持ち続ける
ここでいう情熱とは、一時的な熱狂ではない。**「最も重要な目標に対して、興味を持ち続けること」**だ。 私にとっての目標は、ビジョンマップに描いた「エンジニアが生き生きと活躍できる環境をつくる」こと。日々の業務がどれほど過酷でも、この「なぜ(Why)」への興味を失わない限り、私の中心にある火は消えない。
2. 粘り強さ:挫折を味わっても、努力を止めない
もう一つの要素は、「困難や挫折を味わっても諦めずに努力し続けること」。 コンサルの現場では、自分の提案が通らなかったり、進捗が止まったりと、挫折の種は尽きない。けれど、そこでの足踏みさえも「やり抜くプロセス」の一部だと捉える視点を、本書は与えてくれた。
■ これからの実践:折れそうな自分を「外在化」して守る
今の私にとっての「やり抜く」とは、がむしゃらに突っ走ることではない。**「完走するために、うまく休むこと」**も含まれる。
困難や挫折にぶつかり、心が折れそうになる瞬間は必ず来る。特に残業が続く今の状態では、感情の波を制御するのは容易ではない。だからこそ、以下の習慣を徹底したい。
ジャーナリングによる感情の外在化: 「折れそうな自分」を否定せず、ありのまま受容する。その時の感情を手帳に書き出し、自分の外側に置く(外在化する)ことで、客観的な視点を取り戻す。
戦略的な休養: 「粘り強さ」とは、疲弊して倒れることではない。長期的な目標を見据え、限界を超える前に意図的にブレーキを踏む。最近サボリがちな読書も再開やな👀
■ おわりに
才能は変えられないかもしれないが、グリットは育てることができる。 残業80時間の荒波の中にいる今だからこそ、自分の「情熱」の置き所を再確認し、しなやかな「粘り強さ」を身につけていきたい。
「やり抜く」の先にある景色を、自分自身で、そして共に歩む現場の仲間たちと見るために。
コンテンツ📕
書籍:やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける, アンジェラ・ダックワース (著), 神崎 朗子 (翻訳)
