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「おはよう!」が返ってこない朝に、私が学んだこと


「おはよう!」(私)

「……」(生徒)


あれっ、挨拶が返ってこない。

気を取り直してもう一度。

「おはよう!」(私)

「……」(生徒)


やっぱり返ってこない。

挨拶をスルーされると、けっこう傷つきますよね。

「聞こえていなかっただけかもしれない」

そう思おうとしても、どこかで「自分の存在を拒絶されたような気持ち」になることがあります。

私はこの経験から、「挨拶が返ってくることは、当たり前ではないんだ」と学びました。


関係性ができると、変わってくる。

挨拶がなかなか返ってこない学校に勤務した経験があります。もちろん、きちんと返してくれる生徒もいました。ただ、全体的に挨拶の文化が薄い環境でした。

そんな中で、ひとつの気づきがありました。

関係性ができてくると、生徒は徐々に挨拶を返してくれるようになったのです。逆に言うと、よく知らない先生には挨拶を返さない。

つまり知っている人は「味方」知らない人は「敵」。

そんな感覚を持っているのかもしれません。

強制しても、心は動かない。

では、挨拶をスルーする生徒にどう関わるか。

私は強制的な指導はしませんでした。「挨拶しなさい!」と言っても、白い目で見られて終わり。
生徒の行動が変わることはないと思ったからです。

その代わり、こんなふうに返していました。

「あれっ、聞こえてなかった⁉︎ じゃあもう一度、おはよー!!!」

「スルーされると寂しいなぁ〜、なんか嫌なことあったの?」

ウザがられることもありました笑。

でも、次に会ったときの反応は、確かに違っていました。

挨拶は、目的ではなく手段。

私は挨拶をすること自体が目的だとは思っていません。

挨拶は、気持ちの良い人間関係を築くための手段です。大切なのは、集団の中で人と人とが気持ちよく関わり合えること。

自分の常識が通じないとき、大人がどう関わるか。強制ではなく、ユーモアと粘り強さで関係性を育てていく。そのことが、結果として挨拶の文化をつくっていくのだと思っています。

ちなみに、大人の社会でも挨拶が返ってこないこと
ってありますよね。イヤホンのノイズキャンセル機能で本当に聞こえていないだけかもしれませんが……笑

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