(創作大賞の中間選考、人気順はそんなに心配しなくて良いと思いますよ)

 創作大賞の応募期間も終わり、中間選考までそわそわが続く今日この頃、皆様の感想・分析記事を見て気を紛らわしています。

 そんな中、時々目にするのが「昨年の中間選考の通過作品は、全てTalesの人気ランキング上位14〜34%に入っていた」というフレーズ。
 受賞者のひとりとして、ランキング上位に入っていた体感はまったくなかったので「そうなの……?」と疑問に思っておりました。

 リンクを貼ってくれていた記事から発見したところ、こちらの記事の分析が発端となっているようですね。
 スキやPV以外の何らかを指標にした「人気順」による選考が行われているのではないか……という趣旨のようです。

 この方の分析記事は、私自身も読んで参考にさせていただいたものもありました。ですが、この記事に限って言えば、申し訳ないのですが別の読み取り方もあるのではないかな……と思います。

 なぜなら、上記記事は「取得日が中間選考結果発表の翌日」のデータに基づいた分析だからです。

 前提として、私自身は「人気順」というのはシンプルにスキPV等によるランキングだろうと考えています。
 創作大賞はTalesにおける投稿ジャンルを横断して応募できるため(たとえば、「薄雲花魁~」は歴史・時代ジャンルからミステリ部門に応募しました)、部門による括りでのランキングを表示しているのでしょう。応募者としても読者としても、「そのコンテスト応募作の中から位置を確認したい・探したい」という需要はあるでしょうから、それに応える形なのかなと思います。

 そのうえで、なぜ昨年の中間選考通過作品が「人気順上位だけに集中している」ように見えるか――それは簡単に説明がつくと思います。

 Talesの順位が、スキやフォローやコメントがなくとも、ほんのちょっとのPVで変動してしまうことは利用者の皆さんにとっては周知のとおり。
 中間選考発表と同時に「通ったのはどんな作品だ?」と多くの方が見に行ったことでしょう。数百~もしかしたら数十のPVでも、Talesにおいては十分ランキングを動かし得る数字だと思います。

 つまり因果関係は逆で、「人気ランキング上位作品が中間選考通過した」のではなく、「中間選考通過作品の順位が上がるタイミングで取得したデータだった」と見ても矛盾はないだろうと思います。

 創作大賞の膨大な作品数を前に「本当にまともに読まれるのか?」「足切りはないのか?」と疑心暗鬼になる気持ちは分かりますし、昨年は私もそんな疑いを抱いていましたが、結果的には目に見えるPV等の数字にかかわらず見てもらえたと感じました。

 昨年のさらに2.5倍という応募総数なので、昨年とまったく同じ選考方法とは限りませんが、とはいえ面白い作品が埋もれている可能性は運営さんも重々承知しているはずだと思います。
 スキやPVが少ないからと言って諦めるのは早いのではないかと思います。

 小説家になろうやカクヨムで「ランキング上位の高ポイント作品が受賞する」が成立するのは、Web読者を潜在的な購買者として期待したり、人気度=商業的需要と考えたりすることができるからであって。今のTalesの人口規模では同じようにはいかないでしょうから。もちろん、運営さんとしては読専さんも増えて欲しいのでしょうし、将来的にはどうなるかは分からないのですが。

 ちょっと悲観的であったり懐疑的なコメントを散見したので、違う視点もお届けしてみました。


 そして、それはそれとして自作への反応はあらまほしきものなので、創作大賞に応募中の拙作を訪ねていただけると嬉しいです!

ファンタジー部門 『雪の女王は戦馬と駆ける』

亡国の王女は血に濡れた道を歩む。かつては憎んだ王と共に。
愛憎と陰謀渦巻く架空戦記。ゲームオブスローンズがお好きな方に。


恋愛小説部門 『八重姫様御大変』

家のための結婚の次は家のための離婚? ――ふざけるな。
江戸時代中期、田沼意次の失脚劇の陰で、離縁を迫られた夫婦がいた。
政略結婚からの政略離婚に憤り筋を通そうとする姫様のお話です。

ホラー部門 『窮鼠の牙』

私以外の連中は、みんなネズミだ。
慢で残忍な本性を「優しいお姉さん先生」の仮面で隠して過ごす夕実。
彼女に迫る悪意の影の正体は――

いいなと思ったら応援しよう!

悠井すみれ よろしければ応援お願いいたします。