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いつ行ったんだい?

娘からインドネシア土産にバリ島のコーヒーをもらった。

パッケージに「キンタマーニアラビカルアクのコーヒー」と書いてある。
娘にありがとうと伝えながら、パッケージを声に出して読み、出だしでちょっと恥ずかしくなる。

キンタマ…?

これ、上澄みを飲むタイプだから、と娘。
おぉ、わかるわかる!
万博で南アジアや中東のコーヒーはだいたいそんなだったから。
サウジアラビア館なんて、上澄みがデミタスで800円とかでビビったもん。

11/14の〈第12回 ぐるめぐる神戸〜コーヒー編〜〉で行く予定にしている日本最古の珈琲店〈放香堂〉が明治期のコーヒーを復刻していて、それも上澄みを飲むタイプなんよ。
当時コーヒー豆はインドからの輸入だったから、淹れ方も南アジア式が伝わってきたんやね。
それを石臼で挽いてお湯を注ぎ、コーヒー粉が沈殿したら上澄みを飲む。
あぁ、〈ぐるめぐる〉が今から楽しみ。

いや、話が逸れた。
大いに逸れた。

パッケージに淹れ方が書いてある。

  1. Take 3-4 tea spoons of coffee powder and put in into the cup.

  2. Tkae 1/2-1 tea spoon of sugar and put it into the cup.

  3. Take the hot water and pour it into the cup.

  4. Stir gently and the coffee is ready to drink.

ふむふむ、1.は「3〜4さじの粉をカップに入れましょう」か。

入れてみた

微粉末だから、このままインスタントのように溶けてしまいそう。

砂糖はいらんから2.は飛ばし、3.は「湯を注ごう」よな。

注いでみた

なんと簡単な。

ん? 4.は「優しく混ぜたら、はいできあがり」やん?
えー、説明これだけやと、知らん人はインスタントのように溶けたと思って勢いよく飲んで大惨事になるで。
粉にむせてコーヒーを吐き散らす未来しか見えない。

静かに混ぜて、沈殿を待ち、そぉっと上澄みをすすってみた。

甘ーい!
めちゃめちゃ甘ーい!

コーヒー特有の苦みや酸味はまるでなく、舌に訴えてくる甘みがすごい。
見た目真っ黒でどぎつい濃さを想像するからか、よけいに甘く感じる。

ここでデーツをかじれば、中東のコーヒー。
うーん、万博もう一度行きたいな。

気分よく上澄みをすすっていたら、すぐ粉が口に入り出した。
見ると、飲めると思っていた量の半分は湯を吸って膨れた粉だった。
なんと。

でもドリッパーいらずで、こんなに甘くてうまいコーヒーが飲めるなんて。

娘よ、ありがとう。
で、インドネシアにはいつ行ったんだい?

(2026/8/11記)

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