🇩🇪文化 | 仮装してライフル射撃?ドイツで行われるファッシング射撃の魅力
こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
ここ南ドイツ・バイエルンではライフル射撃競技がとても盛んです。村ごとに射撃クラブが存在するエリアも多く、子供からお年寄りまでが勝ち負けに捉われず、趣味として競技を楽しみます。

かく言う私も2016年から村のライフル射撃クラブに所属しています(初心者です)。クラブのメンバーは約100人、定期的に射撃に来ている人は半数ほどです。クラブの雰囲気はとてもアットホームで、70代以上のメンバーも多く在籍しています。
そして射撃クラブでは年に色々なイベントがあり、カーニバルシーズンになると
Faschingsschießen/ファッシング射撃
というイベントが毎年開催されます。
※ファッシングとはバイエルンで「カーニバル・謝肉祭」を意味する言葉です。
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では、そのイベントはどのように開催されるのでしょうか。
まず、このイベントに参加する人は必ず
仮装しなければなりません。🤡
ファッシングのイベントですので、これは絶対条件となります。

そしてイベントの流れはこのような感じになります…。
①射撃
参加者は各自、イラストの描かれた紙をもらいます。イベントに参加しないメンバーによって、そのイラストの中に「射撃ポイント」が事前に決められています。もちろん参加者にはそのポイントは伏せられています。
参加者はその
"未知の射撃ポイント"
を狙って弾を一発だけ撃ちます。
的となるイラストは10cm四方の大きさで、その的を10m離れた位置から射撃します。
ただ真ん中を狙えば良いわけではなく、"たまたま定められたポイントに近い場所を当てた人が勝つ" ことができるので、射撃のレベルに関わらず、私の様な初心者にもチャンスが与えられるのは嬉しい所です。
要は、
運試しの射撃
になります。
②順位発表
参加者全員の射撃が終わると、それを集計して "未知の射撃ポイント" に一番近い人から上位4名を決めます。定規で距離を計って決める、とても地道な作業です…。
集計作業が終わり、いよいよ結果発表です。
優勝者には盾の贈呈があります。
毎回、地元の絵描きの方による手描きの盾が贈呈されます。最後に優勝者の名前が加えられて完成です。毎回イベントのテーマに合わせて、唯一無二の素敵な絵が描かれます。

そして、2位以下の人にはお菓子や小物、飲み物などが贈られます。
③お肉やお酒を嗜む
順位発表と表彰式が終わると食事タイムです。
この日は
"Kesselfleischケッセルフライシュ"
と呼ばれる肉料理が毎年提供されます。

これは腸詰やベーコン、肉の様々な部位(豚バラ、牛タン、心臓、その他内蔵)を香味野菜と一緒に長時間煮込んだ料理です。シンプルに塩コショウで味付けされます。
クラブのメンバーが3時間前から大鍋で煮込んで準備をします。バイエルンのイベントごと(特に冬やファッシングシーズン)にはこの料理がよく食べられます。

そして、射撃クラブでのパーティーでは欠かせないのが
Schnapsシュナップス(果実酒 フルーツブランデー)です。
こちらは洋ナシ味のアルコール度35%のシュナップスです。シュナップス専用のミニグラスに注いで一気に飲みます。
お祝い事やイベントには欠かせない飲み物となっています。
食事にお酒、その後何時間も話は尽きません。

※クラブのメンバーはほとんどが近くに住んでいるため、徒歩で家まで帰ります。車運転の人はシュナップスは飲みません!
今回は少しニッチなバイエルン文化の話題をお届けしました。バイエルンの人達はお祭り事が大好きです。仲間でわいわい、夜明けまで語り合います。
ドイツの他のエリアでも、こういったイベントはあるのでしょうか…。もしご存じの方は是非コメントをいただけると嬉しいです。
ライフル射撃についてはまた別の機会で詳しくお話できればと思っております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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