【エッセイ】体験記 減量達成までの日々 前編
noteで親しくさせていただいている 仕事屋仁義 さん。
先日ご投稿された健康診断のお話を拝読し、思い出した私の体験を書いてみようと思う。
私の身長は、約157cm。
日本人女性の平均的だと思う。
体重については、実は4年前 70kgという体重だった。
気付いた時には、激太りしていたのだ。
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当時の私は営業職で、不規則な生活。
仕事の都合で朝早い、または夜遅いことが多々あり、当然ながら起床・就寝・食事の時間が定まらない。
どうしても外食やコンビニで、適当に済ませてしまうことばかりだった。
カフェやファミレスで時間調整することも日常的で、甘いラテ飲んだり、なんならケーキやピザなんかもオーダーしちゃってた。
営業職の性で、夜のお付き合いも「はい!喜んで〜」とホイホイ行く。
私は外で飲酒することは滅多にない。
代わりにノンアルコールの甘い飲み物を、大量に飲むことになる。
いつしか身体が重い、階段が辛い、出来るだけ歩きたくない…という自覚症状が現れていた。
かなり太っただろうな・・・。
ランチ抜きにしようか・・・。
一応そんなことは考えていたが、体重計に乗って現実を直視することを、相変わらずしなかった。
鏡に映る自分を見ても、案外わからない。
スーツのボタンがキツいと感じても、外しておけば気にならない。
街で久しぶりに会う人から「少し太った?」と言われることが増えた。
見知らぬ人からも「おめでたですね、いつですか?」と親しげに出産日を問われることも、一度や二度ではなかった。
田舎は、センシティブなことを平気で聞いてくる。
そろそろマジでヤバいか…。
そんなふうに思っているうちに、定期健康診断の日を迎えた。
会社に程近い健診センターは、何年も前から受検している総合病院だ。
身長、体重、血圧、視力、聴力と、ベルトコンベアに乗せられたように、チェックが進む。
心電図を測るブースで、メタボチェックも行われる。
メジャーを腹回りに当て、検査カルテを確認した看護師さん。
「・・・、もう一度計らせてくださいね」
再度メジャーがお腹に当てられた。
カルテを二度見!
そして私の方を見る。
「どうしたんですか?前回よりだいぶ増えてる!」
腹囲は前回より10cm以上も上回っていた!
改めてカルテを見た看護師さんは、激増した体重についても言及した。
「体重も10kg以上増えていて心配なレベルです。今日これから、保健師さんの指導を受けた方がいいですよ」
健診カルテの体重は、さっき計測した私の最新情報70kgが、しっかりと示されていた。
このような経緯で、私は保健師さんの健康指導を緊急に受けることになった。

保健師さんは穏やかな口調で、色々な質問をして私の生活習慣を把握していった。
ひととおり尋問が終わると、見せたいものがあると言って、付いてくるように促した。
センター入り口のロビー。
食べ物に含まれる砂糖の量が示された展示があった。
私が毎日のように、積極的に摂取している食べ物ばかりが、展示されていた。

保健師さんはニコニコしながら言った。
「美味しいものは脂肪と糖でできている!ってCMがあったでしょ」
そして私の肩を軽く抱いて、力になるから一緒に変えていこうよ!と励ましてくれた。
この日を皮切りに、食生活改善プログラムが開始された。とはいえ意外にも簡単な下記の指示だ。
・1日の目標を達成すること
・体重を測ってグラフに書くこと
1日の目標について、保健師さんと相談した私は
①コーラなどの甘い飲料を飲まない
②食事には必ず野菜を取り入れる
③間食は絶対にしない
以上の3つを愚直に遂行することを誓った。
そして体重と1日の目標達成の記録を、月末にメールで報告し、3ヶ月後に再び面談しましょう♪という運びになって別れた。
その日の夜、久しぶりに自宅の体重計に乗った。
間違いなく70kg!
悪魔のような数値をグラフに記入した。
今日1日の食生活を思い返して、目標達成!!!と記入欄に「◎」印を付けた。
毎食の野菜摂取を守るには、外食より手作り弁当が適切だった。
辛かったのは、コーラが飲めないことだった。
真夏の暑さをキンキンに冷えたコーラで凌ぐという、我が家の伝統があって、この日も冷蔵庫には2リットルボトルが鎮座していた。
こうして、目標はほぼ毎日達成し、グラフも忘れずに記入して1ヶ月が過ぎた。
体重は・・・変化なし。
メールで報告すると、保健師さんから赤い「ハナマル」が書かれた返信が届いた。
順調に進んでいるので、この調子で!とのコメントをいただいた。
2ヶ月が過ぎた。
体重は・・・変化なし。
3ヶ月が過ぎて、面談のため保健師さんを訪ねた。
ちなみに体重は・・・変化なし。
私は保健師さんに申し上げた。
「私は短距離走が得意です。早く結果を出すために断食します!」

保健師さんは笑いながら穏やかに言った。
「それは一番ダメな方法です。逆に病気になったり、場合によっては命に関わるからね」
そして、このまま騙されたと思って続けることを、少し強めな口調で言った。
さて、この後どうなるのか?
後編に続く。
了
几戸姶洛
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