カメラの前でも通常運転 ~裕泉堂「モヤさま」取材で気づいた平常心の話~
盟友、吉田裕子さんの三鷹古典サロン裕泉堂が「モヤモヤさまぁ~ず2」の取材を受けまして、
句会参加者である梶間和歌もしっかり映っておりました!
10月18日(土)放送分です。
10月25日(土)12時14分に見逃し配信が終了するそうなので、ちょっと急いでご覧くださいね。
裕子さん「テレビに慣れてない人だとふわふわしがちなのに、和歌さんはいつもどおりの和の世界観でご自分の俳句を読み上げていて、すごいなと思った」
和歌「『慣れないテレビ取材が入ると、人はふわふわしたりパニックになったりする』という認識がそもそもなかった」
(35分40秒ぐらいからこの話題です)

カメラの前でも通常運転 ~裕泉堂「モヤさま」取材で気づいた平常心の話~
裕泉堂がテレビ取材を受けました!
こちらにも書いたとおりですが、
三鷹古典サロン裕泉堂主宰、吉田裕子さんは「こういう人」「こういうことをしている人」とひと言で表せない、多才でパワフルな女性です。
いちおう「古典の先生」「塾の先生」というのが……正確といえば正確?? なのかな???
私と同じように、特に日本の古典作品を愛し発信しておられるいっぽう、
私と異なり、若いころからメディアでの活躍含め多方面でお仕事をし、
数年前には三鷹に土地を買い、古典サロンを兼ねたご自宅を建ててしまった、
という、万年自転車操業経営の私が50回ぐらい転生しても絶対に真似できない人生を歩んでおられます。尊敬しかない。
句会のあと皆さんでランチしました✨
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) July 31, 2025
お手洗いから帰ってくると……
裕子「文学の人、お金の計算苦手だから」
和歌「(何の話? )私の話? 」
裕子「和歌さんは苦手とかいうレベルじゃない」#それなが過ぎる pic.twitter.com/Tk6v7hX0mF

その裕子さんの三鷹駅前のびのび句会が、テレビ東京系の「モヤモヤさまぁ~ず2」の取材を受けることに。
私も句会のレギュラーメンバーですので、その月も夕勤前のTシャツ・カーゴパンツスタイルで参加、カメラに映ってきました。
やはり句会レギュラーの、俳句甲子園出場経験のあるミカアンドロイドさんも共演しております!
梶間和歌の現在のプロフィール写真を撮ってくださったのもこのミカさんです。

そして、撮影の数日後でしたか、スナック裕泉堂にて別のメンバーで女子会していた際、テレビを持たない民である私が
「モヤさま、私は観られないな~」
というようなことを言ったら、
「TVerで無料で観れるよ」
と教えられ、えー令和のテクノロジーすごーいと感動。
地域制限も、どうやら日本国内であればだいじょうぶそうなので、テレ東の映らない地元島根県の家族や恩師、友人たちにも連絡したのでした。
舞い上がる……とは?
そうして放送当日、見逃し配信になりますが拝見しまして、
(見逃し配信終了後にアクセスされた方、ごめんなさい)
その晩は裕子さんがVoicy&YouTubeで雑談生配信。
モヤさまの感想などをおしゃべりされるのに対し、私たちリスナーも感想を送り、双方向の交流を楽しんでいました。

そうして気づいた、というか大爆笑したのが冒頭の話です。
・テレビ取材など慣れていない人だと、テレビカメラの前でふわふわしてしまい、浮かれた感じ、パニックな感じになりがち
・和歌さんには自分の世界があるので、テレビカメラにまったく動じることなく、自分の俳句を和の世界観でいい感じで音読した
・しかも、取材が入るからとキャッチーな俳句を詠むわけでもなく、自分の美学で良いと思う俳句を出していた
そうしたことを指摘され、
「はっ。そうか。人は一般に、テレビ取材などが入るとキャー、わくわく、ふわふわ、としてしまうものなのか!!! 」
「そしてたしかに、そういう反応をするという概念が私にはなかった!!! 」
と気づき、噴いてしまいました。
いや、それもさ、
「特別な場面でそわそわしたり、自分を良く見せようとしたりしても滑るだけなので、平常心でいつもどおりやろう」
と意識的に気をつけた結果の通常運転ではなく、
そもそも「人はそうなりがち」という概念の斜め上で好きなように生きてきたからこその通常運転だった、
という発見が、なんだかおもしろかったです。

自信と平常心
とはいえ、この取材が私の20代ごろにあったとしたら、
それこそ「自分を良く見せたい」という欲をかいて、結果的に滑った感じになる、ということになったかもしれない。
「そういう欲をかいてもかえって恥をかくだけ。通常どおりやるのが一番良い」
という認識を持つこと、どんなイレギュラーな場面でもその認識のとおりに動けるよう心を鍛えること、
そうした努力はたしかに、どこかの段階でしてきたのかもしれません(2つ前の恋愛でそのあたり鍛えられた気がする)
ただ、どちらかというと私の場合は、
端から見てどんなにスタンダードから外れた生き方であっても(天命と信じるもののために生活を顧みず突き進むとか、お金を稼ぐことに興味がないとか、結婚をしない子どもを持たないとか)、
この生き方に確固たる自信がある、だからこそ自分を良く見せる必要性がなく、通常運転する以外の選択肢が生まれなかった、
というのが根本にありそうな気がします。
自信があると、自分を良く見せようとする必要がなくなるのですよね。
そもそも良いと思っているし、それが他者から正当に評価されなかったとしても自分は価値を認識、確信している以上なにも揺らがないというか。
これ、裕子さんもどこかの動画でおっしゃっていたなあ。
たぶんこの講座だったと思います。有料になりますが、ご興味ありましたらぜひ。
・実力や自信があると、あからさまに力を誇示しなくてよくなる
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) September 21, 2025
・「こうして娘の面倒を見ているのを御息所もあの世から見て、納得しているでしょう」→数年後死霊になって出てきます
・「このころ、光源氏と柏木仲良しですね」こ、こわい!#三鷹源氏物語を読む会 https://t.co/tyBdnYdDkq

本当に実力のある人は、場の空気を乱してまで自分の知識や実績を誇示したりしないのですよね。
ああ、なんかバイト先でもそういうの、というかその真逆の例があったな……。
「あの子、ランク相応の実力ないじゃん」と周りに思われていた先輩ほど、出来の悪い後輩であった私に対して当たりがきつかったり、
なんか事あるごとに自慢に似た雑談をしてくるな~という先輩が実は私に好意を持っていた、とあとからわかったり。
私が「本当に和歌の実力のある人」かどうかはわからないというか、それは一生歩み続ける道なので終わりのない話ですが、
少なくともこれまでの和歌に対する情熱と取り組み方については、まあ人一倍やってきたという自負があります。
ですから、事あるごとに知識をひけらかす痛い人には(おそらく)ならずに済んでいると思う。
誰かが言っていたなあ。
知識や能力は、武器として前面に出し誇示するものではなく、
自分の背後に控えさせておき、役に立ちそうな場面で「どうぞ」と差し出すものなのだ、と。

いっぽう、Voicy生放送中に裕子さんのおっしゃった、場に応じて自分のモードをアジャストする能力というのも本当にすばらしく、大切なもので、
これは「実力をむやみに誇示しようとする」というのとは別の概念だと思いますので、
私も適度に空気を読みつつ、アジャストするところはアジャストしつつ、根本部分は落ち着いて自分らしさを発揮する、というハイブリッドでいけたらいいなと思っております。
昔よりはできるようになったと思うけど、どうかな~。

テレビ放送のご案内というところから我田引水してしまった感じはありますが、
10月25日の配信終了に間に合うタイミングでこの記事を読んでくださった方には、ぜひTVerでの見逃し配信をお楽しみいただけましたら幸いです。
そして、機会がありましたらぜひ、三鷹古典サロン裕泉堂に遊びに行ってみてくださいね!

PS.この時に詠んだ俳句
モヤさまに映った俳句
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) October 18, 2025
夕さりや萩をしがらむ猫二匹
梶間和歌#俳句 #haiku #三鷹駅前のびのび句会https://t.co/2B5DbziJOA
PPS.Voicy倍速再生について
裕子さんのVoicy生放送の後半の話題ですが、
「倍速しないと聞き切れなくなるほど、そもそも放送をフォローしないようにしている」
とコメントしたのは私です。
世代なのか、特性なのかわかりませんが、私の場合速めたとしても1.25倍が限度だな。
それを超えると頭になにも入ってきません。
耳から情報を入れること自体は苦手でないのですが、速度を速くすると理解、解釈ができなくなる、という特性のようです。
「限られた可処分時間のなか、倍速しないと学び切れない」
という方々は、よほどそちらに特化した能力をお持ちなのだろうな、と思っております。
でも、そもそも情報ってそんなに必要なのかな、そうして得たたくさんの情報の9割、いや、5、6割だって人生に活かせている人はどのくらいいるのだろう、
というのは、その能力を持たない私の抱く素朴な疑問です(いないとか無駄だとかは言っていない)
ということで、Voicyの倍速機能に関する一連の炎j話題について、異世界の異邦人の主張を眺める気持ちでいた梶間和歌でした。
Voicy、がんばれ~。

和歌物語に参加する
和歌にフルベットして生きる梶間和歌がつつがなく和歌創作、勉強、発信を続けるため、余裕のあります方にお気持ちを分けていただけますと、
私はもちろん喜びますし、それは日本や世界の未来のためにも喜ばしいことであろうと確信しております。
「この無茶苦茶な生き方を見ていると勇気がもらえる」
「こういうまっすぐな人が健康に安全に生きられる未来って、希望がある」
「この人を応援することで、人文知の明るい未来が実現しそう」
なんて思ってくださいます方で、余裕のあります方に、ぜひともご支援をお願いしたく存じます。
noteでのチップ、メンバーシップ、その他様々な形で読者の皆様にご支援いただき、こんにちの梶間和歌があります。ありがとうございます。
特にこのたび令和5年の隠岐後鳥羽院和歌大賞で古事記編纂1300年記念大賞を受賞し、表彰式を含む大会のツアーに申し込み、ツアー代金(9万円弱)は生活費と別に工面することになりました。
そちらのツアーには無事参りまして、翌年また城南宮・鳥羽殿賞を頂き、表彰式ツアーに再び参加。
皆様の金銭的なご支援があってこそ叶ったことです。あらためて、心より感謝申し上げます。もちろん、お気持ちでの応援も大変うれしく思っております。
こうした応援のひとつひとつが私の器を広げ、より良い和歌仕事を世界にお返しすることにつながっております。
令和5年、6年分ともに、ツアーの様子はこのマガジンで連載して参ります。どうぞお楽しみに。
今後とも、それぞれの領分において世界を美しくしてゆく営みを、楽しんで参りましょう。
この記事を書いた人


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