裕泉堂歌会こぼれ筆 2026年7月裕泉堂歌会レビュー記事
梶間和歌が講師を務めます「裕泉堂歌会」の、開催後レビューポストや関連記事、対談などをまとめております。
詠歌上のコツや注意事項など、特に初心者さん向けにまとめたものが多めです。
歌会そのものにご興味のない場合でも、お歌を詠まれる方にとってはお役に立つ部分があるかなと思います。
もちろん、これらを読んで興味を持たれた方の歌会へのご参加も大歓迎です。
主宰は三鷹古典サロン裕泉堂さま、講師は梶間和歌が務めております。

裕泉堂歌会こぼれ筆 2026年7月
2026年7月歌会レビューポスト
今月の #裕泉堂歌会 は、新しい方もお迎えして昨日開催しました。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) July 8, 2026
初めての方も、お久しぶりになる方も、もちろんレギュラー参加の方も、ありがとうございます。
・「初句切れはすべきでない」は「下手な初心者はすべきでない」の意味か。私も初心者には勧めない
・係り方があいまい
・韻律の勝利 pic.twitter.com/ApKkHWbb5q
・ただの創作論や決意表明にしない
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) July 8, 2026
・写メの代わりに歌で思い出を残す
・大きな概念や便利な形容詞に逃げない
・長年のアドバイスが伝わっていてうれしい
・音数律「4-4」は、よほど条件の揃ったとき以外避ける
・「『光(かげ)』という表記を見たんですが」
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) July 8, 2026
「現代短歌でしょう。私はそういうの嫌いです」
・実際には目視しえない景を言葉で描く
・脱・環境スローガン宣言短歌
・い抜き表現と他の文体のバランス
・なにが主(題)で、なにが従なのか
・歌枕強い
・上3句、下2句をともに体言で終えると難しい#歌の詠み方
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) July 8, 2026
これ以降しばらく #裕泉堂歌会 は20時開始です。
来月も8月4日(火)【20時】から、お待ちしております。https://t.co/5LiwOz7tLC
早めに投稿すると添削が受けられますし、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) July 8, 2026
もちろん、早めに出して添削なしという形も可能、
添削なしギリギリ投稿でも大歓迎です。
隠岐後鳥羽院大賞、和歌部門は7月末で締め切られますが、短歌部門の締め切りは8月末なので、
そちらに提出予定のお歌を裕泉堂歌会に出して反応を見るのもよいですね。 pic.twitter.com/4ZNcPlACla
最近の #歌の詠み方 ポスト
和歌を意味内容だけで捉えようとする現代の皆さんへ(歌詠み含む)#note #和歌 #歌の詠み方
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) July 5, 2026
歌の構造を読む ~京極派スペース抄~|梶間和歌(令和の京極派)https://t.co/MijTnXcNkh
京極派スペース抄を2つ公開しました。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) July 4, 2026
どちらも歌詠みさんのお役に立てる内容です。
現代短歌の方には多少意外性があるかもしれません。#note #和歌 #歌の詠み方
かぞへかぞへて ~和歌日記~|梶間和歌(令和の京極派) https://t.co/rX64UDHmDU
ふだんは先例を睨みながら詠出する宮内卿スタイルだし、比較的それで良い和歌が詠めるのだけど、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 30, 2026
今回の「鶯」詠は先例を読むのがつらすぎて、先例を睨みながら30首近く詠んだ自詠がつまらなすぎて、
先例を脇に置いて詠む俊成卿女スタイルでようやく、気に入りの歌がいくつか詠めた。
しかし初心者にはまず先例をくどいほど読み込んでから詠出することをおすすめします。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 30, 2026
14年やってきた私も、3ヶ月先例とにらめっこしたうえでそれを(今回は)諦めただけ。一度はにらめっこしています!#歌の詠み方https://t.co/HWOoZAMXkL
和歌詠み、短歌詠みにも尊い教えだ……。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 30, 2026
主語の大きな歌に共感は生まれないどころか、反感や軽蔑のほうが顔を出すことだってザラにあります。#歌の詠み方
教訓以前にこの文章そのものが美しくて、私ももっともっと学びたいと思った。 https://t.co/HGMLtUOTLr
そういえば、片桐洋一先生の『歌枕歌ことば辞典増訂版』では、きりぎりす・こほろぎ問題がバッサリ切られていたな。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 29, 2026
「今のこおろぎを「きりぎりす」といい、今のきりぎりすを「こほろぎ」といったとする説もあるが、不可」p135
根拠がその後に続きます。#和歌 https://t.co/x7IBnTcSEH
大変な良書なので、和歌読みさんは特に、お読みください。https://t.co/AptpIVMGxC#Amazonアソシエイト
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 29, 2026
×和歌読み
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 30, 2026
〇和歌詠み
もちろん和歌読みが読んでも良書です。
松虫鈴虫問題については、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 29, 2026
和歌詠みなら、その虫が実際どの虫か、などの些事に気を取られてはいけない、
松虫に「まつ」という音が、鈴虫に「すず」という音がある、という事実と、それらの本意だけに集中しなさい、
と言いたい。
和歌詠みでない方は妥当性の高い研究に従ってください。#歌の詠み方
過去の助動詞「き」は、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 26, 2026
少なくとも中古では「発話当日中の過去を表さない」。
鎌倉時代初期の六百番歌合でも
「昨日のことを言うなら『かかりし』と言え」
「今朝までもと言うなら『かかりつる』と言え」
と記録されている。
→「夕顔」巻の童の「御随身どももありしなにがしくれがし」は
「御随身どももありしなにがしくれがし」は
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 26, 2026
「御随身どももありし。なにがし、くれがし」ではなく
「御随身どもも、ありしなにがし、くれがし」と読むべき。
そもそも行列があったのに「御随身もありました」と言うわけがない。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 26, 2026
「車が通りました。運転手もいました」と言う人はいない。
(「き」の文法を知らない人でも文脈から読み取れるはずなのに誤訳が多い)
和歌・短歌指導で指摘してきたことが、今後は説得力をもって言えるぞ……。
現代日本人、「き(し)」を「過去」全般に当てはめがちで、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 26, 2026
完了の助動詞や存続の助動詞の存在を無視してナンチャッテ文語で短歌を詠む人が多すぎる。
なんなら「し」は知っているのにその原型が「き」だと知らず、
「き」であるべき箇所を「し」にする不勉強さんも少なくないから……。#歌の詠み方
×原型
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 26, 2026
○原形
私は和歌ガチ勢なので
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 24, 2026
「現代日本語で言いたいことを考えて、それを文語に直したのでは、翻訳短歌にしかならないよ。翻訳英語ではスムーズに英会話できないのと同じ。そもそも和歌の言語で発想しなければ和歌は詠めないのよ」
と初学のころから気づいていたのですが、 https://t.co/erKgmvFPuf
「そもそも和歌の言語で発想」できる人がほとんどいないということを、当時は知らなかったのだ。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 24, 2026
和歌も英語もネイティブが発想するように発想するとスムーズになる。
しかしそのやり方まで伝えられる人は少ない(私も体で覚えた側なので言語化して伝えられない)#歌の詠み方
「個性は出そうと思って出るものではない」
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 24, 2026
それ……それです……聞こえますか……私には関係ないと思っている歌詠みの皆様……。#歌の詠み方 https://t.co/h004iDNyfm
そうか。私が「結句の処理が云々」と言うのは、私が言語を構築して歌を詠むタイプだからなのだな。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 15, 2026
「構築」という概念のそもそもない歌詠みさんに、「処理」という概念は通じにくいのかもしれない。#歌の詠み方 https://t.co/QGJJHC6tcP
言語を構築して和歌を詠むことについて書いたエッセイ。#note #和歌
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 15, 2026
光厳院と定家のあいだで|梶間和歌(令和の京極派) https://t.co/DLPotEmBgM
「鶯」詠の先例を入れる「鶯先例」タブとあわせて、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 11, 2026
「鶯」詠に見られる特徴などをまとめる「鶯メモ」タブを作り、打ち込みを始めました。#隠岐後鳥羽院和歌大賞 #note #歌の詠み方 #和歌
題詠下調べ帖 ~題を見て詠む、その前に~|梶間和歌(令和の京極派) https://t.co/HWOoZAMXkL
感想や解釈、主義主張を述べたいなら、和歌や短歌でなく散文の一言日記でよいのでは、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 10, 2026
と和歌ガチ勢なので私にはどうしても思われてしまうけれど、一般にはそのお気持ち表明にこそ意味があるのだろうな……。#歌の詠み方
・和歌でお気持ち表明しないほうが読者には伝わる
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 6, 2026
・俳句にはお気持ち表明の余地がほぼない。和歌・短歌には七七があるので、お気持ち表明できてしまい、つい表明してしまう
・だいたいみんなお気持ち言いたいから
・お気持ち言わない中学生の歌なんて稀に見ると感動しちゃう
・「歌のレベルが上ってきたと感じた理由はわからなかったけど、お気持ち表明が少なくなってきたからだったのかも」
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 6, 2026
・理由は言語化できなくても、歌の変化自体は伝わっている
・「『コテンラジオおもしろいよ! 』と布教してきたけど成功率ゼロで。『おもしろいよ』とお気持ち表明していたからかも」
英語俳句(英訳ではなく英語で詠まれた俳句)を読み、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 6, 2026
意味はわかるのになにも頭に入ってこない、たどたどしいだけの英語に見える、
という経験をした。
英語詩に慣れているかどうかの問題もあると思うけれど、
私は、韻律というものの圧倒的な力を思いました。#俳句 #haiku
和歌も短歌も同じ。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 6, 2026
意味で創ると詩にならずに終わる。
定型詩を詠むのに韻律を軽視するな。#歌の詠み方
けんすうさんほどではないですが、言語優位の私は和歌を詠む際も言語で構築します。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 4, 2026
その結果、ビジュアル・シンカーの読者をビジュアルイメージで感動させるらしく、
「てっきり、僕なんかよりずっと鮮明な映像が浮かんでいるからこそこんなに鮮烈な和歌が詠めるのだと思っていた」と驚かれました。 https://t.co/2UYrr4RwPK
まったくそんなことはない。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 4, 2026
なんならビジュアルイメージほぼゼロで創作しています。
逆に、あまりにも美しい景色を見て和歌を詠もうとすると、視覚情報を言語に翻訳するというワンステップが入るので、どちらかというと苦手です。
もちろん、素人さんよりはできますが。
吟行が苦手な理由もそのあたりにあるのだろうな。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 4, 2026
吟行での体験を着想として、言語で和歌を構築し、最終的にその日見聞きした体験とはあまり関係しない和歌に仕上げることなら容易だが。
なお我が心の友定家くんはおそらく私と( ´꒳`)人(´꒳` )ナカーマ#歌の詠み方
私は和歌ガチ勢なので、和歌の意味を理解して「良い和歌ですね」と言うのもどうだろうかと思う派だが、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) May 31, 2026
それはまだマシなほうで、
おそらくほとんどの人は意味すら読んでいない、その和歌の設定場面について「せつないですね、良い和歌ですね」と言っているのだ、
と私は見ている。
それが通るなら、すべての片想いの和歌や失恋の和歌は秀歌ということになります。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) May 31, 2026
そんなわけないだろ。
詠歌背景込みで歌を「味わう」のはまだしも、「評価する」となると、
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 6, 2026
「それ散文でよくない? 」
「なんならおしゃべりでよくない? 」
という気持ちになります。
(雑の歌はそういうものなので背景込みで読んでOK)
裕泉堂歌会添削について
裕泉堂歌会こぼれ筆アーカイブ
裕泉堂歌会向けプチ講義動画
裕泉堂歌会に参加する
裕泉堂歌会は月に一度、火曜夜にオンラインで集う歌会です。
アーカイブ視聴も可能なので、時間や場所を問わず安心してご参加いただけます。海外からのご参加もありますよ。
初めての方も、久しぶりになる方も、もちろん常連の方も、お気軽にどうぞ。
主宰は三鷹古典サロン裕泉堂さま、講師は梶間和歌が務めております。
講師経歴
玉葉風雅見ざる歌詠みは遺恨のことなり。
1986年、島根県生まれ。
2009年~13年、自作の詩歌の対面販売に従事。
2012年、近代短歌に触れて短歌を詠み始める。
その年の夏、式子内親王の和歌に衝撃を受け、古典和歌、特に中世の新古今和歌、京極派和歌に傾倒。
2014年、ながらみ書房『短歌往来』3月号「今月の新人」に作品寄稿。
2020年、ながらみ書房『短歌往来』4月号の特集に評論寄稿。
同年5月、私家版歌集『生殖の海』上梓。
2021年、現代短歌社「現代短歌新聞」4月号「島根県の歌人」に作品寄稿。
2022年、ながらみ書房『短歌往来』8月号に作品寄稿。
2023年、ながらみ書房『短歌往来』9月号に作品寄稿。
2023年、隠岐後鳥羽院和歌大賞 令和4年入選。
2024年、隠岐後鳥羽院和歌大賞 令和5年古事記編纂1300年記念大賞、令和6年城南宮・鳥羽殿賞受賞。
2025年、ながらみ書房『短歌往来』4月号に作品寄稿。
2025年、隠岐後鳥羽院和歌大賞 令和7年入選。
2026年、ながらみ書房『短歌往来』2月号、3月号に作品寄稿。
2021年~22年、オンライン講座「歌塾」講師。
2023年~、裕泉堂歌会講師。
新古今和歌と京極派和歌の良き読者を増やすことを生涯の仕事とする。
心の友は藤原定家、心の師は永福門院と光厳院。(2026年現在)
和歌物語の維持メンバーになる
noteをはじめとした梶間和歌の和歌活動は、
メンバーシップ・チップ・寄付や有料コンテンツの購入などで支えてくださる皆様のお力で成り立っています。
お寄せいただいたご支援で生活を回しながら、和歌(特に京極派和歌)の発信をし、
また和歌にゆかりのある土地を旅してレポートを書いたり、歴史の勉強をしてエッセイを書いたりしてきました。
皆様のご支援があってこそ、多くの記事やコンテンツを無料または低価格で届けてこられましたし、これからも届け続けることができます。
「梶間和歌の活動や生き方に意義を感じている」
そして
「経済的に余裕がある」
という方には、この活動の維持メンバーとしてご参加いただけましたら幸いです。
noteのチップやメンバーシップなど、 ご無理のない形でお力添えください。
寄付という形に躊躇のお気持ちがありましたら、低価格のコンテンツのご購入という形でも等しく有難いです。
もちろん、あなたが作品や記事を読んでくださること、私の発信を受け取ってくださること、それ自体が私にとって大きな力。
経済的に余裕はないが価値や意義を感じている――そんな皆様からのスキやシェアなどにも、あらためて、心より感謝申し上げます。
皆様から頂いた支えを、これからも和歌をはじめとした人文知の発信という形で社会に還元してまいります。
今後とも、あなたはあなたの領分において、私は私の領分において、ともに世界を美しくして参りましょう。
この記事を書いた人


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