『新撰 小倉百人一首』読書会記録7
コテンラジオリスナーコミュニティの仲間と、週に一度読書会を持ち、塚本邦雄『新撰 小倉百人一首』を読み進めています。
ひとりで読むだけでは辿り着けない視点や感覚が、別の誰かの言葉によってふいに開かれることがあります。
ほかの皆さんは和歌ガチ勢の私の言葉で、私は和歌初心者の皆さんの言葉で「なるほど」と、毎回気づきや刺激を受け取り合う、豊かな時間です。
こちらはその読書会の記録です。
全10回前後……ではとうてい終えられない未来が見えてきましたが、全十数回、お楽しみいただけたらと思います。
『新撰 小倉百人一首』読書会記録7
#新撰小倉百人一首読書会 第7回。https://t.co/EwQ1YkWJBI#Amazonアソシエイト
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 6, 2026
コテンラジオリスナーdiscordコミュニティの交流会や、読書好きの集うチャンネルで私や読書会メンバーの皆さんが
「和歌読書会楽しい! 」
と何度も言うので、
「聞き専で入ってもいいですか? 」
ということで、
ということで、今週は初参加の方が2名もいらっしゃいました。
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おふたりとも途中で
「白熱していますね! 用があるのでここで失礼します」
と去っていかれたのですが、
その後さらに、予想外に議論が盛り上がり、
「人文知……!!! 」
と残りの3人で噛み締めることになりました。
コテンラジオという、人文知を広めるpodcastをきっかけに集った仲間だからこそ、かもしれません。
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・電気のなかった時代の夜道や夜空は想像できないのか
・「前の時代と比べて、和歌レベルアップしました? 」
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・私が「万葉時代つらい」「古今時代つらい」と言っていた理由が理解されつつある
・地元の高校のクラスで輝いていた彼が霞んで見える問題
・もごもご感、音の響きと意味
・「聞ききや」はないだろ!
・意味は通っていても、歌として美しくない
・梶間和歌が英語俳句に感動できない理由は、ビジュアル・シンカーでないからかもhttps://t.co/tgOCymjGTQ
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・水鳥=浮く=憂く
・自覚できない認知バイアス
・専門歌人と上級貴族の歌の違い
・上級貴族の歌が分析できるのは、梶間和歌が位の高くない専門歌人側だから
・同居妻を詠んでも恋歌にはならない(和歌の話。短歌はご自由にどうぞ)
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・「恋」とは離れている相手や対象に身も心も惹かれる気持ち
・ラブラブハッピーなんて恋歌には詠まない
・勅撰中の「恋三」ですらあの調子
・近現代の『万葉集』礼賛は明治維新の弊害
・有名作品はかえって低レベルな本が出回りそちらの広まる憂き目に遭う
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・「強ひて褒めようと思へば、いくらも迎へた解釈を試み、作者も鼻白むくらゐの頌詞は捧げられるだらう」(原文旧字体) by 塚本邦雄大先生の序
・「僕らまだ蒸気船で来航したペリーでわーきゃー言ってるので……」https://t.co/th4UZthJHp
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・「最初のころは『塚本先生はそう言うけど、この人の百人一首歌もいいじゃん』と思っていたけど、最近は『定家さん、なんでこれ撰んだの!? 』と思うことが増えた」
・「これまでも『こんな歌があるのか! 』と感動してきたのに、あれはまだ山頂ではなくふもとだった……」
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・「あれ。でもあとまだ50人ぐらいあるんですよね? 」
・山頂はいづこ
・あとこの読書会メンバーはこの本を読み終えたら京極派の本も読みたいと言ってくれています
・山頂……?????
・「『万葉集』を読む読書会にしなくて本当に良かったですね」
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「つらい……『万葉集』つらい……と私が言い続けて、続編はなかったでしょうね」
・「冬の月」は新しい歌材、「堀河百首」にもない
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・「『氷と見ゆる冬の夜の月』に感動」
「新古今時代にはさらに進化して『志賀の浦や遠ざかりゆく波間より氷りて出づる有明の月』というのが詠まれますよ」
「うっ。未来からの使者にやられた……」
・和歌でお気持ち表明しないほうが読者には伝わる
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・俳句にはお気持ち表明の余地がほぼない。和歌・短歌には七七があるので、お気持ち表明できてしまい、つい表明してしまう
・だいたいみんなお気持ち言いたいから
・お気持ち言わない中学生の歌なんて稀に見ると感動しちゃう
・「歌のレベルが上ってきたと感じた理由はわからなかったけど、お気持ち表明が少なくなってきたからだったのかも」
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・理由は言語化できなくても、歌の変化自体は伝わっている
・「『コテンラジオおもしろいよ! 』と布教してきたけど成功率ゼロで。『おもしろいよ』とお気持ち表明していたからかも」
・「霞の奥にほのかに見える月の光のように伝わるものなのか……」詩的!
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・「人生の美しい生き方が和歌から学べるなんて……」
・和歌は人生を良くする道具ではない。ただし、本気で和歌をやれば人生が良くなるのは事実
・人文知ってそういうもの
・人生を良くするために「利用」するものではない。結果論として人生に活きるもの
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 6, 2026
・歌集やブログを残していなくても、過去に読んだ本を読み直すことで自分の変化に気づくこともある
・小説は数時間、漫画も頑張れば数日で読み切れるが、大河ドラマは時間がかかるので何度も観直せない……
・素朴な西行や実朝から入り、新古今に没頭したのち、老年になって西行のすごさに気づく人もいる
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) June 6, 2026
・子どものころに読んだ絵本の深さに老年になって気づくように
・ピカソの絵もそうか
・梶間和歌はどうだろう(そもそも西行スタートではない)
・人文知……
・人文知とは……
・人文知深い……
こんなに盛り上がる読書会になるとは……。
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塚本先生にも、ご参加の仲間にも、集うきっかけとなったコテンラジオにも、感謝。https://t.co/EwQ1YkWJBI#Amazonアソシエイト
塚本邦雄『新撰 小倉百人一首』はこちらからどうぞ。
序文で爆笑し本文で唸り跋文でまた爆笑すること間違いなしです。
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『新撰 小倉百人一首』読書会記録
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