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『歌合を読む――試みの和歌論』覚え書き ~和歌の読書記録~


友人吉田裕子さんに勧められ、その分厚さに圧倒されつつも楽しく読みました。

「錦先生、和歌研究者ですよね? 和歌実作者ではないですよね?? 」と確認したくなる箇所がいくつも。
丁寧で誠実な研究を経ると、ご自分で歌を詠むわけでなくとも、歌詠みの実態がおのずと明らかになるのですね。
(現代短歌の歌詠みについては知らない。和歌詠みについてはそうである、とだけ言える)

理論についても精神論についても刺激になるのではないでしょうか。
和歌詠みの皆様におすすめします。
私も、動画講座や添削で「理由を聞かれても困る。これはこういうものだ。ダメなものはダメ」と押し切るしかなかったことの一部が、この本のおかげで理論武装できました。
今後説得力を増した形で指導、展開できそうです。





『歌合を読む――試みの和歌論』覚え書き ~和歌の読書記録~


隠岐一畑交通の赤路さんについてはこちらをご参照ください。

赤路さんがおもしろすぎるからって、この記事に戻ってくるのを忘れたらダメですよ。


それはともかく、社内のカラオケ。
私は純粋なお勤めをしたことがないので、純粋な社内親睦のためのカラオケには行ったことがないのですが、
学生時代に部活仲間でよく行っていたカラオケの様子を振り返るに、私のありようは明らかにその目的を履き違えていたな、と恥ずかしくなります。

お前の歌唱力を見せつけるでない。
調和と親睦を目的とするカラオケの場を梶間オンステージにするでない。

と、いまの私なら言ってやるのですが、まああれはあれで「カラオケの女王」なんてあだ名され楽しんでもらえていたので、良かった、の、か?
しかし、微妙な気持ちになった人もいただろうな~といまの私なら想像できます。恥ずかしい。

光厳院に鍛えられ成長した約20年後の私は、バイト先の、下手したら自分の子であってもおかしくない年齢の後輩たちとカラオケに行くことになった時、
ジェネギャで気を遣わせてはいけない、シラけさせてもいけない、と事前に一人カラオケで米津玄師の「Lemon」を猛特訓してから臨んだほどです。
自分の歌いたい歌を好き勝手歌う女王より、その場のマジョリティに合わせて努力してくれる女王のほうが絶対に好かれますからね。見た目年齢はそこそこ若いし。


個人、個性、大好き! ですからね。




×永吟シーン
○詠吟シーン
スマホからの入力なので時々変換ミスがあります。申し訳ないです。







誤植だと思われます。



前回読み、まとめた『「和歌所」の鎌倉時代』も思いあわされる。


あと、特に何も断らなければ、どんな景を詠もうが心を描こうが「そのように捉えている我」が想定されるわけなので、
ことさら歌のなかに「我」と詠み示す必要性はない。くどい。うっとうしい。


ここでは『古今集』の次の2首が良くない例として引かれています。

A 山には松の雪だに消えなくに こは野辺の若菜つみけり(春上・読人不知)
B 花のごと世の常ならば過ぐして 昔は又も帰りなま(春下・読人不知)

理由は上に引いたとおりです。
この分断、断絶のエネルギーを逆に利用することもできますが、それにしても原則は押さえておきたいものです。






現代短歌の皆さんに聞こえる大声で……。








前後の文を読むに、誤植だと思います。



問:いったい何なのだ?
解:論外です。






ぼーっとしていてもインスタントな楽しみが無限に与えられるSNS時代、和歌の修練なんてものに関心を持つ若者が少ない、またはいないのも、むべなるかな。






昔から「歌人は歌の代理母であるべきだ」と主張してきました。
プロフィール小説もご参照ください。





以上です。ありがとうございました。
ご興味を抱かれた方は、ぜひ本文をお楽しみください。


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この記事を書いた人

photo by ミカアンドロイド

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