『源氏物語』学習ノート2026年第1回 ~國學院大學オープンカレッジ~
國學院大學オープンカレッジで受講している、文法学者小田勝先生の『源氏物語』講座の学習記録です。
文法の観点から『源氏物語』を学ぶ、そんな積み重ねを残してゆけたらと思います。
『源氏物語』学習ノート2026年第1回 ~國學院大學オープンカレッジ~
これの初日でした。おもしろかった……。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) April 30, 2026
「あなたのところに飛んで行く鳥は怪鳥です。鳥はメス鳥のところに行きます」の小田勝先生。
やはり「大学教授は授業が下手」は都市伝説です。
下手な方はいると思うが、一般化してはいけないと思う。 https://t.co/y3YNfJKvTW
光源氏の年齢の数え方が湖月抄と本居宣長でずれる理由について、初めてきちんと学べた。
— 梶間和歌@令和の京極派 (@WakaKajima) April 30, 2026
明石の君が六条院入りする「十月」と、六条院にすでにいるとされる「九月」を、どう読むか、というところらしい。
春秋争いの返事の「春」が「秋」の1年半後とするのはおかしい、と考えるのが本居宣長。
北村季吟の『湖月抄』では、明石の君が十月に六条院に入り、その翌年九月に明石の君が六条院にいると読むが、
本居宣長は、紫の上と秋好中宮の春秋争いの返事の「春」が、六条院完成の年の「秋」の「翌年の春」であるのが自然で、1年半後の春であると考えるのはおかしい、と読むそう。
後者が新年立の根拠になるのだけど、
その場合、六条院に引っ越す前の明石の君が九月の時点で六条院にいると描かれるところはどう整合的に読むのだろう。
作者のミスということでいいのだろうか。
ともあれ、旧年立では「夕顔」巻の光源氏の年齢が十六歳とされるところ、
新年立だと十七歳である、と考えるそうです。
「知識があると見える世界が変わる」
というお言葉も印象的でした。
「なんのために勉強するの? 」
「古典なんかやっても役に立たないじゃん」
と、さすがにこの歳で思いませんが、そういうふうに思ってしまうお若い方々にはこの言葉をぜひ伝えたい。
『源氏物語』学習ノート ~國學院大學オープンカレッジ~
2025年國學院大學夏の集中講義
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