【北アルプス】槍ヶ岳|新穂高から飛騨沢を登る残雪期テン泊ルート(山頂絶景)
はじめに
北アルプスの象徴とも言える槍ヶ岳。
鋭い穂先のシルエットに憧れた登山者は多いと思います。
今回はお誘いをいただき、3人で新穂高温泉から槍ヶ岳を目指しました。
残雪期の5月。夏道はまだ雪の下に隠れ、飛騨沢を登るルートになります。
この記事では
・新穂高温泉から槍ヶ岳までのテント泊ルート
・残雪期の飛騨沢の状況
・雪渓や山頂直下の注意点
を実体験ベースでまとめました。
これから
新穂高から槍ヶ岳を目指す方の参考になれば嬉しいです。
山行概要
山名:槍ヶ岳
山域:北アルプス
日程:2019年5月18日〜19日(1泊2日)
天候:晴れ
コース
新穂高温泉 → 白出沢 → 槍平小屋 → 飛騨沢 → 槍ヶ岳山荘(テント泊) → 槍ヶ岳 → 同ルート下山
距離:26.3km
累積標高:2386m
行動時間:約17時間
体力度:★★★★☆(ロング+標高差あり)
新穂高から槍ヶ岳は距離も標高差もあり、
北アルプスらしい登りごたえのあるルートです。
コース全体図

新穂高温泉を起点に、槍平小屋を経て飛騨沢を登り槍ヶ岳山荘へ。
翌朝に山頂へ登り、同ルートで下山する往復ルート。
この山を選んだ理由
今回は知人からお誘いをいただき槍ヶ岳へ。
北アルプスの中でも
象徴的な山の一つ。
鋭く尖った山頂は遠くからでも目立ち、
「一度は登ってみたい」と思っていました。
残雪期ということもあり
ルート状況には注意が必要ですが、
天候も安定しており
北アルプスの景色を楽しめる条件が揃った日でした。
コースの様子と感想
新穂高温泉〜白出沢
登山者用の無料駐車場に車を停めてスタート。
新穂高温泉周辺の有料駐車場は
早朝だと閉まっている場合もあるため注意が必要です。
無料駐車場から登山口までは
20分ほど歩きます。
しばらくは
長い林道歩き。
登山道らしい登りは
白出沢から始まります。

白出沢〜槍平小屋
白出沢から登山道へ。
ここからは
沢沿いの道をトラバースしながら
少しずつ標高を上げていきます。
残雪期は
雪渓がいくつも残っています。
場所によっては
・夏道が雪で埋まっている
・沢の上の雪渓を渡る
という場面もありました。
沢の下を水が流れている場所もあり
慎重に通過しました。
途中からアイゼンを装着。

槍平小屋〜飛騨沢
槍平小屋は
雪にかなり埋まっていました。
ここで少し休憩。

この先は
夏道が完全に雪の下。
そのため
飛騨沢を登るルートになります。
最初は緩やかですが
徐々に斜度が増し、
飛騨乗越が近づく頃には
かなり急斜面になります。

振り返ると
北アルプスの景色が広がり
思わず足を止めてしまいました。

飛騨乗越〜槍ヶ岳山荘
飛騨乗越を越えると
ついに槍ヶ岳が目の前に。
この瞬間は
何度見てもテンションが上がります。
テント場から見上げる槍ヶ岳は
圧倒的な存在感。

この日はテント泊。
到着した頃にはかなり眠く
山荘で少し休憩させてもらいました。

槍ヶ岳山頂
2日目は
日の出前に出発。
まだ誰も登っておらず
山頂は貸し切り状態でした。
山頂直下は
・岩場
・梯子
・鎖
が続きます。
残雪はほぼありませんが
一部凍結している場所もあり注意が必要です。

そして山頂へ。
そこには
・北アルプスの大展望
・八ヶ岳
・雲海
・遠くには富士山
思わず
「ずっと見ていたい」
そう思う景色が広がっていました。


※この稜線はさらに北へ続き、
ジャンダルム・大キレットまで縦走しています。
▶ 【北アルプス】ジャンダルム・大キレット・槍ヶ岳 2日間40km縦走
コース状況・注意点
※2019年5月時点
■ 白出沢周辺
雪渓トラバースあり。
沢の上は水が流れているため慎重に。
■ 槍平小屋〜飛騨乗越
夏道は雪の下。
飛騨沢を登るルートになります。
■ 下山時の凍結
朝は雪面が凍結するため、滑落リスクあり。
■ 山頂直下
岩場・梯子・鎖あり。
混雑時は渋滞する可能性。
振り返り
槍ヶ岳は何度見ても、やはり特別な山でした。
鋭い山容と、そこから広がるアルプスの景色。
登る過程も含めて、山そのものの魅力が詰まっています。
普段は静岡の山を中心に歩いていますが、
こうしてアルプスに来ると山のスケールの大きさを改めて感じます。
静岡の山も、アルプスも。
それぞれの良さを感じながら、これからも一歩ずつ歩き続けていきたいと思います。
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