【南アルプス】光岳|厳冬期に日帰り挑戦、白銀の稜線と絶景の29km
2024年1月27日、厳冬期の南アルプス・光岳を日帰りで歩きました。
スタートは深夜0時。
芝沢ゲートから林道を進み、易老岳を越えてイザルガ岳、そして光岳へ。
距離29km、累積標高差約3,000m。
冬装備を背負い、ノートレースの雪とラッセルを越えて歩く長い一日になりました。
厳冬期の光岳は、静かな稜線と美しい雪景色が魅力ですが、
同時に体力・装備・判断力のすべてが求められる山でもあります。
この記事では、芝沢ゲートから光岳山頂までの行程と、
実際に歩いた体感や装備、判断のポイントをまとめました。
冬の南アルプスに興味がある方や、
光岳を歩いてみたい方の参考になれば嬉しいです。
山行データ
山域:南アルプス
山名:光岳・イザルガ岳・易老岳
日程:2024年1月27日
形式:日帰りピストン
距離:29.1km
累積標高差:2,955m
行動時間:16時間
コース定数:72(きつい)
コース全体図

芝沢ゲートから光岳をピストン
はじめに
山友さんから
「光岳を日帰りしない?」
と声をかけてもらいました。
光岳は過去に2回登っていますが、どちらも1泊2日。
厳冬期の日帰りは初めてです。
距離も長く、冬装備での行動になるため簡単な山行ではありません。
ですが、こんな機会をいただけるなら挑戦してみたい。
そう思い、参加させてもらいました。
芝沢ゲート駐車場
仕事を終えて支度をし、そのまま芝沢ゲートへ向かいました。
出発予定の0時の少し前に到着。
準備を整え、ヘッドライトを点けてスタートです。
この時点ではまだ気温も低く、空気が張り詰めたような静けさがありました。
1.約5kmの林道歩き(芝沢ゲート〜易老渡)
まずは易老渡までの林道歩き。
真っ暗な林道を約1時間ほど歩きます。
途中には凍結している水たまりもあり、慎重に進みました。
この林道が意外と長く、ここで無理にペースを上げないことが大切です。
やがて易老渡に到着。
ここから本格的な登山が始まります。

2.標高差約1,400mの急登(易老渡〜易老岳)
易老渡からは、ひたすら続く急登。
約4kmで標高差1,400mを登るルートです。
暗い中、ノートレースの雪を踏みながら進みます。
面平付近からチェーンスパイクを装着し、三角点付近からスノーシューへ変更しました。
冬靴とスノーシュー。
片足1.5kgほどの重りをつけて歩くような感覚で、体力の消耗は想像以上でした。
三角点のピークでは、三角点は雪の下。
下山時には掘り起こされていました。

3.易老岳を越えて稜線へ
易老岳を越えると、視界が少し開けます。
ここで初めて、
御嶽山や中央アルプスの峰々が見えました。

暗い時間帯に登ってきたので、
視界が広がった瞬間はとても嬉しかったです。
三吉平付近でちょうど日の出。
太陽が出ると体感温度が一気に変わります。
「お日様は偉大」
本当にそう感じる瞬間でした。

4.静高平〜光小屋
明るくなると景色が一変します。
歩いてきた稜線を振り返ると、
雪に覆われた南アルプスの山々が広がっていました。
そして前方の斜面に見えてきたのが 光小屋。
ここまで来られたことに感無量でした。

小屋の周辺からは
・富士山
・聖岳
・上河内岳
・中央アルプス
・御嶽山
などが見渡せます。

5.イザルガ岳
光小屋の手前にあるイザルガ岳へ。
ここで少し休憩し、
カップラーメンを食べました。
極寒の中で食べるラーメンは格別です。

冷たい空気の中で食べたカップラーメンが格別に美味しく感じました。
山頂からは
・富士山
・聖岳
・上河内岳
・兎岳
・御嶽山
・中央アルプス
など、素晴らしい眺望が広がっていました。

6.光岳山頂
荷物を光小屋付近にデポし、光岳へ向かいます。
スタートから約10時間。
ついに光岳山頂へ到着しました。
光岳の山頂は樹林帯のイメージがありましたが、
実際には想像以上に展望があり、素晴らしい景色でした。
ここまで来られた達成感は大きく、
とても嬉しい瞬間でした。

下山
下山は同じルートをピストン。
雪と氷の急斜面では滑落のリスクもあるため、
アイゼンやストックを使いながら慎重に下りました。
冬の行動では
・水分補給
・体温管理
・装備の使い方
がとても重要だと改めて感じました。

今回の山行を振り返って
今回の光岳は、
・距離29km
・累積標高差約3,000m
・冬装備
・ノートレース
と、決して簡単な山行ではありませんでした。
ヘロヘロになりながら歩きましたが、
無事に日帰りできたことに感謝です。
特に一緒に歩いてくれた
山友さんのおかげで、楽しい一日になりました。
天気にも恵まれ、
冬の南アルプスの素晴らしい景色を見ることができました。
この経験を大切にしながら、
これからも山を歩いていきたいと思います。
参考リンク
おわりに
静岡の山を中心に、
毎週末、稜線を歩いています。
派手な山よりも、
静かな山・深い山・条件を読む山行が好きです。
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