【南アルプス】光岳(2,592m)静岡の百山ガイド|難易度とルート解説
はじめに
光岳は静岡の百山の一座。
南アルプス南部、長野県境に位置する標高2,592mの深南部の名峰です。
芝沢ゲートからの長いアプローチと急登が特徴。
実際に複数回歩いた経験をもとに、難易度・ルート・判断ポイントを簡潔にまとめます。
1|山の概要
標高:2,592m
エリア:南アルプス南部(川根本町方面)
主な登山口:芝沢ゲート(易老渡経由)
行動距離目安:約29km(1泊2日)
累積標高目安:約3,000m
コースタイム目安:約18時間50分(1泊2日・標準)
難易度目安:★★★★★(体力上級)
※日帰りは非常にハード。一般的には1泊2日が現実的。
2|この山の特徴
芝沢ゲートから約4kmの林道歩きで始まる長いアプローチ
易老岳までの急登が核心
稜線は南アルプスらしい雄大な展望
百名山だが静けさが残る深南部の一座
派手さよりも「到達感」。
歩き切った人にだけ見える景色がある山です。
3|代表ルート解説
【芝沢ゲート〜易老渡〜易老岳〜光岳 ピストン(1泊2日)】
距離:約29km
累積標高:約3,000m
目安時間:約18〜19時間(標準)
● 前半の特徴(芝沢ゲート〜易老岳)
芝沢ゲートから易老渡まで約4kmの林道歩き。
林道は年により崩壊箇所あり。自転車利用は状況次第。
易老渡からは休める区間の少ない急登。
面平付近以外は淡々と標高を上げる体力勝負。
ヒルが出る季節もあるため注意。

● 中盤のポイント(易老岳〜光小屋)
易老岳で一度稜線へ。
しかしここで終わりではなく、アップダウンが続きます。
静高平に安定した水場あり(状況確認必須)。
光小屋は営業状況により避難小屋扱いの場合あり。

● 山頂の様子
光岳山頂は広く穏やか。
背後には聖岳方面の大きな稜線。
早朝、ガスが抜けると圧巻の展望です。
少し足を伸ばせば光石やイザルガ岳も好展望。

注意点
林道状況は毎年変わる
易老岳まで急登が続く(休憩ポイント少)
水場は静高平が安定。厳冬期は雪で埋まる場合あり。
梅雨〜夏はヒル注意
天候急変時の撤退判断が重要
4|実際の山行記録
▶ 山行記録一覧
2020年6月(梅雨期・1泊2日)
2021年9月(台風接近後・1泊2日)
▶ 光岳|厳冬期に日帰り挑戦、白銀の稜線と絶景の29km
▶ 光岳〜信濃俣周回|43.9km・累積4300m・深南部の空白を繋ぐ2日
同じ山を繰り返し歩くことで、林道状況や水量の違いも体感。
深南部は「経験の積み重ね」がそのまま安心につながる山域です。
5|歩くときの判断ポイント
ー 実際に歩いて感じたこと
林道+急登で前半に脚を使いすぎない
易老岳到達で安心しすぎない(まだ半分)
水は静高平を前提に計画
ガスが出やすいので早朝行動が有効
深南部らしく、撤退判断は早めに。
「無理をしないこと」が、結果的に完登へ近づきます。
6|こんな人におすすめ
南アルプス南部をしっかり歩きたい人
ロングコースの体力確認をしたい人
深南部入門の百名山を探している人
静かな百山を積み上げたい人
7|ひとこと
遠い。
長い。
きつい。
それでもまた歩きたくなる。
光岳は、そんな山です。
8|静岡の百山を歩く
▶ 百山ガイド一覧はこちら
▶ エリア別まとめはこちら
※近日公開予定
静岡の百山は、派手さより奥深さ。
一座ずつ、積み上げていきます。
最終更新:2026年6月20日
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