見出し画像

ホラー小説家の、アイディアと知識を育てる手帳術•ノート術

20260630 誤字修正・私のセットアップエリア追記

① はじめに:なぜ今「ノート術」を提案するのか

はじめまして。会社員で、行政書士で、とある音楽チームの代表で、小説家もやっている者です。ちなみに資格試験の勉強をしたり、歴史を調べたりするのが趣味。そんな私ですが、この度ルーズリーフを利用したノート術を提案させていただきます。

▶AIが思考の一部を代替する時代

AI時代が本格的に到来しました。これまで一部の人が利用していたAIはもはや万人が利用するツールになりつつあります。
「AIなんて使ってないよ!」という方もいらっしゃるでしょうが、意識していなくても、検索エンジンに質問をすれば最初の答えはAIが返してくれる世の中です。おそらくAIを目にしたことがないという方はだんだん減っていくのでしょう。

正直、私も数カ月前まではAIにはちょっと懐疑的でした。その昔、電子書籍が出てきたときの「私は紙が好きだもんね」という感覚に近い。

でも、最近はちょっと思うのです。

AIって産業革命だわ

だってもう、我々はAIを拒めませんから。検索すればAI、アプリを使うとAI、何かのサービスを導入したらAI、何なら役所の質疑応答もAI。あ、こりゃもう受け入れるしかないわ、と思いました。
考えてみれば蒸気機関は輸送の常識を変えただけではなく、その後のエネルギー革命を起こし、そこで爆誕した印刷はその後のメディア革命を起こし、原発、コンピューター、インターネットと我々は抗いがたい変化に翻弄されつつも便利に使いこなしてきたわけです。ん?使いこなしたかな??

そしてAI。嫌だとか良いとかという問題ではなく、もはや生活になりつつあるのであれば、我々はまた便利に使いこなさねばなりません。

▶「私」がすること、したいこと

そんな中で、手帳大好き、ノート大好き、ノート術マニアとも手帳ジプシーともいえる私は考えました。

私、めちゃくちゃアナログ人間だな

と。ですが、このノートって、どんな産業革命が起きても消え去りはしなかった。最古のノートってなに?とAIに聞いてみたら、粘土板とかパピルスとかが出てきました。古い……そして、デジタルの世の中になっても紙が消えることもなく、不思議と生き残っている紙。それだけ、人は「記録」して「思考」したいのではないでしょうか。そうだと言ってくれ。

AIの持つ知識量にも計算能力にも、一人の人間が勝つのは難しい。でもそんな私たちが、楽しく彼ら(?)と生きていくには「考え続けること」で戦うべきなのかもしれません。そうありたいな、と思います。

そんな風にまじまじとノートを使う方法を考えたところ、ある一つの方法がとてもしっくりきました。

めちゃくちゃ目新しいものではないのですが、バレットジャーナルとか、一元化とかにちょっぴり挫折した経験のある私が行きついた、シンプルに思考に向き合い、育てることができたノート術、むしろ思考を育てることに全振りしたノート術、正確には「ルーズリーフノート術」です。

必要なものは100円ショップで買えるものばかり。予算はそうですね税抜500円もあれば十分でしょう。
学生でも、社会人でも、主婦でも、フリーランスでも、簡単に安価に始められますので、まずは一度試していただけると嬉しいです。


② ノートの限界と、AI時代の違和感

巷には様々なノート術がありますよね。
あれこれ試した私が一番グッと来たのは「一元化」と「バレットジャーナル」でした。しかし、次のような問題が発生した。

  • 書いても活用されないメモ

  • タスクとアイデアが混ざる問題

  • 情報は増えるのに、思考は増えない

確かに、一元化は物忘れには劇的な効果をもたらしたし、タスク管理も簡単になりました。アイディアもたくさん出た。けれど

書いたノートが埋もれてしまう。日々の雑多なメモに重要なことも書き連ねるのは、確かにこれ一冊ですべてを終えられるという点ではとても良かった。ですが、一冊だからこそ、検索が難しい。
目次をつけてみたもののいまいち書いたものを活用しきれませんでした。

タスクとアイディアが混在することはメリットでもありデメリットでもありました。タスクを見ている間にアイディアが出たり、アイディアを見ている間にタスクを思いついて追加したりという相互効果はあった。
けれど、どうしてもタスク寄りの生活になってしまって、アイディア自体はたくさん出てもそのあとが続きませんでした。

そこで、私には思考するスペースが必要だと考えたのです。
具体的に言えば「思考するページ」が必要だと考えたのです。


③ GROWリーフとは何か

▶思考と行動を育てる4階層OS

今回、ノート術ではありますが、このノートを自分のオペレーションシステム、いわゆるOSとして再構築してみました。
自分の人生を自分で動かすためのOSです。
このOSは全部で4階層です。
「計画」「管理」「記録」「育成」の4階層。
この4階層を行ったり来たりしながら「TODO」「記録」「アイディア」を行き来するのが目的です。

▶ルーズリーフだから成立する設計思想

情報の一元化は確かに有益でした。この一冊にすべてがあるというはとても良かった。一方で、アイディアや知識を育てにくいというデメリットがあった。

一元化はしたい
特定の内容はさらに深めたい

という二点を充足する必要があります。

そこでふと考えたのが「ルーズリーフ」です。学生の頃、使ったことありますかね。
もともとはノート派だった私はあまり活用できた試しがなかったのですが、高校生の頃には割とよく使っていました。
今見ると……使えそう。
特に「特定の内容を深める」というところでは実に良い。
情報を足せるというのは綴じノートにはない利点です。
「計画」「管理」「記録」であればノートで十分だったかもしれません。ですが、自分で考える、集めた情報の使い方を模索するといった能動のための作業テーブルが少ない。バレットジャーナルであっても一元化ノートであってもかつてのアイディアに追加しながら記載したり、試行錯誤の記録を一括で見直したりはちょっとしにくい。

ですがルーズリーフならできる。
これだ!と思いました。
自由に抜き差しできること、これこそが「育成」のために必要なんだ。


④ 4つのエリア構造(OSの全体像)

それではさっそく、このノート術の説明をしていきたいと思います。
必要なのは、ルーズリーフ、バインダー、ペン。最近は100円ショップがとても便利で、三つを買いあさってきたのですが、全部で330円(税込)でした。ちなみにアイボリーにしてみた。
サイズはB5かA5が一般的。おすすめはA5以上です。B5を使っていますが、A5も捨てがたい。
リフィルは横罫、方眼、無印などがありました。
お好きなものを使っていただいて良いと思います。私は横罫が好き。
ちょくちょく自分の好みを挟んですみません。

▶エリア1 VISION(3年計画)

では、買ってきたノートの見開きページを上下に3分割、左右に12分割してください。
一番上の方はちょっと開けておくといいですね。ここに月を書き入れます。
最初の月は1月でも4月でもいいのですが、ノートを始める日を持ってくるのはお勧めしません。
例えば今が7月で、自分の生活が1月から12月で区切るのが良いという方でしたら、1年目の7月から書くことをお勧めします。
これは、今後の区切りを1月に持ってくるために必要です。
学生さんや学校関係の方、年度でお仕事をされている方は4月~3月の区切りでもよいと思います。その場合は一年目の冒頭3カ月は空欄になります。

また、今手掛けているものが5年計画である方や、大学生など将来の区切りを4年5年6年にしたい方は上下を3分割にするのではなく、4分割や、見開きを2ページ使って6年計画等を立てることもおすすめしています。

つまりはある程度の将来を想定したプランニングのテーブルを設定します。
最初は別に書くことが無くても構いません。
将来なんてあんまり考えてないよ、という方はとりあえず3年、1月~12月の枠を作ってみてください。

ここにわかっている予定を入れてみてください。
旅行に行くとか、試験を受けるとか、ダイエットの目標とか。なんでもいいです。とりあえず書いてみてください。

▶ エリア2:PLAN(マンスリー管理)

次に作るのは管理ページです。
マンスリーページを12か月分くらい作成しておきましょう。
こちらも見開き1か月をお勧めしますが、ちょっと大きすぎるなという方は片面1か月でも結構です。
プリントアウトしたものを貼ってもいいと思いますし、サイズに出力したものを綴じこんでもいいとは思います。ルーズリーフの穴あけパンチも売ってますしね。ルーズリーフに印刷するという手もあるか……

ここでのおすすめは上半分にカレンダー、下半分はTODOにすることです。
カレンダーと月間TODO が見開き状態で書ければOKです。TODO のエリアはカレンダーと同じくらい堂々と取っておくのがおすすめです。

TODO エリアは3つに分けます。

生活のTODO
仕事後のTODO
アイディアのTODO

できれば上下ではなく左右で分けましょう。TODO に上下関係を持たせないためです。
ここにはメモも入れます。
例えば生活のTODOなら

 ・粗大ごみ申し込み
 ・サブスク見直し
 ・20日ごろ郵便届くはず
 ・25日給与30万円

等です。

仕事のTODOは大きなものを入れます

 ・20日までに規定案を作成
 ・30日までに契約書バック
 ・●●さんにメール返す

アイディアのTODO には希望も書いてしまいましょう

 ・長編アイディア1本
 ・note投稿1/2
 ・note投稿2/2

「・」でタスクを書いていきます。着手してすぐに終わったなら書いたものを線で消しましょう。
着手したけど終わってないものは「▶」というステータスに変更します。
タスク自体なくなったものも線で消してしまいます。目に見えているのは現在残っているタスクだけにします。
来月とかにリスケになった場合には来月のタスクに移動させておきます。

▶エリア3:CAPTURE(日々の記録)

お次は日々の記録ページです。
ここは朝起きたら書くのをお勧めしています。
基本的に新しいページに日付を書いて、モーニングページとかをする方はまずそれをしてしまいます。私はしてないけど。それでも変な夢を見た時や体調等はちょっとメモをしたりします。
今日やることを書きだします。


 ・粗大ごみ申し込み
 ・郵便投函
 ・銀行連絡
 ・先生にメール
 ・案件Aの草案作成

等。思いつくままに順序も関係なく書きだします。いいんです思いつくままで。

そのあとはここにひたすら時系列でメモを取ります。
その中でアイディアが生まれた時には「▶」を使ってメモを取ります

▶ ルーズリーフのノート術ってどうだろ。
みたいな形で書きます。
本を読んでもこんな感じで
▶ 「AさんがBさんに話しかけたから世界は滅亡した」読了
荒唐無稽な話だったけど、まあまあ面白かった。Aさんは猟奇的な人かと思ったけど一番の常識人だった。意外。
みたいな感じです。
▶ 社内会議「AI導入検討タスクフォース」
 議題・AI導入するけど、ルールはどうするのか
 議題・規程の整備は
等といった発言したい内容のメモもどんどん書きます。

貼り付けたりもします。住民税の通知書も、ゴルフのスコアカードも、もらった書類も貼り付けます。

混在はちょっと目に良くないと思われた方は、一日に対してリーフを二枚用意するのもおすすめです。TODO や日々のあれこれのリーフを一枚。アイディアリーフを一枚。一日に少なくとも二枚の紙を使う。

1枚目(日常と仕事のタスク管理+記録)

 ・粗大ごみ申し込み
 ・郵便投函
 ・銀行連絡
 ・先生にメール
 ・案件Aの草案作成
▶ 社内会議「AI導入検討タスクフォース」
 議題・AI導入するけど、ルールはどうするのか
 議題・規程の整備は

等といった発言したい内容のメモもどんどん書きます。
レシート貼ったり
おいしかったお菓子のラベルを貼ったり

2枚目(アイディア用のリーフ)
▶ ルーズリーフのノート術ってどうだろ。
みたいな形で書きます。
本を読んでもこんな感じで
▶ 「AさんがBさんに話しかけたから世界は滅亡した」読了
荒唐無稽な話だったけど、まあまあ面白かった。Aさんは猟奇的な人かと思ったけど一番の常識人だった。意外。

骨子は、

・日々のアイディアを取りこぼさずに記録すること

・後々拾い上げられるようにしておくこと


です。

細かいルールはご自身でカスタマイズしても良いと思います。

▶ エリア4:GROW(知識・アイデアの育成)

このノート術の一番の肝はここ。育てるための農場のようなエリアです。

アイディアの中から気になるもの、育てるものはこちらに移します。ちなみに1アイディアごとにルーズリーフは新しくします。
そしてエリア3のアイディア部分には「▶」を一つ書き足して「▶▶」にします。このアイディアは深く検討しているよ!という合図です。
そしてエリア4のページにはこんな感じで書きだします。

▶ 20260629 ルーズリーフのノート術ってどうだろ
 ・バレットジャーナルよき
 ・一元化よき
 ・でもちょっと紙面足りなくない??
 ・ルーズリーフ
 ・A5?? B5??

このページでは思いつくままにあれこれ書いてみます。
翌日考えたことも書き足して、何なら資料とかも貼り付けます。

仮にこの日にもう一つアイディアがあった場合には、枝番を付けます。

 ▶ 20260629-1  ルーズリーフのノート術ってどうだろ
 ▶ 20260629-2  銭湯の効能を調べてみる

私の場合には小説のネタだしにも使います。
零番線特急という小説を書いていたときの最初のメモはこんな感じでした

エリア3
 ▶ 電車のホラー
とあったメモを
 ▶▶ 電車のホラー
に変更します。

エリア4
 ▶20160203 電車のホラー
 主人公は高校生
 電車で不気味な場所に連れていかれる……
 はると
 けい
 戦争入れたい
 さかさえき
 なんで連れていかれたのか。罪があるから。

みたいな感じでエリア3の一言ネタをエリア4のページで育てます。

エリア4
 ▶20160203 電車のホラー
 主人公は高校生
 電車で不気味な場所に連れていかれる……
 はると
 けい
 戦争入れたい
 さかさえき
 なんで連れていかれたのか。罪があるから。
201✕1012 編集部打ち合わせ
電車ホラー。主人公は男性二人。
進んでいくにつれて不気味なことがおこるといい。
201✕1103 メールメモ
編集者さんからリンク。ホラーゲーム。
一両ごとにコンセプトを変える?電車内移動?
駅移動?

こんな感じでどんどん育てていきました。

アイディアが完成したら、または成果物が世に出たら
「 ▶20160203 電車のホラー」という部分を線で消します。終わった!という達成感がすごいです。

生活につかう時は

エリア3
 ▶ 投資信託何を選ぶ
後日
 ▶ 投資信託、楽天証券 SBI??
さらに後日
 ▶▶ 投資信託何を選ぶ

 ▶▶ 投資信託、楽天証券 SBI??
エリア4
 ▶20260603 投資信託何を選ぶ
 ▶20260612 投資信託、楽天?SBI?


という感じで二つのきっかけを一つのページに集約することもあります。
このまま投資信託の勉強をする感じです。


⑤ 1日の使い方:朝・昼・夜で思考が変わる

それでは、具体的な使用方法を見てみましょう。
私の生活スタイルだとこんな感じです。

  • 朝:Capture(とにかく書く)

  • 昼:Plan / Action(選んで動く)

  • 夜:Grow(意味づけて育てる)

別に朝昼晩でなくても良いのですが、会社員なので、じっくりアイディアに向き合う時間は夜になりがち、調べものをして書き足したりするのも夜になりがちです。とはいえ、昼休憩の時に調べて書き足したりもします。


⑥ アイデアが資産になる仕組み

「▶」 →「 ▶▶」 →「 打消し線」 の思考プロセス

基本的にアイディアはたくさんあればあるほどいいと思います。その中で幾つ育つのかは本人にもわからない。だからこそ、たくさん拾っておいて、たくさん目に入れる必要があります。
だからこそ、気軽に書きだして、育てるものをピックアップして、最後はちゃんと成果物にしてあげる。できたものはちゃんと卒業させてあげる。このプロセスが考えを深めて、知的生産を完了させる。
私は自分の人生においてこのプロセスを活用したいがゆえに、ノートを利用しています。つまり、このノートで自分のプロセスをオペレーションしているというイメージです。

アイデア番号管理(日付-1など)

アイディアにはある程度有効期限のあるものがあります。例えばAIの解説などは1年後には陳腐化している可能性が高い。だからこそ私は日付をもとにしたナンバリングをしています。
日付と、その日に二つ三つ必要な項目が出ていたら枝番をつけるという感じです。

「書き捨てないノート」という発想

今までは書いて満足、なんとなく見返して満足という形だったのですが、今はちゃんとアイディアを育てるという発想でノートを利用しています。
せっかくのアイディアですから、ちゃんと利用しないと勿体ない。
AIは1から10も100も引き出してきますが、0から1は作れないと思っています。
AIにはプロンプトが必要ですからね、今のところ……
0から1を作るのが人間であるなら、そこに注力したい。
とはいえ、アイディアを思いつくだけならみんなできるんです。これいいな、あれ良いな、と考えるだけだから。
でもそれを育てていかないと意味がない。だからこそ書いたアイディアは書き捨てにしないでほしいと思います。


⑦ 学生・ビジネス・大人でどう変わるか

さて、ではこのノート術、ビジネスとか向けなのかというとそうでもありません。これまでも学生さんは、とか、生活では、と書いた通り、年齢もポジションも何も関係なく利用できるノート術であると思っています。

▶学生モード

  • 勉強が「理解」に変わるノート

  • 自分の「?」を「強み」に変えるノート

使い方調整
エリア1 2年 3年 4年 6年等 終業年限に合わせて計画する
エリア2 仕事TODOは学習や課題・宿題のTODOにする
エリア3 授業で気になったことや、あとで調べること等をメモ
エリア4 授業のノート(科目別)・演習ノート
※学生さんの場合には育てるべきは学習ノートだと思います。そのため最初からエリア4を利用していくのが良いと思います。むしろエリア3には気になったことや、覚えたいものなどを書いていく。
 エリア3 
  ▶ 遺伝ってそもそも何のためにあるんだろ
 調べてみる
  ▶▶ 遺伝ってそもそも何のためにあるんだろ
 エリア4 遺伝のノート
  ▶ 遺伝は……

とか

 何なら直接エリア4で育ててもいい
  日本史のノートで
   ▶ 茶釜で爆死の人ってなんだっけ
  調べた後で書き加える
   ▶▶ 茶釜で爆死の人ってなんだっけ
   松永久秀だった。(絵を貼る)茶釜で爆死はエピソードで……
  さらに資料があったらルーズリーフに貼り付けて、一緒に挟む。

どんどん情報を差し込んでいく。
紙面が足りなくなったらルーズリーフなので追加できるのが一番の魅力です。

私事ではありますが、高校に入学して早々、指の骨を折りました。右手。
日々の授業の準備が大変で、そもそも文字が書きにくい。
科目ごとに鞄からノートを出すという作業がこんなに苦痛に感じるものかと思いました。そこで初めてルーズリーフを使ってみたのです。
登校したらファイルを出す。帰るときにしまう。これだけ。
リフィルの出し入れは金属バインダーだったので、片手でも簡単でした。

そんなわけで高校生活の最初にルーズリーフを使うことになりまして、なんなら筆圧がうまく出ないためにペン一発書きに対する耐性が付きました。

当時使っていたものと全く同じものはなかったので、一番似ているものはコレ。

▶ ビジネスモード

  • 仕事が「資産」になるノート

  • 経験を活用するノート

知的生産なんてほどんどしない。効率化重視。という方でも問題ないと思います。むしろ合理的に使ってほしい

使い方調整
 合理性を追求

 エリア1 変更なし
 エリア2 変更なし
 エリア3 
  ▶ 取締役会 副社長お出迎え お茶よりコーヒー(追記)
 エリア4
  ▶ 取締役会
     開始20分前に副社長お出迎え
     コーヒーを用意する。
     レクサスでくる

あちこちに散らばりやすいメモをエリア4に集めるイメージです。この場合はエリア3にある
 ▶ 取締役会 副社長お出迎え お茶よりコーヒー(追記)
はエリア4に転記したら線で消してしまいましょう。エリア4はマニュアルにも落ちないかもしれないけれど、自分で覚えておくとよいメモになります。

会議の議事録等はエリア4の方が後々参照したりしやすい

 エリア3
  ・13時~進捗会議 ▶
 エリア4
  ▶20260629 13:00 進捗会議
   議事メモ

後日
 エリア3
  ・13時~進捗会議 ▶
 エリア4
  ▶20260701 13:00 進捗会議 (前回の続きにメモ)
   前回(20260629)の議事録によると……

こんな感じにしておくと、前回の会話をも覚えている感じで話せます。 

▶ライフモード

  • 日常が「整理された人生」になるノート

  • 情報を散逸しないノート

  • 難しいことを乗り越えるためのノート

生活主体で利用するなら、金銭出納、子供のイベント、病院、読書記録、電気とかの契約、スマホ契約、プラン見直し、レシピ等でしょうか

使い方調整
エリア1 1年とかでもいいかもしれません
エリア2 TODOについては 日常タスク、インフラ整備、お金とかでTODO 分けをしてもいいかも
エリア3 例えばレシートなどを張り付けたり、お薬手帳に貼るような情報を書いておいたり、言われたことをメモったり、レシピをメモしたり貼ったり。
エリア4 エリア3の情報を育てる

エリア3
レシート添付3枚
支出合計 2,322円 ▶
エリア4
 家計簿エリアを作る。


エリア3
 ▶ サツマイモのさっぱり煮
 レシピを貼る
 作った感想、工夫したいことなどをメモ
エリア4
 ▶20260629 サツマイモのさっぱり煮
 (修正後のレシピをこちらに)

こんな感じ。
薬のことを調べたりしてもこちらに書いておくと、あとから先生に「これとこれは飲み合わせ駄目ですよ」とか言われても追記しやすい。


⑧ GROWリーフの本質

最後のプロセスがあります。
使ったルーズリーフの保管です。

12月や3月……
一区切りがついたなら、さらにバインダーを2つ購入していただきたい。
一つは「記録や管理」のための、エリア1~エリア3までのバインダー。
もう一つは「育成」のための、エリア4のバインダーです。

これで購入する物は最後です。
全て100円ショップなら最初の準備から全部で550円。これで皆さんの人生に思考が育つというテーブルが整います。

私はこのノート術を一枚の葉を育てるように、情報を育てて思考を育ててほしいなという思いから「GROWリーフ」と名付けてみようと思いました。
ただ記録するだけでも、ただ思考するだけもなく、そのいずれも「育てて」行ってほしい。時間の流れを大事にしながらも情報や思考そのものの時間も有意義に積み上げてほしいという気持ちです。

さて、一年または一年度が終わった時、エリア1に戻ってみましょう。
来年(度)はどうしたいかな。どうできるかな。もともとの計画を変えるという方は元の計画を線で消して新たな計画を書き入れてください。
多少計画が遅れていても大丈夫。時間はちゃんと育ちます。


⑨ このノートが変えるもの

たかがノートの使い方です。ですが、自分の一日を一年を一生を有意義に使うためのOSです。AIという情報だけならいくらでも出してくれる相棒を得た人生で、その情報をどのように使っていくのかを考えるツール。
このノートは簡単ではありますが、皆さんの人生の質を少し変えてくれると思います。例えば

  • 一日の意味

単なる24時間ではありません。今日という一日は1か月の中の1日で、あなたがエリア1で設定したスパンの中の1日で、人生の中の1日です。この一日をどう使うのかに向き合えるようになるとおもいます。

  • 学びの質

学びの最重要ポイントは一元化です。ノートは分けずに一元化が一番いい。だからこそ、一元化ですべてを乗り切るのもいいでしょう。
資格試験の勉強なども基本的には学生さんと同じように利用すればよいと思います。

  • 仕事の質

メモをメモで終わらせないことが大事です。
パソコンでまとめるのも良いですが、外で参照したりするにはやっぱりノートは強い。あと、アクセスするのにも実は最速だったりします。電源入れて、フォルダ開いて等は不要ですから。

  • アイデアの扱い方

こちらは縦覧できるのが強みだと思います。エリア3には様々な情報が混在します。それらが有機的に合わさって新しいアイディアが生まれることもある。そんなアイディアは直ぐに今日のページに▶をつけて書いてしまいましょう。
そしてそれが育てば大きな成果につながるかもしれません。


⑩ おわりに:書く一日は、かけがえのない一日になる

  • 書く一日は、考える一日になる

  • 書く一日は、学ぶ一日になる

  • 書く一日は、明日のための一日になる

  • 書く一日は、創造する一日になる


書く日には、かけがえのない一日になる

そう信じて。皆様のアイディアの一葉が、大きく大きく育ちますように!



おまけ 私のセットアップ紹介


蛇足ではありますが、私のGrowリーフのセットアップをご紹介いたします。
最初は100円ショップのルーズリーフとベージュのバインダーで始めたノート術ですが今年は無印のバインダーを利用しています。
ビジネスにもマッチする黒が好き。惜しむらくはジャストサイズすぎるので透明ポケットなどがはみ出てしまって使えないこと。
横罫ユーザーなら無印のリフィルもお安くておすすめです。
あとA5ならマンスリーリフィルがあるのもいいですね。B5からの乗り換えを本気で検討しそう。資料添付の頻度によってはあるいは……という気持ちです。

エリア1 3年計画 1月はじまり

  •  この3年で達成したい目標

  •  決まっている予定

エリア2 マンスリー

ここだけリフィルは方眼を利用して、手書きでマンスリーリフィルを作成しています。予定は色分けしています。もちろん黒一本でも十分です。私が忘れっぽいので色分けしてるだけ。
 生活 黒
 イベント 赤
 仕事 青
 創作 緑
TODOエリアは3つ
 生活(振込予定とか、趣味サークルの連絡関係とかのTODO)
 仕事(リーマン仕事とか、行政書士関連のTODO)
 創作(作家仕事とか、書きたいものの自主締め切りとか)

※ 生活が変ってしまいまして、この部分は独立させました。とはいえ一元化推しですから一冊でイケるという方はぜひエリア2も残してあげてくださいね。どうしても独立させなくてはならなくなった理由はこちら。

エリア3 雑記エリア

基本的に左上に日付を入れます。視認性を高めるために日付は【】に入れています。
朝の段階で思いつくTODO を書いておきます。
後は思ったままに思ったことを書くだけ。
アイディア、読んだ本、気になる単語等後からアクセスしそうなものや、思ったことのタイトル、例えば「こんなキャンプギアそろえたいな」と思って検索したなら「▶ほしいキャンプギア」とか、行きたい銭湯リストを作ってみたなら「▶銭湯リスト①」とかを書いてから書き連ねます。

「・」と「▶」以外のマークはほとんど利用していません。
殆どというのはたまに「★」とか「¥」とかを思いつきでくっつけたりするからで、ここにルールはありません。

例)ちなみに本当に2026年6月30日に書いたTODO はこんな感じ

・セミナー代金振込 ¥8,000
・銀行に連絡
・ノート術のnote編集
・Xのプロフ編集
・先生にライン
・規程案作成
・AI導入ガイド作成
・イベントリスト作成

このうち、ノート術のnote編集は今やってますし、Xのプロフは通勤中に編集を終えましたので

・セミナー代金振込 ¥8,000
・銀行に連絡
▶ノート術のnote編集
・Xのプロフ編集
・先生にライン
・規程案作成
・AI導入ガイド作成
・イベントリスト作成

こんな感じになります。
編集が終わったらこんな感じになります。

・セミナー代金振込 ¥8,000
・銀行に連絡
▶ノート術のnote編集
・Xのプロフ編集
・先生にライン
・規程案作成
・AI導入ガイド作成
・イベントリスト作成

例えばこのページに

▶短編小説「蝶の舌」
 少年の指先はまるで蝶の舌のようだった。するする伸びて花の蜜を吸うかの如く、目の前の男の耳の中にもぐりこんで

みたいなことを書いたとすると(はるか昔にそんな話を書いたのですけど……)これがエリア4でプロット作業に入るとこうなりまして

▶▶短編小説「蝶の舌」
 少年の指先はまるで蝶の舌のようだった。するする伸びて花の蜜を吸うかの如く、目の前の男の耳の中にもぐりこんで

原稿を書き上げますとこうなります。

▶▶短編小説「蝶の舌」  20260630
少年の指先はまるで蝶の舌のようだった。するする伸びて花の蜜を吸うかの如く、目の前の男の耳の中にもぐりこんで

創作以外だと、例えば業務中に気になったことがあったとします。

▶ 囲繞地通行権について
▶ 借地上の私道について

エリア4に調べたことは書いていきます
ちなみに私はアイディアについては1アイディア1枚を利用しますが、こういった調べたことについては関連のジャンルでまとめています。
この場合はエリア4の「仕事」のところに

▶ 20260630 囲繞地通行権について
 囲繞地通行権とは……
▶ 20260630 借地上の私道について
 借地は……

とどんどん書き足します。

エリア4 育てるエリア

私はこのエリア4をさらに4つのエリアになんとなく分けています。
TODO とかと分け方は基本的に同じになってしまいました。エリア内でもなんとなく同じジャンルの物は同じリーフで育てますが、まったくの別畑の場合には分けたりもします。法律、金融とかのざっくり分けです。

  • 生活(出納記録とか、趣味の調べものとか)

  • 仕事(ファイナンスとか、法律とか)

  • 創作(小説とか、noteとか)

  • NEW 勉強(資格試験勉強とか


私もたくさんのリーフを育てたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集