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【#RealVoice2025】「再燃」2年・雨野颯真

雨野颯真です。
プロサッカー選手になります。

目標は常に宣言した方がいいということなので改めて言わせてもらいました。



自分の中では大学でその目標を終わらせると決めているから、残りあと2年というところまで来た。
高校の時はまだ大学4年間あるという保険のようなものがあって焦りは一切感じていなかった。どうせなれるだろうとどこかで甘んじて過ごしてしまっている自分がいたはず。


しかし、今は違う。大学でその目標を終わらせると決めた瞬間から、時間は保険ではなくなった。残り2年という現実は、自らの毎日の選択や姿勢に対して本当にそれでなれるのかと問いかけてくる。高校時代のようにまだ先があると自分を甘やかす余裕は、もうどこにもない。


ここで今シーズンを遡ろうと思う。
関東リーグ22試合のうち11試合に出場。
海本くんと綺麗に半分半分である。

出続ける事は難しいと教えられたシーズンであった。出られていない時は正直サッカーに対する熱量は少し冷めていたかもしれない。
本当に俺にとってサッカーがいちばんいいのかそう思ったこともある。

でも後期の試合は全てベンチで過ごしたからこそわかったこともあったはずだし見えていなかったものが見えた気がした。ピッチの外にいる時間は、想像以上に自分を苦しめた。アップを終えても呼ばれない名前、試合が進むにつれて遠ざかっていく出場の可能性。悔しさや不甲斐なさで胸がいっぱいになり、自分は何をやってきたんだろうと何度も自問した。


それでも、ベンチから見た90分は、ピッチの中では決して見えなかった景色を教えてくれた。

仲間が走り、声を枯らし、限界まで戦う姿。
勝った試合の安堵、負けた試合の重たい空気。


自分が出ていなくても、チームは前に進み、試合は容赦なく終わっていく。


その現実は残酷であると同時に、とても正直だった。
そこで初めて気づいた。サッカーは確かに自分の中心にある。
でも、サッカーが全てではない。
出られない自分にも価値があり、支える役割があり、人として学べることがある。


ピッチに立てない時間が、自分の存在を否定するわけではなかった。むしろ、苦しい時間を経験したからこそ、サッカーを本気で愛していた自分と、サッカーだけに縋っていた自分の違いに気づけた。結果が出ないときでも、自分自身を見失わずにいられるか。それが、このシーズンが自分に突きつけた最大の問いだったのだと思う。
ベンチで過ごした後期は、決して無駄な時間ではなかった。あの時間があったからこそ、今の自分は少しだけ強く、そして少しだけ優しくなれた気がしている。


改めてサッカー選手になりたい。
ならなくてはいけないと思っている。


もしサッカーが本当に全てではないのなら、なぜここまで苦しくなるのか。
なぜ悔しさで眠れず、なぜ名前を呼ばれないだけで心が壊れそうになるのか。

答えはひとつしかなかった。
自分は、サッカーに人生を預けてきた人間だからだ。



苦労してきた時間、報われなかった努力、遠回りばかりの道。その全部が、この瞬間のためにあったのだと思いたい。簡単になれなかったからこそ、簡単には諦められない。

ピッチに立てない時間が、自分の覚悟を削るのではなく、むしろ研ぎ澄ませてくれた。もう逃げ道は作らない。残り2年という限られた時間の中で、結果を出すことから目を背けない。たとえ誰にも期待されなくても、自分だけは自分を裏切らない。サッカー選手になる。ベンチで流した悔し涙も、何も言わずに支えてくれた人たちの存在も、すべてを背負って、必ずピッチに立ち続ける。その姿を、次は自分自身に見せる番だ。


その覚悟は、言葉にした瞬間から自分自身への約束になる。軽い気持ちで口にできるものではないし、逃げ場もなくなる。それでもあえて宣言するのは、もう迷いながら進む段階を終わらせたいからだ。結果が出なければ、すべて自分の責任。その厳しさを受け入れた上で、それでも挑みたいと思えるものが、今の自分にとってサッカーしかなかった。


プロになるという道は、努力すれば必ず辿り着けるものではないことも知っている。才能、環境、タイミング、運。そのどれか一つが欠けるだけで、夢は簡単に遠ざかる。それでも、自分が積み上げてきた時間や流してきた汗、そして悔しさまで含めたすべてを否定したくはない。結果が出なかったとしても、全力で挑んだと言える自分でいたい。その覚悟がなければ、この道に立つ資格はないと思っている。


これから先、思い通りにならない日も、心が折れそうになる瞬間も、きっと何度も訪れる。それでも、そのたびにベンチで感じた悔しさや、ピッチを見つめ続けたあの時間を思い出すだろう。あの90分が、自分をここまで本気にさせた。あの経験があったからこそ、今の覚悟がある。


もう一度言う、残り2年。
この時間を、自分の人生で最も濃く、最も誇れる時間にする。結果で語れる選手になるために、日々の練習、一瞬の判断、一つひとつのプレーに全てを懸ける。サッカー選手になるという夢を、夢のままで終わらせない。
その覚悟を胸に、もう一度、自分はピッチに立ち続ける。


ご精読ありがとうございました。




次回の部員ブログは内林佑斗(FCトリプレッタユース)です。ピッチ内外で色々とあって4年生にブチ切れられたりられなかったりな彼ですが、噂によるとア式の中でトップ10に入るスピードを持っているらしいです。どんなことを書いてくれるのでしょうか。是非ご覧ください!


◇雨野颯真(あまのそうま)◇
学年:2年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:前橋育英高等学校


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