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【#RealVoice2025】「懺悔」新4年・小笠原幹太

「195分」

これは紛れも無い
今年私が出た公式戦の出場時間。

数字は残酷で、明確な実力不足を露呈する。
この結果に対して、部員は全員納得すると思う。仕方がないよねと。

本当に情けない。
そんなシーズンだった。

出てきそうになる言い訳を押しこらえ、
4年生になる前に、この部員ブログを使って、“悔い改める時間”にしたい。

2024シーズンは今思えば、
18試合中13試合に出れたという点において良いシーズンだったと思う。

新体制では確実にAに行けると思ってた。
けど実際はBチーム。
そんな甘くないんだなと思いながら、そこまで悲観的にならず、
「自分をしばこう」と思って、日々行動していた。

大好きなラーメンをやめ、
大好きな飲み会にも行かず、
大好きな実家にはあえて帰らないことで、
あえて自分に少しストレスを与えた。

それが好転し、すごくいい状態で新シーズンが始まった。
ただ、始まってすぐの東京カップは健輔がスタメンだった。
そこに関して何も文句はなかった。

彼は、忘れもしない2024 Iリーグ慶應義塾大学戦でのアップ中の怪我で欠場した以来のスタメンで、
競技者としての序列以前に仲間として戻ってきたことが嬉しかった。

少し昔話をさせてもらうと、
その慶應戦までは私がスタメンで
調子も良かった中で健輔が起用され
それに対して不満をこぼしてしまった。
しかも本人を前にして。
それが豆腐メンタルの彼への激薬となり怪我をしたと思っている。
あろうことか、その試合では自分のキャッチミスで敗れ、
バチが当たるとはこういうことかと心の底から自分を悔やんだ。

そんな背景もあったため、
このときは自然と応援していた。
アップでも常に彼の1年半ぶりの公式戦への緊張をほぐすことだけを考えてた。

結果的にチームの調子は良く、
健輔のおかげでPK戦も勝ち、
1次戦のトーナメントでは優勝した。
ずっとサブだったが、チームが1個ずつ勝っていくその過程に携われて嬉しかった。
何より居心地が良かった。




ついに迎えた決勝トーナメント1回戦。
vs東京23FC

前日に事件は起きた。
アップ開始5分後、不動の守護神の腰が悲鳴をあげた。
うずくまって微動だにしない彼を見て察した。
「明日スタメンだ俺」

その日まで一生懸命やってきたことは事実だし、調子も良かったから自信もあった。
でもそれが「空元気」ならぬ「空自信」であることに気づくのは試合後だったかな。

試合に関しては3失点したこと以外、正直覚えていない。
こんなにもあっけなく終わったのかと、
みんなで積み上げた積み木を自分が壊した感覚だった。
そして人生で初めて「無気力状態」を味わった。
いつも通り試合の振り返りをしたいが、
リプレイするごとに、失点シーンのみんなの顔や相手の喜ぶ顔が都度フラッシュバックして、
自分の無力さを永遠と突きつけられてる感覚だった。13年目にして初の経験だった。



振り返ってみて1番の失敗は、
この負けを原動力にすることができなかった。
その悔しさを思い出すことができなかった。
これが、今の自分の最大の弱さだと思う。

神様は変わるきっかけは必ずくれる。
マリオでいうとスター状態。
私はスターになったのに歩みを止めてしまった。
この悔しい期間でどれだけ成長できるか、
考えず走り続けるか、
あらゆる障壁をぶち壊して思いを行動に移せるか、
このリバウンドメンタリティなるものの本質にやっと気づけたような気がする。

今数えるとこのスター状態が(変われるチャンスが)
今年だけで「4回」あった。しかし、

1回目(東京23FC戦):自分って無力だな(悲観)
2回目(Bチーム→Cチーム):なんでだよ(他責)
3回目(Cチーム→Bチーム):寝坊
4回目(Bチーム→Cチーム):無感情

こんな感じで何も確信めいたことに気づけなかった。
これがチャンスであると思えなかった。
なんなら意地悪とまで思っていた。
それでは変われないのも当然だった。

見て貰えばわかる通り、このチームで一番カテゴリーが変わった人だと思っている。
週末の試合に週1回しか同じカテゴリーで練習できないまま試合に臨むといったこともあったし、
2部練は当たり前だったし、
すべて自分のためだと思いがむしゃらにやってきたつもりだった。

でもやっぱり結果を求めてしまう自分がいたのも事実で、
「試合に出て勝つ」といった目に見える結果が欲しかった。
自分が主軸となってチームを勝たせたかった。

そんな思いを抱えながらも試合に出れず、Iリーグ残り4節に差し掛かっていた。

よく近藤コーチが「自分が調子がいいのはもちろん大事。だけどライバルと比べて自分がどこまで示せているか。そこをよく考えてほしい。」という言葉を口にする。

本当にその通りで、結果的に木庭の牙城は崩せなかった。
最初は自分が出た方がとか考えていたけれど、今思うとそんなことはなかった。
チーム状況が逼迫していくにつれ、徐々にことの重大さに気づいた。
気づいたときにはもう遅く、降格が決まった東京国際大学戦後には後悔が残った。

もっとチームの一員として働きかければよかったなと。
降格した原因に間違いなく自分がいるということ自体が悔しかった。
試合に出れずに降格したことが悔しかった。
もっと練習中にできることはなかったか。
試合でもっといい準備はできなかったかと。
また自問自答タイムが始まった。
考えすぎちゃう。すぐ行動に移さないといけない。これは永遠の私の課題だと感じている。

早いもので来年、4年生になる。
私は「プロになる」という大きな夢を抱いてこの組織に入った。

でも正直に言えば、その炎は小さくなっている。
だからこそ薪を替える。

“プロ”ではなく、
「このチームで日本一になる」 という薪に。

学生サッカーの集大成の年を、そこから始めたい。
必ず日本一を取る集団の1人だったと、胸を張って言えるように。

この195分を、終わりにしない。




次は武沢健伸くん(鹿島アントラーズユース)です。
非常にイケメンな彼ですが、実はキャラが渋滞しています。
いじられキャラ。キック上手いキャラ。リーダー?キャラ。同部屋仲良いキャラ。ボランチ大好きキャラ。実家大好きキャラ。ゴミ拾いキャラ。紺碧寮314号室侵入キャラ。
私は彼のゴミ拾いキャラが一番好きです。
今回のブログではどの健伸で来るのか非常に楽しみです。


◇小笠原幹太(おがさわらかんた)◇
学年:新4年
学部:人間科学部
前所属チーム:アスルクラロ沼津U-18


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