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休職と心が弱ったときに助けてくれたコンテンツのこと


数ヶ月前、仕事の辛さから逃げたくなって海外旅行に行ったら復活したという海外逃亡話を書いた。

ただ効果はいつまでも続いてくれるわけではない。私はいま休職をしている。

休職に至るまで

仕事での出来事からじわじわと、夜中に目覚めては眠れなくなり、ふとしたときに涙が止まらなくなり、食欲は減り、頭の中はこんがらがって、最後には高熱がでて、通勤電車の中でも吐き気と冷や汗に見舞われた。
典型的に心から身体がやられてしまった症状である。

病院で抑うつ剤を処方されて1カ月の休職診断書をもらっても、薬を飲んでしまったら常態化しちゃうかも、そんなに大したことはない、休んだら戻れなくなると薬を飲むことも診断書を提出することもためらった。
それでももう戦う元気もなくて、なんとか会社にそのことを伝えて休職することになった。
(面談でも引くほど泣いてしまったが、泣かれた方も迷惑だろうと思い辛かった)

頭だけはぐるぐると

それからはまず眠りたいだけ眠り、お腹が空いたら食べられる分だけ食べて、落ち込みたいだけ落ち込んだ。
身体はだるくて一日中ベッドでだらだらと過ごしていることも最初は多かったけど、頭だけは結構よく働いてしまう。

そんなときに助けられたのは同じ境遇の人のnoteだった。
同じような境遇で悩んでいる人がたくさんいて、経験談に勇気づけられた。
人のこととして読むと絶対に休んで正解だっただろうとわかる。それなのに自分のこととなると、また甘えてしまった、逃げてしまったと自分を責めてしまう。そんなことにも気がついた。

私の経験も誰かの役に立つかもと、なんでこうなってしまったのか、またこうならないようにと、思ってることを書いてみたけどなんだか被害者面の冗長な文章しか書けずに何度も消した。

休むと時間ばかりがあっていろんなことを考えるし、迷惑をかけているという罪悪感も感じる。それでもそんなに自分のことを責めなくてもいいのかもしれない。

自己分析への挫折

すこし回復して、これまで自己分析から逃げてきた分自分のやりたいことがまったくわからないなと気がつき、自己分析の本も読んだりしてみたが、なかなか気が進まなかった。
簡単に自己否定は治らないし、自己効力感も高まらない。そんなときに一度自分に向くのではなく、人の物語に没頭して共感したりすることを通して、自分を分かろうとすることが有用だった。たくさんのコンテンツに救われたのでそれを紹介したい。

私が救われたコンテンツたち

Podcast 上坂あゆ美の私より先に丁寧に暮らすな

歌人・文筆家の上坂あゆ美さんと、上坂さんのお友達で僧侶の鵜飼ヨシキさんのPodcast。
リスナーのお手紙に対しておふたりがお話を展開していく形式なのだが、上坂さんのストレートな言葉とそれを包み込む鵜飼さんの言葉どちらもとっても刺さるし、確かになと共感したり、そうかそれでいいんだなと思えたりするのがとっても心地よい。

強い鬱状態のときにたまに言葉がきついと感じることもあるかもしれない。それでも私は上坂さんには率直に言うのが苦手な私にとって代わりに言ってくれてありがとうって思うし、優しい言葉での言い換えや違った視点からの意見を言ってくれる鵜飼さんにもありがとうって思う、とてもありがたいコンテンツです。

辛いときは他人の物語に没頭してみるのもあり。
そう教えてくれたのもこのポッドキャストでした。この回。タイトルも最高。

こっちも好き。飲み会のあとに一人反省会しかしない私にとってドンピシャだった。

強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の弱さ考

タイトルを見て読もうと思った新刊。
編集者の井上慎平さんがご自身の経験をもとに書かれた。側から見るととても輝かしい経歴をお持ちの井上さんだが、強くあり続ける、成長し続けることの壁にぶつかり、鬱になられたそうだ。

一緒にしていいものかと思うけど、そうなんだよなと思った。
強くあり続けたいし、成長し続けるべきだと私も本気で思っていたし、まだそう思うべきだと少し思ってしまうけど、その必要は必ずしもない。

成長ってどこまで行っても納得できなくてでもやっぱりのびしろはある程度限界があるからどこかで厳しくなる。そんな局面にたくさん出会ってきたように思う。そこでもがいて見えることも多分ある、それでも一回立ち止まってよかったのかもと思えた。
個人的に大好きなハンバートハンバートの虎の一節や、星野源さんとオードリー若林さんのLIGHTHOUSEのお話もでてきて嬉しかった。

今日もあなたに太陽を〜精神科ナースのダイアリー〜

大好き韓国ドラマも仕事をしている間は余裕がなくてあんまり見られなかった。
いつもおすすめに出てくるけど見れていなかったこちらは今の状況にも合っていたし、とてもやさしい話でよかった。

内科のナースとして働く主人公のダウンが優しすぎることを理由に精神科への異動を勧められるところから話がスタートする。

様々な精神科の患者や先生、ナースとの関わりを通して、誰にでも鬱をはじめとした精神の不調から生活がままならなくなる可能性があることを教えてくれるドラマだった。
私の場合はここまで重たいものではないけれど、こういう病気もあるんだなという勉強にもなったし、ダウンや周りの人たちの想いに共感したり、励まされたりもした。
韓国の社会は日本の社会に文化もよく似てるので、患者たちのそれぞれのケースもわかりやすく共感性が高いなとも思った。

休職中の過ごし方

こんなふうにポッドキャストを聴きながら散歩したり、本を読んだり、ドラマをみたりしながら過ごしています。

周りからするともう元気じゃん!と思われることもあります。一見ただのサボりのようにも。
こんな生活でいいのかなって焦ることもあるけど、今はこれでいいと思う。

そろそろ戻らなきゃと思って病院の先生にもそう話してみたら、焦るとまたすぐに同じ状況に陥るから焦らなくていい、と言われてよくなった気がしてもなかなかそういうものでもないのかと思ったり。

復職するのか転職した方がいいのかもずるずると先に延ばしているけど、焦らずに決めていきます。長く生きていけるのであればこの数ヶ月は大したインパクトじゃないと言い聞かせながら。

まだまだ紹介したい本やドラマ、ポッドキャストがあるのでまた書いてみようと思う。

長い文章をここまで読んでくれた人がもしいたら、ありがとうございました。

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