FIFAワールドカップ2026。アメリカ・メキシコ旅。その7。
6月19日。
モンテレイでもしっかり寝れて、相変わらず体調は良い。こちらのホテルもダラスのホテルと同じように、朝食も良い感じだ。ちなみに、ホテルの隣にはマクドナルドがあり、モンテレイにいる間、何度か利用した。昨日はハンバーガーとシェイクを注文したんだけど、とにかく出てこない。キッチンの方を見ても、日本で見かける様なテキパキとした動きはなく、同じ場所に何人も固まっていて、みんなつまみ食いをしている。完成の方に自分の番号が表示されても、一向にに出てこない。言葉も通じずカウンターの前で困っていたら、その姿を見て、助けてくれた人がいた。おそらく、この人ずっと待ってるよ、どうなってるの?と、伝えてくれたみたいで、伝えたらすぐに出てきた(ハンバーガーとシェイクなんだから、本来早いはずなんだけどね)。助けてくれた人は、そのままお店を出て行った。わざわざ助けにだけ来てくれたのだった。本当にめちゃくちゃ優しい。これが、メキシコを表現するエピソードなのかは、わからない。決めつけるのも良くない。ただ、日本で体験できない事を体験していることは間違いなく、それだけで楽しかった。
話を戻す。この日は午前中から、井口世界を獲るの撮影をモンテレイの街中で行う事になっていた。モンテレイの街中は、高層ビルが立ち並ぶエリアもあるけど、少し離れたところには、石畳の道と、レトロな街並みが残っているエリアがあった。バリオ・アンティグオという地区で、観光地にもなっているようだ。そこで撮影をした。



相変わらずメキシコの方は、気さくにどんどん話かけてくれる。そして、めちゃくちゃ優しい。鉢巻きと法被を身に付けていたら、それだけでたちまち人気者になった。警察官の方も普通に楽しく話かけてくるし、カフェの店員さんは、涼んでいくだけでもいいよと言ってくれたり、FIFAワールドカップのボランティアスタッフの人たちは、シャツにメッセージ書いて!とお願いしてきた。本当に素敵で楽しい空間だ。


ちなみにこれは、僕が日本で芸人をやっている事を知ってではない。鉢巻きと法被だけで、これくらいの歓迎をされた。ビックリ過ぎる。

こんな感じなので、当然、井口世界を獲るの撮影はめちゃくちゃスムーズだった。みんなめちゃくちゃ協力してくれた。本当に感謝です。
その後、サッカー系の配信者のコハロンさんとぽんPさんと、YouTubeの撮影を兼ねて、食事をした。これは完全に僕の個人的な事だったんだけど、DAZNさんはちょうど良くスケジュールを組んでくれた。こちらも、本当に感謝。
コハロンさん、ぽんPさんのお二人は、KOHALON TOKYOというYouTubeチャンネルで、コハロンさんが熱く応援しているFC東京の話を中心に、サッカーの話題を楽しく提供している。今や大人気のサッカー配信者でありながら、お二人ともとにかく人柄が素晴らしい。ただ、お二人と関係性ができたのは、サッカー繋がりではない。Minecraftというゲームからだ。詳しくは省くけど、その繋がりから連絡を取るようになり、一緒にFC東京の試合を観させていただいたりした。つくづく人と人との繋がりは不思議なものだ。いつか一緒に食事しましょうという話をしていたんだけど、日本ではなかなかスケジュールが合わず実現しなかった。それが、まさかのモンテレイで実現することになった。
お二人が調べてくれていた、モンテレイの名物の子やぎのお肉が食べられるお店めで、撮影をしながら食事を楽しんだ。子やぎのお肉は、変な臭みもなく、普通に美味しかった。

そしてその後の予定は、日本代表の前日練習の取材(見学)だ。以前書いたように、オランダ戦の前日練習取材は、最高の思い出となった。とにかく素晴らしい時間だった。が、今回は一筋縄ではいかない展開となる。
モンテレイでの日本代表の練習場は、僕らが泊まっているホテルから、かなり離れた場所にある。なので車で向かっても、そこそこ時間がかかる。そしてここで最大のハプニングが。激しいスコールだ。雷を伴う大雨。しばらく止む気配はなく、これはピッチで練習できないのでは?という感じになってきた。雨はともかく、雷がなると、試合中でも中断する。この雷の中、練習するとは考えられなかった。ただ、確定しない限り、我々も向かうしかない。出発したのは良いものの、今度はとんでもない渋滞にハマった。どうやら、このスコールの影響で、起こった大渋滞らしい。さらに、道は冠水し始め、水に浸かりながら走っているような状態だ。日本代表の練習が行われるのか、それを取材できるのか。まずそこにたどり着けるのか。そもそも自分達の身の安全は守れるのか。様々な不安が駆け巡る。

かなりの時間をかけて、ようやく練習場に到着した。その頃には天候が落ち着き、時間は遅れたが日本代表の練習も通常どおり行われる事になった。とりあえず一安心。現地警備員の誘導が伝わりづらかったりして、若干スムーズではない部分もあったけど、無事に中に入ることができた。
そして今回は前回と違い、僕も外のメディアの皆さんに混じって、練習前の選手のインタビューを聞ける事になっていた。その日は、鈴木彩艶選手、伊藤洋輝選手、小川航基選手がインタビューに応えてくれていた。質問する人は決まっていて、僕はそれを聞く事ができる、という具合だ。ただ、沢山の人が集まっているので、なかなか聞き取るのは、大変だった。それでもしっかり耳を立て、選手の前向きで力強い言葉を聞いた。選手はいつだってかっこいい。自分にできる範囲で、その言葉を発信しようと思った。そして、ここでもめちゃくちゃ嬉しい事が。インタビューを終えた小川航基選手が、その場を離れるとき、わざわざ僕のところに来て(ただ導線にいただけという説もある。むしろそれが濃厚。)握手をしてくれた!相変わらずのただのサッカー少年っぷりで恥ずかしい限りだけど、いきなりの事過ぎて頑張ってくださいと言い、握手することしかできなかった。まず僕の事を認識してくれていんるんだ!という嬉しさもあったし、なにより先日のオランダ戦での活躍を目の前で観ていた事もあり、その興奮は凄かった。胸の高鳴りは抑えられず、その後いろんな人にその事を自慢した。




今回も、冒頭の15分を見学させてもらった。チュニジア戦は、絶対に勝ってくれる。楽しみだ。
ホテルに戻り、この日はモンテレイにある日本食屋さんで、夜ごはんを食べた。やはり定期的に日本食が食べたくなる。多少の味付けの違いはあるけど(たまに全然違うものもある)、それでも安心する味だ。長期滞在では、こういう日を作るのは欠かせないだろう。



明日のチュニジア戦、日本代表に不安はない。ただ、天候に関してはかなり心配だ。今回みたいな雷雨になれば、キックオフの延期もあり得る。それがこの試合では、大きな問題になりかねない。なぜなら明日の試合は、現地時間で、22:00キックオフなのだ。これ以上遅い時間での試合は考えづらく、別日になってしまうかもしれない。そうなれば、その後の予定も詰まっていってしまう。今後の試合への影響も、不可避だろう。そもそも僕らも応援できるのかもわからない。いろんな情報が錯綜する中、この日は眠りについた。
