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FIFAワールドカップ2026。アメリカ・メキシコ旅。その12。

6月26日。
いよいよこの旅も終わりを迎える。明日には、日本へ向けて出発する。この日がダラスで過ごす最終日だ。寂しい。
午前中から、井口世界を獲る、の最後の撮影をする。各国のサポーターの方々、お店の方々に、協力いただいて、この企画は成り立っている。改めて、感謝の気持ちでいっぱいだ。この企画をやらせていただいた事で、いろんな国のサポーターの方と、コミュニケーションを取る事ができた。初海外で、外国語も全く話せない僕は、この企画がないと、他国のサポーターの方に、話しかけたりすることもなかったと思う。最初は、ぎこちなく、緊張していたけど、回数を重ねる毎に、楽しく話せるようになり、途中からは、カメラが回っていなくて、自ら積極的に話しかけるようになっていた。この企画をやらせていただいて、本当に良かった。
言葉が喋れなくても、ワールドカップという共通言語があれば、コミュニケーションは取れる。みんなで盛り上がる事ができる。ワールドカップは、サッカーは本当に素晴らしい。そして、この経験をさせてもらったことで、各国のサポーターの方と、もっともっとコミュニケーションを取りたくなった。相手の思いをしっかり、受け取りたいし、自分の思いもしっかり伝えたい。楽しくサッカーの話をしたい。4年後に向けて、少しずつだけど、勉強していくつもりだ(続く事を祈る)。

この企画担当のDAZNの西川さん。大変お世話になりました。

撮影を終え、ここから少しダラスを観光することにした。数日前に、フォートワース・ストックヤーズで観光はしたけど、あそこダラスではない(テキサス州のフォートワースという都市)。ダラスの観光は、ここにきて初めてだ。ずっと見ていた、リユニオン・タワーに行って見ることにした。

こんな感じのタワー。

ダラスのシンボルでもある、このタワーは、泊まっているホテルから歩いていける距離にあるので、スタジアムからの帰り、空港からホテルに向かうとき、いつも目印的に見ていた。このタワーが見えてきたら、ホームに帰ってきた、という感覚になっていた。夜は、様々な色に光っていて、それも目印になりやすかった。

夜はこんな感じ。

毎日見てはいたけど、登った事はなかったので、最後に登ってみた。チケットを買い入場すると、中で写真を撮ってもらえる。それはチケット代に含まれていて、データで写真がもらえる。

小道具もある。背景は合成。

その後、順番に案内されて、エレベーターで一気に展望ルームに行く。そこではぐるりと、ダラスの街並みをみることができる。

高層ビルが沢山ある。
昔ながら建物もある。
凄すぎるジャンクション。
方角によっては、一面緑。

無機質に感じていたダラスのビル群も、今日でお別れと思うと、愛おしくなる。広すぎる道路も、大きい車も、全てが良い旅の思い出だ。最後にタワーに登って、お世話になったダラスの街並みを見ることができて、良かった。写真も撮ったし、しっかり目に焼き付けた。
タワーを出て、ホテルまで歩く。今後の人生で、ダラスにもう一度来ることはあるのだろうか。現実的に考えて、その可能性は極めて低い。また来ようね、と簡単にならないのが、海外の旅の儚さであり、魅力なのかもしれない。

綺麗な建物に、青い空。
間違いなく、外国。

この日の夜は、みんで最後の食事会。どこかのお店で開催する案もあったけど、お店が早く閉まったり、お酒が飲めなかったり、というような事があるので、泊まっているホテルのロビーでやることになった。ずっとお世話になっているホテル。この旅の家。本当に快適だった。前にも書いたように、いろいろ良くしてくれた。最後は、ホームで食事をするのが、一番だ。
お酒や食料の買い出しをして、宴が始まった。みんな大人だ。もちろん、大騒ぎするわけではない。この旅を、静かにしっかりと噛み締めていた。そして、もっと居たい、引き続きワールドカップを現地で楽しみたい、とにかく日本代表VSブラジル代表の試合が観たい、応援したい。結局は、その話になる。4年後も現地観戦する!みんな、そう誓う夜だった。

楽しかった!!
最後の集合写真。

明日はいよいよ日本向けてダラスを発つ。僕とマネージャーとDAZNの西川さんは、ありがたい事に、ダラスから成田空港への直行便。その他の皆さんは、シアトル経由での帰国となる。シアトル経由組は、早朝にホテルを出る。この宴のお開きと同時に、お別れとなった(帰国後も会うけど)。


6月27日。
僕らも朝ホテルを出て、お昼前発の飛行機に乗る。そこから長時間のフライトなので、来たときのように、寝ないで行こうかと思ったけど、普通にぐっすり寝てしまった。まぁ、なんとでもなるだろう。
空港に着いて、搭乗手続きをする。アメリカン航空とJALのコードシェア便だったと思うんだけど、アメリカ航空にいけば、JALに行けと言われ、JALに行ったら、アメリカン航空に行け、みたいな感じで、たらい回しにされた。これも日本ではなかなか無さそうな経験だ。なんとか中に入れて、そこからは各々自由に過ごす。飛行機で機内食はあるけど、偏食の僕は全部食べられるかわからない。日本ならおにぎりでも買って、持ち込む事もできるけど、そんなものはない。僕は、空港内にあったパン屋さんで、お腹いっぱいパンを食べて、他のお店で、機内用にお菓子を買った。この行動を全て1人で、だ。大人なんだから、当たり前だと思われるだろうけど、思い出してほしい。初めてアメリカに着いたとき、ビビり過ぎて、スタッフさんから一秒も離れられなかった僕の姿を。この2週間半で、これくらいの成長をした。旅の最後に、それを実感できて良かった。
シアルト経由組は、例によって(ホントに何回あるんだよ!)、飛行機が飛ぶ飛ばないという問題に直面し、1度乗ったけど降ろされたり、違う搭乗口にダッシュで向かわなければならなくなったり、大変な想いをしたみたいだ。僕らの方は、無事に飛んだ。ついにアメリカの地を発った。
帰りはビジネスクラスではなかったけど(行きがありがたすぎた)、それなりには寝られた。電気が消えてる状態で、英語で説明されて出てくる機内食は、正直何かわからなかった。かろうじてヌードルという事は聞き取れたけど、肉だと思ったらキノコだったり。ただ、通路側だったので、自由にトイレにも行けたし、そこまでストレスはなかった。目が覚めたら、行きで観なかった、地獄に堕ちるわよ、を観て、またウトウト寝たり。そんな感じで、成田空港に着いた。

無事に帰国。

こちらでも、入国審査はあるけど、当然日本語だし、なんの問題もなかった。あっさりくぐり抜けて、そこから成田エクスプレスで、新宿駅まで行き、そこからタクシーで家に帰った。成田空港に着いてからは、あっという間に、いつもの生活に戻った感じだ。夢のような旅は、ここで幕を閉じた。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。書き始めたとき、こんなに長くなるとは思わなかったのですが、なんとか書き終える事ができて、ホッとしています(ワールドカップが終わってから、かなりの日数が経ってしまっていますが)。
そして、DAZNの皆様、僕に関わるお仕事をくれた皆様、撮影に協力してくれた皆様、現地で声もかけてくれた皆様、本当に感謝しております。皆さんの協力がないと、こんな素晴らしい経験をすることは、ありませんでした。少しずつでも、恩返ししていきたいと思います。

最初に書いたように、このnoteは、個人的な備忘録として、実際の行動を、時系列でダラダラと書いたものです。移動中や寝る前等の空き時間に、写真やLINEを振り返りながら、書きました。なので、文章として読みづらい部分も多々あるだろうし、伝わりづらい部分もあったと思います。僕の考えや、想いみたいなのも、極力省いているので、その面でも読み応えのあるものではなかったと思います。
もちろん、誰かに頼まれて書いてるい訳でもありません。ただ、こんな素晴らしい経験をさせていただいた以上、何かしらの形で、発信はしていきたいし、ワールドカップの、サッカーの素晴らしさは、伝えていきたいと思います。様々な形で発信はしていくつもりですが、記憶が消えてしまわないうちに、noteに書いておくことにしました。普段は、有料に設定していたりするんですが、そんな価値のあるものでもないので、誰でも読めるようにしております。
この旅を経験して、一番強く思ったのは、またワールドカップを現地観戦したい、という事です。初めての海外で、驚く事、楽しいこと、嬉しい事、沢山体験しましたが、僕が今後海外に行くことがあるとしたら、モチベーションとなるのは、やっぱりサッカーだと思います。
欧州のリーグ戦やチャンピオンズリーグ、UEFA欧州選手権なんかも、観てみたい気持ちはあります。ただ、やっぱりワールドカップは特別です。全世界が注目して、各国のサポーターが集まってきている。スタジアムやフェスティバル会場、そして街中やホテルで、そういった方々と、サッカーという共通言語でコミュニケーションを取る。こんな素晴らしい事は、他にはないと、感じました。そして、そこには日本代表がいて、僕らの代表として戦い、歓喜を届けてくれる。そんな瞬間を、これからも、何度でも、経験できたら。そんな幸せな事はないでしょう。
4年後、これを読んでくれた皆様に、現地でお会いできるを、楽しみにしています。

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