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FIFAワールドカップ2026。アメリカ・メキシコ旅。その4。

6月15日。
今日は遅めのスタート。ただ、ダラスに着いてから早寝早起きのリズムが定着してきているから、いつもどおり早く起きて朝食を食べた。オランダ戦の興奮は、まだ冷めていない。DAZNチームの皆に会っても、まだまだその話で持ちきりだ。結果的に、僕が現地で観た中では、やっぱりこのオランダ戦が一番興奮した。現地で初めて観るワールドカップ、日本代表の初戦、相手は強豪オランダ代表、絶対に落とせない試合、そしてギリギリでの同点ゴール。いろんな要素があると思うけど、とにかく興奮した。こう振り返って一番思うのは、決勝トーナメントの試合も現地で観たい、応援したい。次こそは…。

話を戻します。
この日はお昼頃にホテルを出た。『井口世界を獲る』という企画のためだ。仰々しいタイトルだが、これは何かというと、僕が法被と鉢巻きを身に纏い、現地に来ている各国のサポーターの方とふれ合いながら、簡単な対決をする。それをDAZNのSNSに上げる。そういう企画だ。
今回のワールドカップで、僕がやることは、日本代表の試合前日や当日の取材やレポート、前回の記事で説明したマイライト、そしてこの『井口世界を獲る』。この3つかメインの活動になる。それプラス、こちらで日本の番組の収録や中継、リモートでの取材、この辺りが入ってくる。ざっくり言うと、そんな感じだ。
『井口世界を獲る』は、この日からほぼ毎日どこかへ出かけ、何かしらの撮影をしていくことになる。最初はDAZNのSNSにこんなの上げるな!という声も多少あったが、段々と、これはこれで楽しいか、という空気になってくれたと思っている。そうなったのは紛れもなく、普段から僕を応援してくれている皆さんが、毎回暖かいコメントを書いてくれていたからだ。本当に感謝します。

初回となる今回は、ホテル周辺での撮影をした。スポーツバーへ行き、そこにいるサポーターの方と、あっち向いてほい、で対決。

イングランドサポーターの方と。

いつも言っているように、僕は英語は話せない。毎回スタッフさんのサポートを受けながら、単語中心のタカコトの英語で、なんとか勝負まで持ち込む。何より、参加してくれる各国の皆さんが、優しすぎる。訳のわからない格好をした、小さな日本人男性が、カメラを引き連れて話かけてきても、普通は不快なだけだ。ただ、今回の企画では、みんなが前向きに参加してくれた。ここに、ワールドカップの素晴らしさや、直接交流する魅力が詰まっている。こんな僕でさえ、語学を習得するために勉強したくなったくらいだ(コイツは本当に勉強するのか?)。

途中、ホテルに帰ってきたオランダ代表を目撃!

ここでの撮影を終え、スポーツバーで昼食。その時間は、ちょうどスペイン代表VSカーボベルデ代表の試合が、中継されていた。優勝候補スペイン代表が、初出場のカーボベルデ代表相手に、何点取るのか。初めはそんな空気だったけど、途中からはここいる皆が、いや世界中でこの試合を観ている多くの人が、カーボベルデ代表の頑張りを応援したくなっていた。結果は、スペイン代表の猛攻を凌ぎきり、0対0の引き分けに終わった。知っての通り、カーボベルデ代表はこの後も快進撃を続ける。今大会のポジティブなトピックとして、世界中で称賛される事になる。

昼食。飲み物はコーラが多い。
みんなカーボベルデ代表に夢中に。

その後は、ダラスにあるレトロユニフォーム屋さんへ向かった。お店の方に許可をいただき、そこのスタッフさんと、手押し相撲対決をした。本当に優しい。そして、ここでは、撮影関係なく買い物を楽しんだ。僕は基本サッカー以外に何の趣味もなく、何かを収集することもないので、過去に好きなユニフォームを集めようと思った時期があった。東京のレトロユニフォーム屋さんを覗いた事もあったけど、そこまで刺さるものはなく、結局何も買うことはなかった。だがここは違う。刺さりまくるレトロユニフォームだらけだ。あらゆる年代の、あらゆる代表やクラブのユニフォームが、ところ狭しと掛けられてある。観ているだけで楽しすぎる。いや、観ていたらめちゃくちゃ欲しくなる。ただ、もちろんそれなりの値段だ。貴重なもの程、高くなる。買う買わないではなく、とりあえず、自分のサイズに合ったものを選んでみた。

昔のボカ・ジュニアーズ。
80年代のアルゼンチン代表。
ユベントス。ジダン。
後ろには、フランス代表のカントナ。

結果、全てを買ってしまった事は、言うまでもない。かなりのお値段になってしまった。ただ、これらのユニフォームは、帰国後に出演させていただいた、DAZNデイリーハイライトで頻繁に着ることになる。そして、後日情報だと、日にちが経つにつれ、このお店に置いてある品数はかなり減っていたらしい。このタイミングでなければ、出会えなかったユニフォームたちだ。買って良かった(と言い聞かせている)。

その後、フジテレビでやっているTravis Japanのサッカー番組『けるとめる』の収録。以前も出させてもらったことのある番組。Travis Japanのメンバーもダラスに来ていて、こちらでロケをすることになっていたので、タイミング的にも良かった。放送を観てくださった皆様、ありがとうございました。

この日はそれで終了。ホテルに戻った。そのタイミングで、矢部さんと千鳥のノブさんから連絡があった。どうやら、矢部さんとプライベートで来ていたノブさんが乗る予定だった、帰りの飛行機が飛ばなくなったらしい。大変だ。もうこの日は帰れないし、一緒に食事をするから、井口も来る?と誘っていただいた。日本にいても、矢部さんとノブさんと一緒に食事をする機会なんてない。これもある意味、ワールドカップならではだ。もちろん参加させていただいた。
初めてUberタクシーに一人で乗って、お店まで向かう。アプリで呼べて、アプリで目的地を入力していれば、連れていってくれる。便利だ。
無事に合流できた。ワールドカップやサッカーの話を沢山した。その後はお笑いの話になり、貴重な話を沢山聞かせてもらった。当たり前過ぎるようで、意外と見落とされがちだけど、僕は何よりもお笑いが好きだ。だから芸人をやっている。
ダラスで、憧れの先輩たちとお笑いの話を沢山した、素敵な夜になった。

矢部さんノブさんとの食事を終えた後、送別会に参加した。最初に書いた、井口の付き人バイトの方は、この日を最後に帰国する事になるからだ。付き人なんて言ってはいるが、こちらが一方的にとにかくお世話になった。感謝感謝。この数日間を楽しんでくれていたなら、幸いだ。

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