FIFAワールドカップ2026。アメリカ・メキシコ旅。その9。
6月22日。
再びダラスでの活動がスタートする。数日ぶりに帰ってきたけど、やっぱりダラスのホテルは落ち着く。勝手がわかっているし、慣れ親しんだ感じすらあった。いつもどおり、朝起きて朝食を取る。メキシコ楽しかったなー、という会話がDAZNチーム内で自然と出てくる。みんな後ろ髪を引かれる思いだ。しかし、日本代表の次の試合は、ダラスで行われる。その試合に向けて、我々も活動していく。
活動していく、と書いておいてなんだけど、本日は、アルゼンチン代表VSオーストリア代表の試合を観に行く事になっていた。仕事ではなく観戦だ。本当にありがたい。ワールドカップの試合を現地で観れる幸せは、計り知れない。そしてなんといっても、この試合ではメッシを観ることができる。リオネル・メッシ。サッカーを好きではない人でも、その名前は知っているであろうレジェンド中のレジェンド。なんと今回で6度目のワールドカップ。まさに生きる伝説だ。メッシの実績を紹介していたらきりがないのでここでは省くが、メッシは全てを手に入れてきた。唯一獲れていなかったワールドカップも、ついに前回大会で獲った。2018年カタールワールドカップで、アルゼンチン代表が36年ぶりの優勝を果たしたのだ。その中心はもちろんメッシ。
現在は長年プレーした、スペインの強豪クラブ、FCバルセロナを離れ、アメリカのインテル・マイアミというクラブでプレーしている。38歳で迎えた今大会(大会中に39歳に)。なんと初戦のアルジェリア代表戦で、ハットトリックを達成していた。このゴールで、ワールドカップ通算得点を16に伸ばし、トップに並んだ。今回観に行くオーストリア代表戦で、記録更新なるか。そんな楽しみもある試合だ。
Uberタクシーでスタジアムに向かったんだけど、近辺での停め方が上手くわかってなかったみたいで、少し離れた場所で車を降りた。暑い。とにかく暑い。歩くのも大変な暑さだけど、この後の試合に対するワクワクが、歩を進めさせた。

スタジアムが見えてきた。
やっと到着し。スタジアムに入る。3度目のダラススタジアム。相変わらず中は空調が効いていて、めちゃくちゃ快適だ。この大きなスタジアムが、サポーターでいっぱいになるのは、やっぱり凄い光景だ。この試合も、アルゼンチンサポーター、オーストリアサポーターで埋め着くされていた。場所的な事もあるだろうけど、やはりアルゼンチンサポーターの方が多い。到着も遅くなったので、今回はグッズ購入は諦めた。いよいよキックオフ。




試合は、2対0でアルゼンチン代表の勝利。そのどちらのゴールもメッシが決めたものだ。メッシは、前半にPKを外してしまったものの、38分に先制ゴールを決めた。オーストリア代表がゴールに迫る場面もあったが、後半アディショナルタイムに再びメッシがゴールを決め、勝利を決定させた。凄すぎる。目の前でメッシのゴールを観られた。スタジアムの雰囲気も最高潮の盛り上がりだ。これで、メッシはワールドカップ通算得点で単独トップに立った。その瞬間に立ち会えた(この後、フランス代表のエムバペ選手との争いが続く事になる)。
この試合をスタジアムで観て、気づいた事がある。メッシは神だった。そんな事は誰でも知っている、そう思われるかもしれない。ただ、そんな次元ではなかった。アルゼンチンの人たちにとって、僕らが想像できないくらいの神なのだ。その証拠に、スタジアムにいるアルゼンチンサポーターは、ほぼ全員がメッシのユニフォームを着ている。体感だと9割9分9厘くらいメッシだ。他の選手のユニフォームを着ているサポーターを見つけるのが難しい。みんなメッシだ。日本代表にいくらスター選手がいたとしても、ここまでの事にはならないだろう。
試合中、メッシはほぼ走らない。それでも必ずゴールを決めてくれる。勝利をもたらしてくれる。ずっとそうだ。その姿に、アルゼンチンサポーターの皆さんは、熱狂し続けているのだ。知ってのとおり、アルゼンチン代表はこの大会も決勝まで進む。メッシも信じられない活躍を続ける事になる。



スタジアムから帰っている道中、カカロニの栗谷から連絡がきた。栗谷はアルゼンチン代表が大好きで、なんとしてもこの試合を観ようと、最後のリセールのチャンスでチャンス購入を試みたが、結局上手く繋がらず、買えなかったらしい。可哀想だ。栗谷は、この後現地に住んでいるの知り合いの方と、テキサスを観光するらしいので、僕も同行させてもらうことにした。ちなみに、すがやはついに体調を崩し、寝込んでいるみたいだ。可哀想だ。
フォートワース・ストックヤーズという所に行くことになった。ここは、アメリカ・テキサス州フォートワースにある歴史的なカウボーイの街。19世紀後半から家畜の取引市場として栄え、現在は西部劇の雰囲気を残す人気観光地らしい。そういえば、こっちに来てから、サッカー関連以外の場所にはほぼ出掛けてなかったし、まともに観光もしていなかった。僕らはダラスのダウンタウン地区のホテルに宿泊しているので、テキサスを感じられる事は皆無だった。せっかく海外に来たのだから、その街の歴史や文化を感じる事も大切だ。
着いた瞬間にテンションが上がった。やっとテキサスを感じる事ができた。無機質な都市ではなく、しっかりテキサスだ。ちゃんと観光地だ。景色もお店も、楽しい。やはりこういう時間は必要だ。その様子一部は、僕のYouTubeでも、カカロニのYouTubeでも観られるので、是非観てほしい。



観光を終え、食事をすることに。あまりにも可哀想な栗谷のために、ステーキをご馳走してあげることにした。というより、僕の行きたいステーキ屋さんがあった。ダラスに行く事が決まってから、何か情報を仕入れようと、あらゆる芸人仲間にアメリカの事を聞いたけど、まずアメリカ本土に行った事ある人が少ないし、ましてテキサス州に行ったことがある人はいなかった。そんな中、ロッチの中岡さんは、テキサス州に行ったことがあるらしく、おすすめのステーキ屋さんを教えてくれた。さすが中岡さん。ロケで世界中を飛び回っているだけはある。本当に凄い。今日はやっとそこに行ける。
テキサス・ロードハウス。こちらでは有名なステーキチェーンだ。栗谷の知り合いの方が詳しかったので、その方のお勧めを注文した。ちなみに中岡さんは、パンがとにかく美味しい、と言っていた。ステーキ屋さんでパンが美味しいってなんだよ、と思っていたけど、パンがめちゃくちゃ美味しいかった。ステーキの前に焼きたてのパンが出てくるんだけど、それがとにかく美味しい。おかわりもできるけど、食べすぎるとお肉が食べられなくなる。でももっと食べたい。それくらい美味しかった。もちろん、ステーキも絶品。サイドメニューで、ライスも食べれられて、この旅で一番美味しい食事になった。




相変わらず量が多いので、残りをテイクアウトしてホテルに戻った。テキサスでの初めての観光。良い1日になった。
