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「校門」が分からない。カナダで日本語を教えて気づいた、単語だけでは伝わらないこと

「お母さん、『校門』ってなに?」
長男にそう聞かれたとき、私は一瞬答えに詰まりました。

日本語が難しかったわけではありません。
カナダの学校には、そもそも校門がないのです。

カナダで子育てをしていると、日本語を子どもたちに継承する難しさを日々感じます。

ありがたいことに近くに日本語幼稚園があり、おかげで子どもたちは日本語での会話には困りません。でも、読み書きは別の話です。

ひらがな、カタカナのドリルを終えたものの、毎日使わないので時間がたつと忘れてしまいます。そこで、ひらがなとカタカナが混ざったドリルにも挑戦しました。

特に苦戦したのはカタカナ。少しでも楽しく覚えてもらえたらと、大好きなポケモンの名前を書く練習もしました。

すると、思わぬ発見がありました。
主人公は日本では「サトシ」ですが、英語では「アッシュ」。ポケモンの名前も、日本語と英語では違うものがたくさんあるのです。

そんな工夫をしながら、いよいよ一年生の漢字ドリルへ。
ところが、すぐに挫折しました。

音読みや訓読みの説明に書かれているひらがなが、まだ十分に読めないのです。結局、私が横で読まないと問題を始めることすらできませんでした。
今はインターネットの無料プリントを少しずつ続けています。

そこで出てきた問題が、
「こうもんを( )」
答えは「くぐる」。

でも長男は、「校門」が分かりませんでした。
説明しようとして気づいたのです。
カナダの学校には校門がありません。

別の日には「つなをひく」という問題もありました。
運動会がないので、綱引きをしたことがないのです。

日本で暮らしていれば自然と覚える言葉も、海外で育つ子どもには、その言葉に結びつく経験がありません。

日本語を教えているつもりでしたが、本当に伝えたいのは単語や漢字だけではなく、その言葉の背景にある文化や経験なのだと気づかされました。

カナダ生まれ、カナダ育ちで、ご両親が日本人という友人が何人かいます。
みんな共通して言うのは、「子どもの頃は日本語の勉強なんて嫌だった。でも、親が続けさせてくれたことに今は感謝している。」ということ。
今、日本語を流暢に話し、読み書きもできるのは、ご両親が諦めずに続けてくれたからなのでしょう。

わが家も、どこまで読み書きが身につくかは分かりません。
それでも、せめて家では日本語で話し続けることだけは諦めたくありません。

海外でお子さんに日本語を教えている方、おすすめの教材や「これは続けやすかった」という工夫があれば、ぜひコメントで教えてください。これからのわが家の参考にもさせていただけたらうれしいです。

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とも|自閉症2児のママ|カナダ在住🇨🇦 よろしければ応援お願いします!

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