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日本ワイナリー巡り 銚子葡萄酒醸造所【千葉県銚子市】

春の行楽シーズン、どこのワイナリーに行こうか思いをめぐらすのは楽しいです。

これまで15県のワイナリーを訪れてきましたが、まだ千葉県に行ったことがありません。

いつも美味しそうな料理を作られている梅ももあんずさんは、日本ワインも飲まれていて、なかでもリピートされているワインがあります。
それが、銚子葡萄酒醸造所の「漁師は歌う」です。

ということで、銚子への特急列車を手配しました。
さて、どんなワイナリー巡りになったでしょうか。


銚子に初訪問

週末の朝、最寄り駅から電車に乗り、東京駅で銚子行き特急「しおさい」に乗り換えようとする。

千葉といえば京葉線だろうと、ミッキー耳のカチューシャを持った人々と駅構内を歩いて行く。

京葉線の近くまで来て電光掲示板を見あげると、特急「さざなみ」などはあるが「しおさい」がない。
ホームを間違えたようだ。

検索すると、横須賀線・総武快速線のホームになるとのこと。
急いで戻って、丸の内口近くのエスカレーターから地下に降りる。

横須賀線のホームに東京始発の「しおさい」が停車している。
発車3分前くらいに乗り込んだ。

結局、東京駅構内を端から端まで20分くらいで往復した。
家を早めに出てよかった。

特急は10:10発。
12時銚子着まで、2時間弱の旅。

浅草にあるスカイツリーを横目にみながら錦糸町駅を通過し、しばらくすると千葉駅に停車。
八街駅を過ぎるころには農村の風景になり、上空には成田空港からの飛行機が飛んでいく。

車窓からのどかな風景

千葉県は東京都に隣接しているが、意外と訪れることは少ない。
前回、仕事で訪れたのは4年程前。
プライベートで浦安より先に訪れたのは、大学の頃にサークル仲間と行ったマザー牧場か?

初訪問の銚子は、どんな街だろう。
特急は順調に進み12時に到着。

特急「しおさい」
醤油のまち銚子

駅を降りると、穏やかな地方都市の雰囲気。
駅前には「ぬれ煎餅」のお店などが並ぶ。

ランチと街歩き

まずはランチにしよう。
事前に調べてあった寿司屋へ向かう。
徒歩5分ほどで到着。

大久保

お店に入ると、にこやかに迎えてもらう。
席に案内され、メニューを見て注文。

先客は2組で、あとからもう1組加わり、程よくお客さんが入っている。
しばらくして、お寿司が運ばれてきた。

おまかせ握り 「伊達入り」

「漁夫のプリン」とも言われる銚子名物「伊達巻」入り。
漁師町のお寿司にテンションがあがる。

細かな説明はなかったが、白身はホウボウやヒラメのような味。
伊達巻は濃厚プリンのような食感で甘めの味付け、出汁の旨味がある。

マグロは赤身と中トロ。
巻物の海苔も風味がしっかりしている。
お椀にはふわっと軽いつみれ。
さすが、満足度が高いランチだ。

お会計をして、街歩きをする。
銚子のスポットを検索すると、飯沼観音がヒット。
地元の方々が初詣をする観音様らしい。

商店街を歩くと、肉屋は見かけるが、魚屋は見かけない。
寿司屋は多い。

徒歩20分程で到着。

銚子の観音様

本堂への階段の踊り場には、ヤマサ醤油とヒゲタ醤油の一斗缶がいくつも奉納されている。
ご本尊は、十一面観世音菩薩(秘仏)。

観音様にお参りをしてから、五重塔にもお参り。

平成21年に完成した、千葉県唯一の五重塔だそう

地元の方々が大事にしている観音様なのだろうと感じた。
道にもどって、漁港の方向へ行ってみる。

途中、廻船問屋だった文化財の建物があったり、鮪の頭が店先にどんっと置かれた飲食店があったり、漁港らしい雰囲気。

銚子の卸売市場へ到着。
週末は休市なので静かだが、漁船が多く停泊している。

建物越しに漁船、遠くに銚子大橋

ここは利根川の河口。対岸は遠く、川幅がある。

利根川の河口
護岸で釣りをしている人もいた

銚子の漁港らしい風景を見て満足。
さて、次はどこへ向かおうか。

「醤油のまち」とヤマサ醤油

Googleマップで現在地を確認して範囲を広げてみると「賞味期限58秒のぬれせん」という文字が目に入る。
マップによると、細い路地を4分ほど行った住宅地に店舗があるようだ。
気になって行ってみる。

柏屋 営業中

こぢんまりとしたせんべい屋だ。
カラカラと引き戸をあけると香ばしい香りがして、手焼きで煎餅を焼いている様子。(店内の撮影禁止)

焼き立ての煎餅は、5枚で1000円とのこと。
買ってみると、袋に入れたアツアツの煎餅を渡してもらう。

公園に行って食べようか。
マップで検索して徒歩10分ほどの公園を目指す。

後飯町公園(ごはんちょうこうえん)

ベンチで煎餅を出してみると、ぬれせんではなく堅い。
賞味期限58秒はこういう意味か。

焼き立て10分後

齧ってみると、香ばしくてカリカリと食感がいい。
醤油のまちのせんべいは美味しい。

食べ終わって、銚子駅の方向へ戻る。

途中には、ヤマサ醤油の本社。

ヤマサ醤油 本社前の大通り

奥には工場もあり、ほんのり豆をゆでているような匂いもする。
醤油に関連するお土産を買おう。
まちの駅「銚子セレクト市場」へ到着。

店内には、水産加工品、伊達巻、醤油、ぬれせん、落花生、野菜、などなど、銚子エリアの産品が並ぶ。
気になるものを購入して、ヤマサ醤油の工場の方へ。

銚子鉄道の線路を渡って進むと、「しょうゆ味わい体験館」の看板。

現在、工場リニューアル中ということで工場内の見学はできない。
それでも、ここまで来た目的はこれ。

しょうゆソフトクリーム

道の駅でも販売していたが、ヤマサの工場で食べたくてやって来た。
みたらし団子のような、あまじょっぱい風味のソフトクリーム。
以前、バニラアイスにしょうゆ麹をのせて食べた味わいに近い。
少し気温高めのなか歩いてきた後、ひんやりと冷たくて美味しい。

食べ終えた後は展示で歴史を遡る。

ヤマサ醤油「上の印」の由来
ヤマサ醤油のポンプ消防車
かつては川船で利根川から江戸に醤油を運んだ

ショップでヤマサ醤油のお土産も購入して、いよいよ本日のハイライトへ!


銚子葡萄酒醸造所 座古萬蔵商店

ヤマサ醬油の体験館から、銚子駅に少し戻ったところに、ワイナリーの醸造所がある。
そこで、金曜・土曜16:00~20:00のみ角打ちがオープンするよう。
臨時休業などで入れないと困るので、事前に予約して伺った。

銚子葡萄酒醸造所 座古萬蔵商店
外観

店主さんらしき方に迎い入れてもらってカウンター席に座り、黒板に書いてあるメニューから白ワインをグラスで注文する。
また、料理は「目光の唐揚げ」「カブと生ハムのマリネ」「黒舞茸の天ぷら」をオーダー。

お通し、グラスワイン「漁師は歌う」シャルドネ

「このグラスはワイン用で、こうやってお出ししてます。」とにこやかに提供いただく。
桝に入れると日本酒みたいで面白い。
好物のホタルイカに筍のお通しも嬉しい。

シャルドネのグラスは、明るいイエロー、柑橘類、ややカリンのような香り、ドライだが果実味もあって、程よい飲み応え。
何より「漁師は歌う」というラベルのとおり、チャーミングで気のおけない印象のワイン。

ふと横の壁をみると、2023年から醸造開始したようで、これまでの商品ラベルが貼ってある。
今年で4年目を迎えるようだ。

料理も順に到着。
目光はカラリと揚がっていて、身は柔らかい。
マリネも程よい酸味で、黒舞茸の天ぷらはアオサ塩をつけていただく。
いずれも白ワインに合う。

違う種類も試したくなり、白ワインの利き酒3種セットも注文。
「キッサキ シャルドネ」「漁師は歌う オレンジ」「漁師は歌う デラウェア」が60mlずつ提供される。(写真撮り忘れ)

ラベルも見せていただいた。

トップキュヴェ KISSAKI
セカンド 漁師は歌う

ここで店主さんに「どうやってお知りになったんですか。」と聞かれる。
「日本ワインが好きで、銚子にもワイナリーがあると教えてもらったんです。」と答えると、「醸造所も見ていきますか?」とお誘いいただき見学させてもらう。

用意してもらった靴に履き替えて、開けてもらった扉の奥へ。
そこには700l程のステンレスタンクが9つ並んでいた。
伺ったお話は、覚えている範囲で以下のとおり。

・息子さんがワインを造りたいと言い始め、ご自身は醸造を担当している
・奥様とこの店を切り盛りしている
・毎年8000本弱のワインを作っている
・ボトルは1本ずつ手作業で栓をして、ラベルを貼っている
・ワインは2階にも保存してある
・樽も4つあり熟成中
・ブドウは長野、石川、山形などから購入している
・昨年、銚子にブドウを500本植えて、今年も植えた
・ここから犬吠埼の方へ少し行ったところにブドウ畑がある

「海に近い方に畑があるんですね。」と話す。
「海に近い畑だと、石川県の輪島にあるワイナリーは海風が届くようなところでした。」
「あ、ハイディさんに行かれたんですか。」
「ええ、地震の後、手伝いに行きました。」
「私もずっと行きたいと思っています。」

一通りお話を伺って、席に戻る。
赤ワインも飲んでみたくなり、「漁師は歌う」カベルネ・フランのグラス、チーズの盛り合わせも追加。

桝入り赤ワイン

色調は明るく、タンニンはさらりとしていて、果実味は優しめながら、飲み応えが適度にある。
肩ひじ張らず、力が抜けていて何とも言えずいい感じ。
これは、家でまったり飲みたいワイン。
どこのブドウか伺うと、井筒ワインのある塩尻ですよとのこと。

井筒ワインとは全く違うワイン。
銚子らしい赤ワインにしようと工夫して醸造されているのだろう。

残りのお料理とワインを堪能。
そろそろ、ワインを購入して帰ろう。
選んだのは、「漁師は歌う」のオレンジとカベルネ・フラン。

店内の冷蔵ケース

料理をつくってくれた奥様も厨房から出てきて、お二人で見送ってくれた。
息子さんの想いを実現されているご夫婦とお話しできて楽しかった。

銚子駅から「しおさい」に乗って東京駅へ。

17:35発の「しおさい」で帰る


お土産

今回購入してきたお土産は以下のとおり。

ヤマサ醬油「ソヤ ノワール」「醤油羊羹」、銚子電鉄「ぬれ煎餅」、
「落花生最中」「ピーナッツみそ」「コーヒーピーナッツ」
麹調味料が好きなので

他に、秋刀魚や鯖、しらすのアヒージョなども。

そして、「漁師は歌う」を2本。

試飲して美味しかった
印象的だった2本



🐟     🐟     🐟



銚子のワイナリーと街歩き、いかがでしたか。
この日は計1.6万歩あるいて、美味しいものもたくさんいただきました。
銚子は、私の好きな富山の岩瀬に少し似ていて、路地の多い海の街でした。

梅ももあんずさんには、「銚子葡萄酒醸造所」を教えていただいたこと、改めてお礼申し上げます。ありがとうございます!!

<日本ワイナリー巡りnote記録済 16都県+ワイン経験済 16道府県=32都道府県>

オレンジ:日本ワイナリー巡りnote記録済 16都県
ホワイト:ワイン経験済 16道府県
グレー:ワイン未経験 15県

GWもワイナリー巡りを計画中で、まだ訪問したことのない県に行く予定です。

今回もお読みいただきありがとうございます🍷

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