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初秋の上田旅行 ②三水館の食事編~移動

前回の続きです。

今回は鹿教湯温泉にある三水館での夕食&朝食を中心にご紹介します。



夕食

18時頃、部屋の電話が鳴る。
出てみると「お食事のご用意ができました」との案内。
早速、部屋を出て1階に降りてみると、個室に案内される。

味のある木彫りが飾られている
飲み物メニュー

「お飲みものは?」と聞かれたので「お料理はどんな感じですか」と尋ねてみると「魚やグラタンが出ます」とのことで、白ワインのボトルを注文。

テーブルにセットされていた前菜
(いんげん、モロヘイヤ、焼きナス、春巻き、だし巻き卵)

用意してもらった小布施ワイナリーのボトルとグラス、ワインクーラー。

小布施ワイナリー クロ・ド・カクトー シャルドネ 2023
(裏ラベルによると角藤農園の樽発酵100%)

白い花、グレープフルーツの香り、桃やバニラの香り、やや苦みのアクセント、エレガントでキリリと綺麗な印象のワイン。
前菜のインゲンのアーモンド和えや、パリッと揚げられた春巻きなどによく合った。

次の料理はトウモロコシのポタージュスープ。

お皿とスープの色のコントラストが美しい

自然な甘味があり、トウモロコシの食感も残っていて美味しい。

続いて、カボチャの豆腐。
食感は想像したより瑞々しく、夏っぽい印象の一皿。

とろりとしたあんがかかっている

ここからは2人分をまとめて提供されるので、取り分けていただく。

夏野菜の煮びたし
オクラ、インゲン、パプリカ、ナス、冬瓜
グリーンサラダ、人参サラダ、
ポテトサラダ、ミニトマト等の盛り合わせ

新鮮で食感のいい野菜をたっぷりいただき、白ワインと一緒に堪能。

続いて鮎の塩焼きが登場。

右下は紫蘇酢

外側はパリッと香ばしく、身はふわっと柔らかい。
家のコンロではこんな風には焼けない。

尾ビレはパリパリで、内臓は独特の苦みがあって美味、頭もよく噛んでいただいた。
紫蘇酢の爽やかな風味もよい。

ここで白ワインがなくなったので、小布施ワイナリーの赤をグラスで追加。

透明感のあるやや濃いルビー色
詳細は聞かなかったが後で調べると品種はシラーか

このタイミングでトマトとズッキーニのグラタンが提供される。

取り分けたグラタンと
トウモロコシのパン2人分

夏野菜とチーズたっぷりのグラタンは元気になれる料理。
トウモロコシが練り込まれたパンはしっとり固めに焼いてあって、夏野菜の旨味を吸わせていただくと美味しかった。

最後の〆は、枝豆と新生姜のご飯、味噌汁、漬物。

〆のご飯セット

写真を撮り損ねたが、ナガノパープルとほうじ茶もいただいて夕食を終えた。

ここまで早くもなく待つこともなく、テンポよく食事をさせてもらった。
たっぷりとボリュームはあるが、野菜中心なので重たくない。
ヘルシーな満足感がある。

食べ終わると、スタッフの方から「デザートをロビーにご用意しています」との案内。
ロビーに移動して椅子に座ると、デザートセットをサーブしてくれる。

杏仁豆腐、レモンのアイス、お茶

杏仁豆腐は甘さ控えめで、レモンのアイスはさっぱりとしつつコクもあって美味しい。
お茶をいただいて、食後の余韻に浸る。

料理からデザートまで、全体的に味付けは控えめだった。
それでもこれだけ満足感があるのは、素材がよく、それを活かしているからだろう。
多種の野菜を中心に手間がかかっている。

これぞ身体が喜ぶご馳走。

また、食器やしつらえもセンスがいい。
別の季節で人気だという「草鍋(山菜)」「きのこ鍋」も食べてみたいと思った。

部屋の入り口に生けられた野花

その後、部屋で食休めをしてから温泉に入った。
少し読書をして就寝。


朝食

早朝、ふと目が覚める。
窓の外を見ると、空が白んできていて日の出が近い。
水を飲んで、もう一度寝る。

次に起きると、今度は雨音がする。
この部屋で初めてテレビをつけてニュースを見る。
新潟が大雨になりそうとのことだが、外の雨は止んできた。

窓の外の風景
雲の間から青空が見える

身支度をして、お茶を入れて、2日目の計画を確認。
8時半に部屋の電話が鳴って、朝食の準備ができたことを知らせてくれる。

1階に降りて、前夜と同じ部屋へ入る。
テーブルにはおかずなどがセッティング済。

温泉卵、おから、鰯のみりん干し、いんげん、ナス味噌、漬物
右端に見切れているのはメロンとシャインマスカット

おひつに入っていたほかほかの玄米をよそっていると、味噌汁を出してくれた。

玄米追加

早速いただく。
夕食と同じく、料理の味つけはやや控えめだが、出汁が効いていたりして風味がよく、もちっとした玄米がすすむ。

部屋にいる時はあまりお腹が減っていないような気がしていたが、食べ始めると無心で食感や風味を楽しんだ。

ロビーにコーヒーが用意してあるとの案内で、個室を離れて移動。
セルフサービスで美味しいコーヒーをいただいた。


食休めをしてから温泉に入ると独泉だったのは前回の記事のとおり。

温泉からあがって、荷物をまとめ、チェックアウトの用意をする。

前日14時過ぎに着いてから、朝10時半くらいまで、時計を気にせずにゆっくり過ごさせてもらった。

チェックアウト時、フロントの向こうの板間で、昨日の茶白の猫が気持ちよさそうに寝ていた。


鹿教湯温泉散策

鹿教湯温泉のバス停へ向けて、早目に出発。
歩いていくと、稲を刈り取る作業が進んでいる。

坂を上がって、鹿教湯温泉のバス停の近くにある「五台橋」を見に行く。

渓流に屋根付きの木造橋がかかっている。
ふと下流に目をむけると大きな建物の手前にガラス窓が割れた建物があった。

手前の温泉センターと高い建物の間に
荒れた建物

温泉宿の後継者問題が課題になっていることを改めて感じる。
三水館のような宿は残って欲しいと思った。

バス停に戻り、近くにあった石碑をみると、鹿教湯温泉は昭和31年に国民保養温泉地として指定されたとある。今からおよそ70年前のことだ。

バス停の近くにあった石碑

鹿教湯温泉の由来を調べると、「1200年ほど前、文殊菩薩が鹿の姿に化身して、信仰深い猟師に丸子の山中に湧き出る温泉の場所を教えた」という伝説があるという。
そして、江戸時代から湯治場として栄えてきた場所。

かつては賑わっていたであろう土産物店なども、連休なのに人通りはそれほど多くはない。
「おやき」の看板を見つけて、お店で素朴なおやきを購入。
(帰宅後に自宅で食べたら美味しかった。)


ワイナリーへ移動

しばらくすると、また雨が降り出した。
徐々に雨はどしゃ降りになっていく。

バスは発車時間になっても来ない。
大丈夫だろうかと心配になる。
上田駅で次の目的地へ向かう「しなの鉄道」に乗り換える予定だが、時間にあまり余裕がない。

5分遅れくらいで、ようやくバスがやってきた。
その後も渋滞で信号待ちが長引いたりして、バスの進行は遅い。

「しなの鉄道」に乗るのは諦めて、タクシーで移動することにしようか。
バスの中で検討する。
上田市の隣の坂城さかき町にあるワイナリーに予約を入れてある。

上田駅に到着したのは予定到着時刻より16分後で、ちょうど乗り換えようとしていた電車が発車する時間。
一先ず、コインロッカーに旅行バッグを入れておく。

仕方ないので、タクシーに乗り込む。
運転手さんに行き先を告げるが、聞き取れないよう。

「坂城までお願いします」
「え?◇◇◇?」
「いいえ。サ~カ~キ~です」
「◆◆◆ですか?」
「ちがいます」
「電話番号わかる?」
「わかります」

電話番号を伝えてカーナビに入力してもらう。
「1?」「いいえ8です」
繰り返し番号を言って入力してもらい、登録できたようなので出発。

「あれ~、遠くまでいくんだね」
「坂に城って書いて、サカキって読むんですよね」
「そう。耳が遠くてね。歳はとりたくないね」

タクシーはナビにしたがって進み、北国街道を北上していく。
運転手さんとの会話がなりたたないので、車内は無言。
スマホでGoogle Mapの進行状況を確認する。

幸い雨はやんだ。
ナビは少し先で右折と表示がでている。
もう大丈夫だろう。
スマホの画面を閉じて、支払いをするために現金を用意する。

タクシーは右折して、「間もなく目的地です」と音声が流れる。

右側には燃料タンクがならび、左側には古い施設。

「あれ?おかしい。ここじゃないですね」
「え?ここじゃない?」
「でも、近いはずなので、ここでいいです」

支払いを済ませてタクシーを降りてGoogle Mapを確認すると、現在地は「坂城町役場」と出た。
さあ、どうする。



☔      ☔      ☔



と、今回はここまでにします。
三水館は食事もとても良かったのですが、雨の影響等でその後の移動が困難になってしまいました。

これまでも交通に関して色んなことがありましたが、この旅も思いがけない展開となりました。

ワイナリーには無事たどりつけたのか??

次回「日本ワイナリー巡り」の記事に続きます!!


今回もお読みいただきありがとうございました♨

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