120.2 基礎編 / 思想 / 北辰信仰と妙見信仰 vol.3
え?関連して星辰信仰ってのがあるの?
こんにちは、加来各論です。
そんな訳で今日は不動の中心・北極星信仰にまつわる話の続きです。
まとめ終わってたと思ってたら関連商品がまだありました...。
中世から遡るに...
中世(鎌倉・室町)12世紀ごろ
北辰 / 北極星は天空の不動の中心、結束の象徴。武士の守護神としての妙見菩薩。

それは不動の中心。
これは資金力がないと武器を大量購入できませんから日頃から資源地を押えて資金を貯めておく。そのための銀行としての寺社の重要性となります。この辺は西方も同じロジックです。以前解説しました。
平安期 10世紀~
千葉氏が耳納連山界隈に入って妙見信仰を広めるのですが、店主からすると火を扱う鉱物職人の密教(秘匿技術)ですし、遥か昔から鉱物はそこにある訳でそれを知っていたからこそ下総から千葉氏入植の流れかと思います。

翁と言えば秦氏か…。
千葉氏の流れを汲む草野氏は耳納連山の西の端、星野氏はうきは市の妙見城を拠点に妙見信仰を広げる。星野姓は星野村の隕石落下から由来。
ここで八女の八とか資源を中心にした象徴的な街づくりの謎が紐解けてきます。八が付く街には共通した生産を軸とした連携の景色が見えるんですね、製造業のライン計画をされる方ならピンとくるかも知れません。古代の資源、加工、製造、物流の名残が都市の残像として浮き出て見えるんです。土地の素性として、ものづくりに大切な素直さ、穏やかさ、安定感も人に出てきます。

星辰信仰 / ゾロアスター、道教、仏教、五行説のミックス。筑紫磐井氏は新羅(ローマ人多数居住)と組んでいたので海路を進んだネストリウス派が時間と経由地の知恵を集積しながら新羅に着いたらごちゃ混ぜに頭良くなってた感じでしょうか。シルクロードの陸路を進んだのが西安の秦氏。
古代(7-8世紀)
星野村の古い言い伝えによると...
・隕石伝承 / 飛鳥・奈良時代ごろ、空から大きな星(隕石)が降り注いだという伝説があり、それが現在の星野村にある 麻生神社(星の宮) などの起源。
・道教・陰陽道の影響 / 妙見信仰として体系化される前段階として、大陸から渡来した道教的な星への畏怖が、この地の山岳信仰と混ざり合ったのがこの時期。
徐福が巴人を連れて来たのが紀元前3世紀ですから日本の鉱物資源地、特に中央構造線上はすべて調べ上げてとっくに分散して土着してると思うんですよね。それを治世が変わり千葉氏が下総から派遣される訳ですね。木造船の防触材であるべんがらと粉体製造技術を押えに。
道教 / 儒教・仏教に並ぶ中国三教のうちの1つ。無為自然(老子・荘子)を解く道家、不老不死の神仙思想、民間信仰、風水、陰陽五行説などが融合した多神教。日本の「陰陽道」や「修験道」に影響を与える。現世利益。←シーパワー勢にウケそうですね。
陰陽五行思想 / すべての事象が自然界の陰陽と五要素(木・火・土・金・水)の組合せで成り立っている。これと密接な関連を持つ天文学、暦学、易学、時計などは、5世紀に伝来。

月読命 Tsukuyomi / 月夜見とも書きます。

山田堰水神社にて
水時計 / 恵蘇八幡宮

恵蘇八幡宮にて
陰陽道 / 安倍晴明、晴明神社@京都。古代中国の陰陽五行思想を基盤に、陰陽の二気、「木・火・土・金・水」の五行に重きを置き天文・暦数・占術を駆使して吉凶を占う技術体系。シンボルとしての五芒星があり魔除けとされ、旧日本陸軍では陸軍星と呼び弾除けに帽子に刺繍を施します。六曜・風水・厄除けとして生活に根付く。九州では12-19世紀に宇佐の陰陽師が活動。明治5年に迷信として禁止。

illuminateしてます。
五穀は五行思想を匂わせてますね。
店主的には五行説も西方のペンタグラムも同じことを解説してると思っていてどちらが元祖かはまだ掘れてません。
ペンタグラム 五芒星 / 火・水・風・土・精神。

モノづくりの五大要素を示してる様に見えます。
下向きのペンタグラムは
精神を下げてますから
軍神、シーパワーかな。
精神が上に来てますから 火・水・風・土を使うものづくりにおいては精神性を高めなさいよ! って意味かと。スポーツや音楽もそうですがモノづくりは雑念があると上手くいきませんし形が出来ても長持ちしません。
逆ペンタグラムというのもあってこちらは悪魔崇拝とよく言われていますがパラッツオ・ファルネーゼは逆ペンタグラムの城として有名です。勲章には正逆があってこれによって筋を示しているようです。これは書いちゃダメかな?ダメならコメントください、削除しますw米国のペンタゴンも同じなので逆ペンタは軍事関連かと思います。

ここには当時の世界地図が内装に
描かれてあるのですが
一度お邪魔したいところです。
パラッツォ・ファルネーゼ
tripadvisorより
という訳で一連の信仰の順序としては
星辰(八女)→北辰(中国)→妙見(鎌倉武士)
北辰は中国由来と言われているので途中でミックスしていると思われます。
結論 / Conclusion
文化、伝承は基本シリーズもの、
切り口で形が変わる。
読みは同じで時代によって字が変わる傾向があります。
注意 スキ大歓迎、リンク歓迎、禁不許可転載複製、応相談、少人数出張座学承ります。
*写真は高良大社本殿にて。ボードゲームでしょうか?将棋、囲碁だと盤面はグリッドですね。秦氏の都市計画もグリッドになります。名付けて条里制。

亀に乗ってるから妙見様だな。
小さ過ぎて誰も気づかないと思われ…。
高良大社にて。
