62歳、突然動けなくなった夏の日。私が見逃した夏バテのサイン
仕事最終日の前日のこと
股関節の手術を受けることになり、仕事に区切りをつけることにしました。
入院までは職場に迷惑をかけないように——
そう思って、無理をしていたのかもしれません。
胃の丈夫な私が倒れるなんて、思ってもみませんでした。
それでも最終日までは働くつもりでいたんです。
でも最終日の前日。
急にエアコンの風が刺すように冷たい。
胃がムカムして水分も入らない。
「どうしたんだろう」
そのとき初めて、自分の異常に気がつきました。
なんとか家に帰って、水を飲んで横になりました。
だるい
何もする気が起きない
お腹も空かない
胃もたれのような感じが、ずっと続く
お腹を壊す
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後から考えると思い当たることばかり
その日の思い当たることは、病院の給食で食べたフライものくらい。
揚げ物が体に合わなかったのかもしれません。
暑さで、冷たいものばかり口にしていました。
その日は詰所のエアコンもとても冷たく感じたなと思いました。
そして、体だけではなかったのだと思います。
無理をしてはいけない。頭ではわかっていました。
でも忙しい職場で休むことの申し訳なさ。
動けない体でできる仕事は限られていること。
そのもどかしさが、心のどこかにずっとありました。
心がしんどくなっていたことにも、私は気づけていなかったのでしょう。
どれかひとつなら平気だったかもしれません。
でも重なったとき、体や心は悲鳴をあげたのだと思います。
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看護師なのに、自分のことは気づけなかった
40年間、患者さんの体調の変化には敏感でいたつもりでした。
顔色、食欲、汗のかき方
小さなサインを見逃さないのが仕事です。
でも自分のこととなると、まったく気づけませんでした。
結局、手術を前に体調を崩すわけにもいかず、詰所のみんなにお別れも言えないまま休むことになってしまいました。
これが、今でも心残りです。
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シニアの夏バテは、急にやってくる
若いころは、少し疲れても一晩寝れば回復しました。
でも年齢を重ねると、こんなふうに変わってきます。
食欲が落ちる前に、まず「だるさ」が来る
水分が入らなくなったときには、もうかなり危ない
気づいたときには、動けなくなっている
そして何より怖いのは、自分では気づきにくいということ。
「まだ大丈夫」と思っているうちに、体は限界を超えているのです。
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年齢とともに、食べられるものが変わっていく
もうひとつ、今回気づいたことがあります。
若いころなら平気だった揚げ物が、こたえるようになりました。
胃腸の消化力も、年齢とともに確実に落ちていきます。
「昔は食べられたのに」
これは衰えではなく、体からのメッセージなのだと思います。
無理せず、今の自分に合ったものを選ぶ。
それも、年齢を重ねる知恵のひとつですね。
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私が今、気をつけていること
①体調の小さな変化を見逃さない
「なんとなくだるい」その感覚が一番のサインです。
②「まだ大丈夫」と思ったときこそ休む
無理をしない勇気も必要でした。
③冷たいものばかりにしない
暑いとつい冷えた飲み物ばかりになりますが、内臓は確実に冷えていきます。
私は今、冷たいものの合間に常温の水やあたたかいお茶を挟むようにしています。
これだけで胃腸の負担がずいぶん違いますよ。
④油ものは控えめに
消化のいいものを選ぶようになりました。
体調を崩したときは、温かいスープやお粥、梅干しとおかかのおにぎりなど、胃にやさしいものから少しずつ。
無理に食べようとせず、体が受け入れてくれるものを探すのが一番です。
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まとめ
自分の体のことは、自分が一番わかっているつもりでした。
でも実際は、わからないものですね。
だからこそ、体からの小さなサインを大切にしたい。
「なんとなくだるい」
「食欲がない」
「いつもと違う」
そして、心のサインも同じです。
「休むのが申し訳ない」
「思うように動けないのがもどかしい」
その気持ちを抱えたまま頑張り続けると、体のほうが先に限界を迎えてしまいます。
体も心も、無理をした分だけ静かに疲れをためていきますから。
どうか、あなたのサインを無視しないでくださいね。
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おその|シニアの保健室🍀
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