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創作大賞2025感想文: 亜麻布みゆさん 『人事部付 真田雪乃の議事録』

こちらの作品を読んだ。



読み終わっての感想はただ一言、「最高」だった。この2文字で済むところを、一生懸命約900字かけて書いてみたいと思う。


真田雪乃の議事録、通称『さなゆき』は、その前身となるお話がある。


noteの注目記事にも選ばれた、ブラック・クリスマス。通称『ブラクリ』。


舞台は、超多忙でブラックな就労環境の不動産会社営業所。クリスマスの日、そこで働く男女二人の甘くて胸がキュンとするラブストーリー。
これを読んで、何かを期待して休日出勤したくなった人は私だけじゃないはずだ。


本作、『さなゆき』の舞台は、『ブラクリ』と同じく、シロヤマ・コーポレーションだが、営業所ではなく、本社から始まる。本社人事部付の真田雪乃が主人公だ。もちろん、『ブラクリの』丸田さんと黒木さんも登場するので、二人のファンは必読だ。

まだ読んでいない人の為に、ひとつお伝えしておくことがある。それはこの作品は中毒性があるということだ。

どこの会社にもある、課題やトラブル(めっちゃリアルでわかりみが凄い)。それを主人公の真田雪乃が悪戦苦闘で解決する。その結果、雪乃本人も関係している人達も成長し、皆がすこし幸せになる。中心にあるのが、議事録を記した雪乃のモレスキンのノートだ。


もうとにかく、その一連の流れを読むのが心地よい。


何より登場人物がみなカワイイ。それぞれ悩みを抱えていたり、どこか完璧じゃない所が人間らしくて、愛おしい。みゆさんフィルターを通すからなのか、可愛さ5割増しだ。

だからこそ、読者はみんな、推しの登場人物が自然とできてくる。ちなみに私は上杉部長。こんな上司の下なら、仕事が楽しくて仕方ないと思う。裏で泣くほど成長を喜んでくれていると知ったら、それこそ惚れる勢いだ。


みゆさんの小説の特徴として、難しい言い回しが出てこないことが特徴だと思う。
誰にでも読みやすい平易な言葉で書いてあるので、読みやすいし、あっという間に最後まで読んでしまう。それなりに長い文章なのに疲れない。
もっと読みたいと、脳が、心が喜んでいる。


だからこそ、まだまだシリーズ化して欲しい(まずは同期全制覇してほしい)し、さなゆきの世界にどっぷり漬かっていたい。


多くの人に長く愛される作品。それが『さなゆき』です。


読めばあなたもきっと、シロヤマ・コーポレーションの一員になれる。



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