世界一恐ろしい昆虫「サシガメ」の恐怖に戦慄しろ
以前、この世で最も邪悪な生物はアメンボだという記事を書いたんですけど、ごめんなさい。
あれ、間違いでした。
確かに虎の威を借る鬼畜レイパーのアメンボは邪悪なんですけど、もっと邪悪な生物がいたんですよ。

それがこいつ。
サシガメ君です。偶然か必然かわかりませんが、アメンボと同じくカメムシの仲間です。
なんてことない、人畜無害そうな虫ですよね。なんなら、少し鼻が長くて間抜けそうな印象すら受けます。
だけど、コイツはアメンボ以上の鬼畜野郎なんですよ。
鬼畜レイパーのアメンボ以上の鬼畜って、一体サシガメ君は何をしでかしてくれるんですかね?
気になりますね〜〜
というわけで、今回は、そんなサシガメ君の鬼畜な生活に密着していきたいと思います。
これを見てしまったら、あなたもサシガメが憎くなること間違いなし!!
サシガメ、仕事の流儀───
日本にもサシガメの仲間はいますが、彼らのほとんどは人畜無害です。
しかし、中南米に生息するオオサシガメの仲間は害悪そのもので、人間の生き血を啜って生きています。蚊やアブみたいな、吸血性昆虫なんですね。
これだけでも十分嫌なやつなんですけど、吸血性昆虫の中でもサシガメの嫌さは頭ひとつ抜けています。

蚊って、騎士道精神に溢れていますよね。白昼堂々、羽音を立てながら迫って来て、そのスピードで我々を翻弄しながら生きるか死ぬかの戦いを挑んできます。
嫌いな人も多いかも知れませんけど、立派ですよ。そもそも彼女たちって、血を吸うのは自分のためじゃなくて子供のためですからね。
美しき母の愛でしょ。
それに比べてサシガメ。
普通に寝込みを襲って来ます。
いかんでしょ。
しかも、刺す位置も、皮膚が薄〜い唇とかを狙ってくるんですよ。刺されたらいてぇし。
この習性から、サシガメには「接吻虫」とかいうキモすぎる異名があります。
ファーストキスがサシガメになってしまった人が少なからずいるという事を考えると、同情が禁じ得ません。
奇襲+弱い者を狙うという卑怯さ。許してええんか?
しかも、奴ら血を吸うとお土産を置いていってくれるんですよ。
糞です。
血を吸ったら顔の上で糞して帰るんですねぇ。あまりに品がない。
人間にも居ますよね、食べたらすぐトイレ行く人。きっと、食べたら出したくなるんでしょう。
許せますか!?こんな所業が!!
奇襲+弱い者いじめ+糞尿攻めって楠木正成じゃねぇんだから。

しかもですね、問題なのはコイツに刺された後ですよ。
蚊だったら、痒くなっておしまいですよね。
しかし、サシガメは流石の鬼畜っぷり。刺されたらその後、刺された場所は腫れるし、発熱はするわリンパ腫れるわ頭痛くなるわのやりたい放題です。
しかもそれおさまるの、数週間〜数ヶ月後ですよ。
なげぇって。普通に実害出まくりですよね?
絶対に許せん!!!
ということで、これらの特徴からWHOなど、様々な国際機関や、生息地の現地政府はサシガメの撲滅活動を行っています。
WHOでは、4/14をサシガメ駆除のキャンペーンデーに定めるくらいです。サシガメ駆除の輪は世界規模なんですよ。
これを読んでサシガメに怒りを覚えた皆さん!
WHOのプロジェクトに参加して、憎きサシガメを皆殺しにしよう!!!
……何か変だと思いませんでしたか?
刺されたら熱が出る程度の虫を、なぜWHOは世界規模のキャンペーンを起こして対策しているのか?
ただの虫にキャンペーンデーがあるのはおかしいですよね。
……そうです。貴方達はまだ、サシガメの真の恐ろしさを知らない。
もし、もし貴方に覚悟があれば、この先を読み進めてください。
……
いいんですね?
サシガメに刺されたら熱が出る。そして、それは長くても数ヶ月で治る。ここまでは本当です。
問題はその後です。
10年、いや、長ければ20年くらい経った頃でしょうか。
もうサシガメに刺されたことなんて忘れてしまっているであろう頃、あなたは……
心臓が破裂して死にます。
……どういうことか、順を追ってお話ししましょう。
先ほど、サシガメは血を吸うと、その場で糞をして帰ると言いましたね。
実は、その糞の中には恐ろしい寄生虫が含まれているのです。
その寄生虫は「トリパノソーマ・クルージ」といい、サシガメの咬傷から我々の体内に侵入し、ゆっくりと増えてゆきます。

そして何事もなく20年ほどが経った頃、彼らは牙を剥き始めます。もうこの段階に至ってしまうと、ほとんどの場合助かりません。
心肥大・心不全などの症状を起こして死に至ります。
この、トリパノソーマ・クルージにより引き起こされる一連の病気は「シャーガス病」と呼ばれ、WHOによって、NTD(顧みられない熱帯病)という、20の注意すべき感染症のカテゴリーに割り振られ、世界規模で様々な対策が取られています。
そして、そんな病気をばら撒くサシガメ。
日本語では「刺す」+「カメムシ」というなんの変哲もない名前ですが、英名は
Assassin bug(暗殺虫)
そうです。その名の通り彼は、なんと
世界で6番目に人を殺している生物です。
その被害者数は、年間約一万人。
一万人もの人が、サシガメによる「死の口付け」で命を落としているわけですね。
「死の口付け」でハートをブレイクする暗殺者なんて、めっちゃエッチなお姉さんっぽいですけど、現実は非常ですね。ただのキモい虫です。
皆さん、今でもこのキモい虫の口付けで多くの人が苦しんでいるんですよ!!
幸いにも、日本にはサシガメ自体は居ますが、このトリパノソーマ・クルージを持ったサシガメは居ません。よかったですね。
この平和を、全世界の人々に届けてやろうじゃん。
ということで、少しでもこの現実に抗いたいと思ったら、WHOの活動に目を通してみてください。
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