#読書感想文 無人島に持って行きたいと思う本 「即興詩人」 安野光雅 口語訳
本を読み
その中に紹介されていた本を読む
本から本へどんぶらこ
読書のひそかな楽しみであります
口語訳
即興詩人(上・下)
安野光雅
アンデルセン 原作
森鴎外 文語訳

少し前に読んでいた須賀敦子さんの著書
「遠い朝の本たち」の中で、出会った「即興詩人」です
少し前に記事にしました
もし、お時間ありましたら
須賀敦子さんのお父様が
「ところで即興詩人は読んだか?」
と、たびたび言われていたという場面があり
印象に残りました
でも
原作があの童話で有名なアンデルセンだから気になったものの
お父様が読まれていたのは森鴎外の文語訳ということでしたので
わたしには到底難しく読めないのだろうなぁと
メモをとることはせずにおりました
そんなおり、本屋さんを歩いていて
目に飛び込んできた
「即興詩人」という文字
安野光雅さんの口語訳があるのだな
手にとります
口語訳とはいえ
きっと難しいのだろうな
でも、
まえがきの安野さんのこんな言葉に背中を押されて
‥「即興詩人」を難しいなどと言わないでほしい
これは、誰もがこころを焦がした、恋の記憶なのです
‥どうかこの機会に鴎外訳の「即興詩人」を読んでください
おそるおそる
口語訳ならば大丈夫かなぁ?
こころ焦がしたこと…
ありますよ?
物語りの中に入れてもらえることが出来るのかしら
わたしの焦がし具合で、まにあうかしら?
しかしながら‥
大丈夫でありました
須賀敦子さんのお父様は
須賀敦子さんがローマに留学されたおり
岩波書店の「即興詩人」を送り
「この中に出ている場所にはみんな行ってください」と
ほとんど電報のような命令がページにはさんであった
と、いうエピソードが紹介されていたことを思い出します
(ちなみに、お父様は、巡り歩いたそうです)
もしかして、この場面のこの場所も
お父様のメモが挟まれていたのかもしれない
もちろんそれは森鴎外の文語訳の本であったのでしょうが
今まで『長靴の形をした国』という事くらいしか知らなかった
イタリアの国を主人公たちのこころもようとともに
北へ南へ歩きます
ところで
アンデルセンと言いますと
童話のイメージだと思うのですが
(「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」「人魚姫」など)
わたしの本棚から
「おやゆび姫」と「絵のない絵本」が出てきまして

解説の中に即興詩人のこと書いてありました
旅から旅のアンデルセンがフランスをへて
イタリアへ行った時の印象で書かれ1835年に出版
今もなお多く人々に読み継がれている
童話は、その後書かれたこと
まだ、童話という文学の本質や意義も広く認められない時代
当時の批評家たちは「即興詩人」のような立派な作品をかける人が
何故子供だましの童話をかくのかと言い、褒めるどころか
むしろ酷評していたというので驚きます
読み終わり
青空文庫で
文語訳の即興詩人をながめてみてみます
‥やはり‥難しそう
でも、〝美しい文語体〟というものを感じてみたい‥
もう一度調べてみますと
YouTubeで朗読されているのを見つけました
今、聴いています
正直、慣れない文語体であり
美しさを感じる余裕はないのですが
もしかして‥
安野さんの「口語訳」を読み終わった今
文章で読む前に
耳から一度文語体に慣れてからなら‥
森鴎外「即興詩人」文語体を楽しめる?
むむむ‥
むむ‥
む‥
朗読を聴きながら
われ、汗吹き出る、日曜の午後なり
頑張って「文語風」を真似てみるが
ちょっと、コロ助みたいにゃり?
余談なのですが
「おやゆび姫」をパラパラめくり
「火うち箱」という童話を読んでみました
たいそうみにくい魔女のお顔が
下唇が胸の上までたれさがっている
と、あり
そんなわけないでしょ?と心の中で突っ込みつつ
下唇が胸の上まで垂れ下がっているおばあさんを
想像してしまう自分がおかしかったです
童話って楽しいなぁ
ユーモアと残酷さと理不尽さ
子供頃に見た日本昔話しの中の理不尽さなど
子供の頃にはおそろしかったものですが
物語りの中で「理不尽なことはおこるもの」という事
知っておけたのは生きる底力になっていたのかもしれないなと
そんなことを思いました
即興詩人
どんな風に好きか、まだ言葉が追いつかないのですが
安野さんの口語訳の「即興詩人」魅力的で
長靴からブーツのイメージになりました
安野さんのまえがきに
〈無人島に持って行きたい作品〉と言われる人もいる
と、書いてありまして
それは‥やはり
労して読了す‥して
力を尽くして読まむ‥して
しつこく、文語風で自らに掛け声をかけて?
森鴎外、口語訳を読み終わった後に
無人島に行くときに持って行きたいものは?と聞かれて
われ、即興詩人がいいにゃり!と
答える事が出来るのかもしれません
最後まで読んでくださりありがとうございました😊
こうして好きなこと出来ている今に感謝します。
いつも読んでくださるかた
はじめましてのかた
ありがとうございます♪
マガジンに入れてくださりありがとうございます♪
とっても嬉しいです♪
