企業事例から学ぶこと
人を大切にする会社を読み解くノート
これまで数こそ多くはありませんが、
いくつかの会社を訪問し、
またフォーラムや講演を通じて、
さまざまな企業事例にれてきました。
そのたびに、印象に残る言葉や取り組みをメモしてきました。
けれども振り返ってみると、
それらはまだ「一つひとつの企業の記録」として残っているだけで、
横断的には十分に整理できていません。
人を大切にする会社には、どんな共通点があるのか。
小さくても強くてやさしい会社には、どんな日常があるのか。
・社員やその家族、
・社外社員やその家族、
・顧客、
・地域社会や社会的弱者の方。
・株主
会社として「大切にしなければならない5人」を大切にする姿勢は
制度だけでなく、経営者の言葉や、会社の雰囲気などにも表れます。
企業事例を見るときには
「どんな制度があるのか」
「どんな取り組みをしているのか」
に目が向きがちです。
もちろん、それも大切ですが、
本当に学ぶべきことは、
その取り組みの奥にある「考え方」です。
経営者は日頃、どんな言葉を大切にしているのか。
なぜ、経営者はその制度をつくったのか。
社員はその制度をどのように考え、活用しているのか。
取引先やお客様、地域社会とはどのように向き合っているのか。
そこに、その会社らしい姿勢、経営の姿が表れます。
これから少しずつ、
これまで見聞きしてきた企業事例をもとに、
整理していきたいと思います。
ただし、企業名や具体的な情報は控え、
企業が特定されないよう
一部を抽象化・再構成しながら書いてまいります。
目的は、特定の会社を紹介することではありません。
事例を通じて、「人を大切にする経営」とは何か、
「小さくても強くてやさしい会社づくり」には
どのような視点が必要なのかを考えてまいります。
一つひとつの事例を、自社を見つめ直す問いに変え、
経営を見るものさしを整えることにつながるのではないかと思っています。
次回から、1つの企業事例から見えた学びを取り上げながら、
日々の経営に置き換えられる視点を少しずつ整理していきます。
〈このnoteを書いた人〉
有村知里(Chisato Arimura)

アイパス経営コンサルティング株式会社 代表取締役
中小企業診断士/人本経営学修士(EMBA)
横浜を拠点に、中小企業の経営計画づくりと実行、チーム力向上を支援する中小企業診断士。1997年創業、2021年法人化。
「小さくても強くてやさしい会社づくり」を掲げ、「人を大切にする経営」「五方良し経営」を軸に、利益と品格を両立する経営を大切にしている。
経営者の想いを言葉にし、社員と共有できる形に整えながら、現場で動く経営計画、相談しやすい組織、対話が生まれる仕組みづくりを伴走支援している。
