76話 子どものモチベーションの正体は?(小学校受験)
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5月、6月の学校訪問の季節を迎え、素敵な学校やお兄さんお姉さん達を見て、我が子が小学校への憧れを強めて、受験への意欲を高めて欲しいと願うころでしょう。
今回は、そんな時期に読んでいただきたいコラムをピックアップしました。
※今年度も販売好調のようです。願書・面接の実践書としてもご活用ください。
▌子どものモチベーションの正体
子どもの同伴が可能な説明会。第一志望群の学校だったりすると、「ほら、ここ良い学校だよね」「通ってみたいよね」と、入学への憧れを高めて、日頃の学習へのモチベーションも上げようと狙いがちです。
子どもの性格、発達度にもよるでしょうけど、ほとんどの5歳、6歳児のモチベーションは「親の喜ぶ顔」に尽きます。
「ああ、ママはこの学校が好きなんだな」「パパはこの学校に合格してほしいんだな」
と親の気持ちを察知して、「ぼくもこの学校好き!」と言っている可能性は非常に高いです。
特に、女の子はお察し能力が高いですから、日々の負荷が高くとも、親の気持ちを考えて無理をしがちです。
そういう意味では、グズグズする男子の方がまだ分かりやすい。ただ、しっかり者の男の子は、女の子と同様にストレスを溜めがちです。
洗足だ暁星だ慶應だ早稲田だ。あれもこれも必要だ。
— 狼侍[小学校受験編] (@wolf_samurai_x) May 15, 2022
文句も言わず模試でも常に一桁。その裏で、勇人の心のコップはもう満杯だった…。
週刊ダイヤモンドの受験特集の記事に出てきた狼侍という方を思い出し、Twitterに辿り着いたのは夏休みの頃だ。
妻とも話が噛み合わず、思い切って相談をしたのだ。
▌小学校はどこも素敵
学校見学は、「小学校がどういうものか」「なぜ勉強しているのか」「なぜテストがあるのか(こんなに沢山の人が入りたいから)」を軸として、小学校はどこも素敵だと伝えることが、最適解なのではと思ってます。
特定の学校へのモチベーションではなく、あくまで素敵な小学校に通うために勉強しているとのモチベーション付けです。
特定の学校へのモチベーションを避けるのは、併願校受験のモチベーション維持でもありますし、万が一の際へのダメージを減らすためでもあります。
面接対策として子どもに学校名を刻みたいお気持ちも分かりますが、それは直前でも大丈夫です。
また、その流れの中では、公立の存在を伝えるのが難しいところですが、まずは可能な限り存在を伝えないのも一つです。
存在を認識している場合は、「近所の小学校も素敵なんだけど、◯◯ちゃんにもっと合っている学校があると思う」と、親の想いとして正直に伝えるのが良いかと思います。
そこは親の喜ぶ顔が見たい子供の気持ちを利用してしまいますが、それも含めて、幼児の段階では「ぼく公立でいい!」と言って、学習を投げ出す思考にはならないと思います。
やる気がない時は、ただ単に目の前の学習が嫌なだけです。
▌お受験は親の受験
数々の受験や試験をくぐり抜けてきた皆様ですから、考査そのものへのモチベーションを高めようとしてしまいがちですが、相手は5歳、6歳児です。
グズグズはあったとしても、こんなに素直に言うことを聞くのも今だけです。早めの反抗期を迎えた中学受験、反抗期・思春期真っ只中の高校受験は、それはそれで別の苦労があります。
その純粋な素直さに甘えぬよう、改めてですがお受験は親の受験であることを認識していただきたく思います。
志望校の選別という覚悟を子どものチョイスで言い訳にしたり、日々の学習意欲を考査へのモチベーションがないからと子どものせいにしないで下さい。
「子どもがこの学校に行きたいと言ったから受けた」
「本人がやる気をなくしたから続かなかった」
そうした説明を聞くたびに、私は少し違和感を覚えます。
子どもは親の期待を感じ取り、その期待に応えようとしているだけかもしれません。そもそも、親のチョイスした学校群の中から、子どもは「これ」と言っているのは間違いありません。
受験を決めるのも親。
教室を決めるのも親。
受験校を選ぶのも親。
全ては親の判断だと覚悟しましょう。

併願戦略にもどうぞ。
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