呪いはそこにある(かいまり先生のレッスン受けました・2 スタイリング編)
前回までのあらすじ:クシャナ殿下だと思ってたけど実はサツキだったかもしれない。
ところであきやさんの記事でわたしのとても好きなくだりのひとつがこちらです。
私も美容師さんに毎回「ヘアアレンジしないんですか?」とか「オイルとかワックスつけないのですか?」と聞かれ続けて三千里。その度に「うふふ、しないんですよぉ〜☺️」と優雅に答えていたのですが、ある日気がつきました「したほうがいい」という意味だったんだなって。
ある日、ブローして、アレンジしてからサロンに行ったら褒められました「あきやさん!や、やっと気が付いてくれて…」って泣かれました。
わかる。
すごくわかる。
(なお当方、美容師さんに優雅に答えたことはあるけれど、アレンジやブローをしてサロンに行ったことは未だにありません)
というわけで、かいまり先生のレッスン当日です。偶然ではありますが、一粒万倍日の日でもありました。ちょっと嬉しい。
(かいまり先生とヘアメイクレッスンについてはこちらを参照ください。
「冒険者の化粧教室」です|【冒険者の化粧教室】かいまり (note.com) )
自室にヘアブラシなど最低限のツールを用意してアプリ通話でお話したのですが、iPhone画面を縦にして安定させるのにちょっと時間がかかりました。
可能なら洗面台とか、普段髪を整える場所でレッスンを受ける方がいろいろ楽だろうと思いますが、そうじゃなくても大きな支障はなかったよーとは報告しておきます。
(なお髪のスタイリングをするなら髪を濡らす必要があるので、水道は近くにあった方がよいかと。ツールはあるだけ側に待機させておいてもいいと思います)
◎お伺いしたこと(再掲)
髪の毛関係についてわたしはお伺いしました。具体的には以下3点。
・前髪の生え方に癖があり、夕方くらいになると束になって固まった前髪が額に張り付いてしまうので、対策を知りたい
・スタイリングについて何もわからないので教えてほしい
・合う髪型について教えてほしい
◎全般的な流れについて
順番としては合う髪型について→前髪の対策→スタイリングについてという流れでお伺いしたのですが、どのパートでも目からうろこがぼろぼろ落ちまくりました。
かいまり先生も「多くの美容師さんが『このくらいはみんな当然知ってるだろう』と思っていることが全然そうじゃないんだなあとみなさんのお話をお伺いしていて思う」と仰ってたんですが、本当にそれ。
そんなこと美容院で言われてないです!
知らないです!
そうだったんですか!?
聞いたことないです! 初めて聞きました!
そんな、髪のきれいな人たちはそんな(めんどくさい)ことを……!?(絶句)
みたいな反応をずっとしてました。いや、合コンさしすせそじゃないんだから……。
教えてもらってないんだから(本名)さんは悪くないんですよー、とくりかえし仰っていただけて大変ありがたかったです。うう。
まあ、もしかしたら今までの美容師さんもちょっとは教えてくれてたのかもしれません。
でも言い訳すると美容師さんてやっぱりそちらのプロなので、髪のスタイリングについても大抵すごく簡単そうに仰るんですよね。
そもそも美容師さんのお仕事のメインはわたしにスタイリングを教えることではなくカットやパーマですし、簡単そうにお伝えした方が(このずぼらそうな)お客さんもチャレンジしてくれそうだなーと思ってのことなのかもしれませんが、結果わたしの頭には残らないし、いろいろ省略されてる時もあるという。
そもそもわたし、美容院では大抵爆睡してるんですよね……。
美容院の予約って大抵休日のお昼前に入れていて眠いのと、いわゆる「美容師さんとの雑談が苦手なひと」なので、会話を避けるためには寝るのがいちばん早いという対策を身に着けてしまっていたのでした。
でも今書きながら思いましたが、これってあきやさん言うところの「隣国の王族の方との国交」をこちらがはなから拒否してるってことですよね。鎖国してるのにお前の国のもの寄越せーと言ってる状態。
とはいえこちらも王族の方と国交できる十分な知識がなかったので鎖国していたわけで……。
ちゃんと国交できる人、もとい、髪をちゃんとスタイリングしてる人は一体どこでスタイリングについての基礎知識を得てるんだろう、とはしみじみ思いました。youtube? じゃあyoutubeのなかった時代は?
美容雑誌とかに書いてありましたっけ? でも書いてあっても理解できなくないですか……?
ちなみに、髪をふんわりさせるのはパーマをかけていても難しいと聞いてびっくりしました。
髪がふんわりしてる人、すごいなあ……。
◎前髪を探す
前髪(というか額というか)についてはずっとコンプレックスだったので、そもそもなぜわたしの前髪は気がつくと左右に分かれてしまうのか、そしてなぜ額に張り付いてしまうのかという原因から、それぞれの具体的な対策のテクニックまで教えていただいてとても有難かったです。
わたしはここ数年、年に1~2回は舞台上で集団で記念撮影をする人間なのですが(と、書きながら思いましたが、そもそも定期的に記念撮影をして自分や他人の写真に写った姿を見るって、コロナ禍以降の世界ではちょっと珍しいことかも)、人と写真を撮るとやっぱり自分と周囲とを比べてしまうんですね。
仕事帰りにふと目に映った自分の姿にげんなり……については比較する他者がいないし、まあ夕方だしなーとか疲れてるしなーとか理由をつけて自分を騙せるんですが、いわゆる晴れ舞台の集合写真は流石にそういうやり方では自分を騙せない。
だって自分含めみんな、それなりに多少はかっこつけるわけです。かっこつけても自分は顔が引き攣り額に前髪が張り付いてしまうのか、と。周りの人はもうちょっといい感じな気がするのになー、いいなー……と。
しかも舞台って照明は暑いし公演後は体力も消耗してるので、舞台に上がる前の時点では当社比でいい感じだと思っていた顔やら髪やら諸々も写真撮影時には大体流れ落ちてるし、なのに写真撮影前にお化粧直しの時間がない時がほとんどだし。例えば友達と旅行したときにみんなで写真撮ろうよ(こういうことも最近はあまりない気がしますが)、みたいな時なんかより、ダメさ加減が圧倒的なのです。
その意味では前髪の張り付きについて、舞台用の事前の対策方法も聞けて有難かったです。
もっと言うと、やっぱりそういう時って通常のお化粧の方法と違う方法がいるんだ、通常のお化粧方法だけだったらうまくいかなくて当然なんだ、と思えたのも良かったです。
と同時に、常に100%パーフェクトなスタイリングでいるのは無理と言われて、なるほどー! ともなったのですが。
(「完璧な条件でプレイできることなど一生になんどもないわ」というお蝶夫人の科白を思い出しました)
前髪が分かれてしまう件については美容院でもいつも話していて、なので前髪を厚めに作ってください、とお願いしているのに日々過ごしているうちに前髪が減ってしまって悲しくなっていたのですが(たぶんサイドに紛れてしまっていたのだと思われます)、前髪の探し方(?)を教えていただきました。
あと、意外な小技を教えてもらいました。言われてみればなるほど! なんですが、これは絶対自分では気付かない……。
また、これはテクニックの話ではないのですが。
前髪の対策テクニックに関連して、生え際を見せてほしいと言われたのでお見せしたんですが、きれいな額ですね、と言われてびっくりしました。
相談lineでもここでもくりかえし書いていますが、わたしは自分の額が広くて、そこに束になって固まった前髪が張り付いている……というのがとても嫌で。
ここ最近の頭皮マッサージや顔タイプ診断の影響で、もしかしてそこまですごく広いわけではない、のか……? と思い始めていたところではありましたが(前回参照)、とはいえ第三者から褒められる場所とは全く思っていなかったのでびっくりしました。
自分の顔の長所を、それもプロの方に教えてもらえるって凄いなと思いました。後述する呪いの解呪にはすごく効果がありました。
◎スタイリングについて
基本的なヘアアイロンの使い方を教えてもらいました。
教えていただきながら気づいたのですが、どうもわたしはスタイリングに使う道具全般を「髪をまっすぐ伸ばすためのもの」だと思い込んでいたようです。
わたしの母は生まれながらの癖っ毛のため縮毛矯正をかけている人で、ヘアアイロンやカーラー、各種ブラシなどといったスタイリングツールは幼い頃から家の洗面台や母の鏡台に山ほどあり、外出前に母親がそれらを使いながらどうにか髪をましにしようと格闘しているのをわたしは幼少期から見ていました。
そのせいか、スタイリングツール=母親が使っているもの=髪をまっすぐ伸ばすためのもの=癖っ毛ではない自分が使う意義がよくわからない、という図式になってたんですね。
なお、母からスタイリングについては特段何も教わってはいません。
ストレートヘアで癖っ毛でない方も、朝、ヘアアイロンを通すだけで全っ然違います。10分だけでも違います。時間と手間はかかるけれど、確実に「ブレイクスルー」するポイントです。
今この記事のために読み返して気付きましたが、あきやさんも全然違うって書いてました。気づいてなかった……!
(かいまり先生にはしつこい寝癖とかも直せるよと教えてもらいました。寝癖…あまり気にしたことなかった……)
そんなわけでスタイリングについての道具全般について理解していなかったわたし、髪を綺麗にするのは基本オイルだと思い込んでたのですが、これも併せて覆されました。
わたしの中では髪にアイロン(高温)をあてるという行為は髪によくない行為だという意識がかなり強く、髪の保湿や艶出しにはヘアオイル、あるいはヘアブラシを使うんだと思っていたんです。
ヘアオイルってつけすぎこそよくないものの、ヘアアイロンやドライヤーのように使い方を間違えたら髪がちりちりになったり千切れたりするようなものではないので、適量で使っていれば悪いことは起こらないものだと思ってたんですが、そもそも使用目的が違うんですね。知らなかった。
というわけでムースとオイルとワックスの違いを教えてもらってからヘアアイロンを使ってみたらあらびっくり、髪がふんわりつやつやになりました。
世の中には荷物が増えても必ず旅行先にヘアアイロンを持っていく人がいると聞いたことはありましたが、初めてその気持ちが理解できた気がしました。ふんわりつやつやにしたかったのかー。
この時点で、1)主にブラシを使った前髪のスタイリング、2)アイロンを使用したサイドのスタイリング をしているんですが、これだけで全体の印象や顔のフォルムが結構変わるのにびっくりしました。
(レッスン終了後、何も知らない家族に「なんか小顔になった…?」と聞かれました。髪しかいじってません)
なおわたしはヘアアイロンを使うのが文字通り初めてだったため、そもそもこれどうやったら電源が入るんでしょう……からのスタートだったことを申し添えます。
(かいまり先生がタブレットで商品検索して調べてくれました。
ちなみにヘアアイロンに限らずわが家の、とりあえず存在は知ってるし何なら今後使っても問題なさそうだけどわたし自身は一度も使ったことのない母親のヘアケア用品の諸々についても随時調べて教えていただきました……)。
レッスン翌日、前髪にコテを使ったらウェーブが出て、去年末にかけた前髪のデジタルパーマ、まだ生きてたんだ……! とびっくりしました。
(殺していたのはどう考えてもわたしです)
◎レッスンの感想
髪を洗おうと思いました。
これにつきます。
別記事でもさんざん書きましたが、そもそもわたしは髪を洗うことについて苦手意識が強いです。ちゃんと濯ぎきれずに注意される経験が多かったし、乾かすの面倒だし。
あまりに長期間髪を洗わないと注意されるし実際衛生面でもよくないらしい、何なら「女の子なんだからそのくらいは普通でしょう」などと言われる。とはいえ頭が凝ると辛いから仕方なく洗う……という感じで、正直なぜ髪を洗うべきなのか、そのことによる利点をこれまであまり感じたことがありませんでした。
流石にここ最近の夏の暑さは不快感が強いのでどうにかしたいと思ってはいましたが、なにしろつい最近まで、髪を洗わずにいると髪がぺしゃんとする→ぺしゃんとすると髪がいまいちに見えるということにさえ気付かずにいたような人間です。利点を感じないから洗わない。ある意味自分の中では合理化された対応だったのです。
なんですが。
利点、あるじゃん!
ずっとコンプレックスだった前髪の悩みが洗髪で解決すると知って、ようやく髪を洗うことに前向きになれました。たぶん。それを早く言ってほしかった……!
(とはいえかいまり先生には面倒な時のドライシャンプーの使い方とかドライシャンプーのデメリットとか、いろいろ手抜き方法もレクチャーしてもらいました)
◎今後レッスンを受ける方へ、そして呪いについて
レッスン以前、5月頭から頭皮マッサージや表情筋トレをしていたのですが、つくづく思ったのが、自分は予想以上に自分の顔立ちについて執着、というかコンプレックスがあったんだなということです。
もうとっくに「まあ自分の顔なんてこんなもんだろ」的なところに落ち着いたと思っていました。
ほうれい線は気になるけど目鼻立ちとかそういうのはどうしようもないしなー、メイクもレッスン通ったし、まあ前よりはよくなっただろう、自分でできるのはここら辺が限界だろうな、と。こうなりたいと目指したいものもありませんでしたし。
とんでもなかった。
おそらくわたしの中にはパンプスへのコンプレックスと同じか、それより強いものがある。
(余談ですがこれは母を見ていても思いました。
わたしを真似て始めた頭皮マッサージやストレッチオーラルの使用法動画の効果に彼女は感動し、毎日使うようにしたシートマスクのまだ濡れている分で手足を保湿するようにしたら腕のちりめん皴が改善してきたとすごく喜んでいました。
美容についての感覚は個人差も大きいとはいえ、ただ年を取ったからというだけで自分の姿形に関するコンプレックスが自然消滅して気にならなくなるなんてことは自分自身含め絶対にないな、と改めて思ったのでした。あと体の保湿は大事……)
顔周りや髪について取り組もうと思ったのはこれまでの自問自答ファッションの取組全般で美容全般に取り組むことに前向きになった&勢いづいたことや他のJJGの影響もあると思いますが、個人的には頭皮マッサージの即効性を体験したあたりで、ものすごい勢いで顔方面に関心が向いた気がします。
つまり、勝てる勝負かもしれないと分かった途端に貪欲になった。わかりやすすぎる。
先日タイムラインで、「美容クリニックに小まめに通わない人ほどたった一回の通院で劇的な効果を期待している」という趣旨のtweetを見かけたのですが、これってファッション含む美容全般に言える気がします。
コンプレックスや恨みが深いほど、一発逆転勝利で今まで自分を見下していたものを見返してやりたくなる。例え、その相手が本当はどこにも存在しない幻であっても。
でも年に数回、趣味の発表会に出て記念撮影をしている程度でも思うんですが、特別な日にだけ華麗に綺麗に変身って難しいし、おそらくほぼ無理なのではないか。
歌や踊りをする人は練習によって日常生活でも姿勢がよくなります。いつも猫背なのに発表会の日だけぴんと背筋が伸びるなんてありえない。身をもって経験してるので断言しますが、口角の角度だって絶対に! その日だけ急に上がったりはしません。
この世に数多ある、周囲からバカにされていた子が豹変して周囲を見返す話ってカタルシスが大きいけれど、現実世界である日突然、誰かが華麗に綺麗に変身したという出来事があったとしたら、それは本当は、普段から本人はその片鱗を見せているけれど見ている側がそこに全く気づかなかった……ということなのではないでしょうか。
と同時に、矛盾したようなことを書きますが、個人にとって劇的な変化というのは存在するなと思います。
わたしは今回のレッスンで前髪のスタイリングとヘアアイロンを使用したサイドのスタイリングを教えてもらいましたが、その結果、髪だけじゃなくて「顔が変わった」と思ったし、家族からもそう言われました。
ヘアメイク、と言うけれど。あれって髪とお化粧とがセットでひとの"顔"を変えるからセットで呼ぶんだなと思いました。髪とお化粧と何ならアクセサリーと、全部まとめて人は他者の"顔"として認識していて、切り離して認識することはその道のプロでもない限り基本的にはない。
おそらく本人にとって長年のコンプレックスに繋がるものであればあるほど、細部は全体の問題になるのではないかと思います。伸びてきた髪が鬱陶しいからと切ってもわたしはわたしの顔が劇的に変わったとは思わないけれど、ずっと悩んでいた前髪の問題が解決すると、それは髪だけでなく顔の話になった。
なのでかいまり先生のレッスン後のアンケートでも書いたのですが、今後レッスンを受ける方にもしわたしがアドバイスするとしたら、自分の顔のコンプレックスについてはご自分が可能な限り、言語化してお伝えしたほうが良い結果が出るんじゃないかな、と思います。メイクやスタイリングに慣れてない方は特に。
自分ではメイクの技術の問題だと思っていたことが実はメイクでなくスタイリングで解決する問題だったり、あるいはその逆だったりするかもしれない。あるいは問題だと思っていたものは、そもそも存在しないものかもしれない。思いもよらない言葉が返ってくることで自分の自分の顔に対する印象が劇的に変わる可能性があります。
ただ。
そのためには自分のコンプレックスを見詰める必要があるんですよね……。
わたしはわたしの顔が好きじゃない、ではなくて、額が広いのが嫌だ、髪が張り付くのがいかにも老けて見えて嫌だ、ほうれい線が嫌だ、マリオネットラインが嫌だ、笑うと顔が丸くなって嫌だ、……と、どこまでも具体的に詳細に言わないと、かいまり先生でも誰であっても、それは貴方の勘違いですよとかこうすれば解決できますよとアドバイスすることはできないのです。
でもそれってすごくしんどい話じゃないですか。
(だからあくまで自分がしんどくない範囲で!ではあるのですが)
……恐ろしいな、と思います。
わたしも、外見コンプレックスが一番激しかったころの自分に、自分の顔の嫌なところを具体的に上げなさいと言ったら即座に顔を顰めるだろうなと思います。あなたは自分の顔が好きじゃないと言うけれどそれは正確には笑うと子供っぽくなって嫌だという意味だし額もそこまで広いわけじゃないですよなんて当時の自分に言ったら、確実に逆ギレするだろう自信があります。
他人がどう言おうと"実際に"わたしの額は広いんだし、理由がなんであろうとわたしの笑った顔がどうしようもないのは変わらないじゃないか、なんでそんなものをわざわざ改めて目の当たりにして口にしなきゃいけないんだ……そう叫ぶ気がします。
……流石にもう落ち着いたと思っていた?
冗談じゃない。
確かに今のわたしは逆ギレも叫びもしません。
だけど呪いはずっと、ますますうず高くなりながらそこにあったのです。
あきやさんの記事で、そもそも鏡を見たくないという人は実はたくさんいるのだ……というお話があります。
鏡よ鏡、鏡さん🪞全身鏡を買うのです✨|自問自答ファッション通信|あきや あさみ
あきやさんの記事に登場する方は全身鏡をまた使い始めてから「まずは好きな色や柄を見るようにすること」に集中し、段々と「鏡をじっと見たいくらい好きな服の中から、自分自身に似合うものを探す。」と進んでいかれましたが、自分の顔が見ることが嫌なかつてのわたしには何をどう伝えればいいんだろうな、と思います。
実はレッスンで、わたしは額のほかにも顔のここが気になるんですとお話しています。それについてお伝えするときには一対一で他に誰もいないのに、明らかに声が小さくなっていました。
(かいまり先生にはわたしの気にしてるポイントについて、全然そんなことないですよ?! と言われました。前髪など、別の場所については対策を教えて下さったので、そこは素直に信じられました)
今のわたしは逆ギレも叫びもせず、自分の顔の気になるところもどうにか口にできました。
でもその現状を踏まえてどうするか……つまり、クシャナ殿下だと思ってたけど実はサツキだったかもしれないぞ問題については今後も考える必要があります。
レッスンが終わった後、お風呂に入って髪を洗うことにしました。
シャワーを浴びて髪を濡らすと、鏡のなかに濡れ髪の自分が映ります。
汗によってではない。けれど、濡れた前髪が束になってべたりと額に張り付いている。サイドの髪も水で重くなって首や顔周りに張り付いている。普段だったら自分の顔の欠点が見事に強調されているなーと感じる、あまり見たくない状況の顔です。
一瞬、初めて自分の顔を見たような気持になりました。
わたしはこんな顔をしていたっけ。わたしの額は、こんなものだっけ。
きれいな額だとかいまり先生に言われた、わたしの顔は。
たぶんわたしはずっと昔、何が切欠かもわからないけれど、どこかの時点でわたしの「かわいい」を諦めようと思ったのだと思います。その方が辛くないから。
だけどわたしはずっとわたしに「(わたしの顔が)かわいい」と言ってほしかったのかもしれません。
とりあえずしばらく前髪を額にキープすることを意識し、ヘアアイロンに慣れていこうと思います。
次回レッスンは6月末、メイクのお話もする予定です。
(すごくいい話っぽくまとめてますが、わたしのレッスンはまだ続きがあります……!)
