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🍩レベル200の理由 ――異次元ミアレと「やぶれたせかい」を繋ぐ脳科学的考察🧠

『Pokémon LEGENDS Z-A』の追加コンテンツ「M次元ラッシュ」プレイ後の考察になります。

なのでDLCのメインストーリー及びクリア後のストーリーに関する重大なネタバレがあります。
また、主に『XY』、『DPt(ダイヤモンド・パール・プラチナ)』や『LEGENDS アルセウス』など過去の他ポケモンシリーズに関しても触れるためネタバレがある可能性があります。ご了承下さい。

前章

レベルの上限それは全トレーナーにとっての一つのゴールであり、ポケモンの肉体が持つ絶対的な限界点でした。
しかし、異次元ミアレにおいてその常識は打ち破られ、私たちは『Lv.200』という未知の領域へと足を踏み入れることになります。

Lv.200

なぜ、この夢の様な場所では限界を超えられるのか?

そのヒントは、かつて私たちプレイヤーが足を踏み入れた『あの世界』の名前に隠されていました。


と、いうわけで今回は
『異次元ミアレ』と『やぶれたせかい』は実は同質の世界だった説です。
この不思議な世界や、ポケモンにとってのレベルや食事とは何なのかロジックを元に紐解いて行こうと思います。🍬🍩🍛🥪

今回も情報を詰めに詰めた結果、1万字程度になってしまいました。その分、必ず納得させる程に仕上げてきたのでご一読いただければ幸いです。

1.いじげんきのみと色相反転

色彩学において色が反転することは、光の性質が真逆であることを示します。
現実のきのみが肉体の「HPや状態異常」を癒やすもので、反転した異次元きのみはドーナツの素材であり、効果自体はありません。
代わりに5つの味があります。
後述しますが「肉体には作用せず、精神(魂)の空腹を癒やす」特殊なエネルギー体であると考えられます。
• 色相反転=「負の世界(反物質/虚数空間)」の象徴

反物質と言えばギラティナですが、
公式サイト『ポケモンミステリーファイル』において、ギラティナが生息するその場所は明確に『異次元』であると定義されています

メガゲンガーやフーパも挙げられている

ここから『異次元』が単なるSF的な並行世界ではなく、ギラティナが干渉する『この世の裏側』やフーパの異次元リングで干渉できる歪み、『深層意識の世界』に近い、物理法則の枷(かせ)が外れた精神領域であることを読み解いていきます。

ちなみにゲーム内で漢字設定だと『異次元』は漢字表記ですが、きのみ名やバターなど付く時にひらがなの「いじげん」になります。

最初はここが引っかかっていたんですが、
結論言うと「アイテム名」だけはなぜか漢字を使っていないことが未だに不動のルールというか仕様になっています。(説明欄は漢字)
過去作のオマージュと捉えられますが、アイテムに限らず漢字表記になったのはBW以降です。
十数年もアイテム名だけそのままなのはプラチナ以前のアイテム名と齟齬がない様にしているのかもしれませんね。

2.なぜ「糖分」が成長に直結するのか

ふしぎなアメとドーナツの共通点。
脳を直接ブーストする「糖分」こそが、ポケモンの力の燃料となる。

ポケモンが「ふしぎなアメ」および「けいけんアメ各種」でレベルアップするのは、単に腹が膨れるからではなく、「脳の可塑性(かそせい)」を爆発的に高めるからだと考えられます。
脳内でドーパミンやエンドルフィンが爆発的に分泌される事による作用だと考えられます。

・ 「経験値」と「アメ」の差別点:情報の質
「異次元のポケモンを倒すとアメは落ちるが、経験値は手に入らない」という仕様は、重要な要素となります。

現実のバトルで手に入る経験値は、相手の動きを読み、痛みを感知し、それに対応するという「生きた情報」です。
これは脳の神経回路を「学習」によって書き換えるプロセスです。
アメによるレベルアップは、学習をすっ飛ばして、細胞や脳のスペックを無理やり引き上げる「肉体的な底上げ」です。

「残留思念が凝縮した糖分(アメ)」として物質化する…というのは、異なる世界ならではの現象と言えます。


・脳医学と糖分の関係
フーパのような歪んだ空間を異次元に繋げる力は、脳の計算リソースを大幅に使用すると考えられます。それを支えるには、通常の食事では追いつかない「メガシンカ級の糖分(高純度エネルギー)」が必要だった、という解釈ができます。

脳科学的アプローチ
• 脳のエネルギー源は糖分のみ:
脳は全消費エネルギーの約20%を消費する大食漢ですが、そのエネルギー源はほぼ「ブドウ糖(グルコース)」に限定されています。
• BDNF(脳由来神経栄養因子)の活性化:高エネルギー(糖分)を摂取し、かつ「絆(ドーナツを分け合う)」というポジティブな刺激が加わることで、脳内でBDNFというタンパク質が分泌されます。これは「脳の肥料」とも呼ばれ、神経細胞の成長や新しい回路(技の習得や進化)の形成を助けます。

つまり糖分は脳を活性化させ、さらに「絆」という快楽物質が加わることで、脳は「肉体の損傷を無視して出力を最大化」する命令を出します。
異次元ミアレでは肉体が半ば「魂」の状態であるため、物理的な筋肉の断裂や骨折というリスクを無視して、計算上(魂の出力上)の最大値であるLv.200まで引き出せるのではないでしょうか。

・メガシンカと脳のメカニズム
全てそうかは不明だが、メガシンカの図鑑説明を見るに細胞の活性化が一番多く見られる。

細胞を激しく刺激した結果竜になる
細胞の持つ再生力を暴走

また「メガペンドラー」なんかは「猛毒が精神に作用して凶暴さに磨きがかかった」と説明があり、精神的作用から肉体が変化している。
おそらく共通しているのは脳の活性化による細胞過増殖なのではないかと考えており、
現に元々脳を酷使するポケモンであれば補いきれないためか、脳そのものが増える傾向にある。

司令塔が分身
ガメノデスは手にも脳がある

脳のメカニズムを端的に言うと脳の司令塔である「視床下部」が、生存本能でかけている「自壊防止のリミッター」を解除し、普段は眠っている細胞内のミトコンドリアに対し、限界を超えたエネルギー(ATP)生産を命じるのではないか。

このロジックでメガシンカのエネルギーがトリガーとなり、脳の細胞が爆発的に活性化した結果、強烈な精神エネルギーを生むのではないかというのがメガシンカのエネルギーの過上昇による作用ではないかと思われます。
最終兵器も生命エネルギーによりポケモンのパワーを最大限にするものでした。

過去のモミジ

・人の精神作用
メガシンカと同様に人の強さを引き出そうとした「イクスパンションスーツ」も脳に作用します。
このスーツは『XY』の後日談で語られ、使用者を昏睡状態にして仮想人格AIでリモートコントロールを行い、スーツの仮想筋肉で飛躍的に人体を強化します。

『XY』

マチエールがおじさんと呼んでいる人物の一人「クセロシキ」が開発したスーツであり、犯罪に利用されていたが、実はこの昏睡状態の間に相棒の「もこお」そしてXYの主人公「カルム/セレナ」たちによる妨害を受けた際に精神に異常をきたした。
マチエールは昏睡状態であり、『怖い夢をみた』と証言していた。

この『怖い夢』を終わらせたのが探偵事務所の元家主、おじさんと呼ばれているもう一人の存在「ハンサム」であった。

ZAにてマチエールが「カラマネロ」をメガシンカさせていたのは「クセロシキ」とのキズナではあるが、未だにスーツを着用していることからも、いざという時は人格や記憶を仮想のものにする、あるいは何らかの治療(ケア)を施す必要があるからではないかとも捉えられる。

彼女の頭には謎の輪っかがある

彼女の独特な走り方や手の振り方、拍手などの仕草からも、何かしら脳にダメージがあったのか、ストリート育ちの「カラスバ」の様に環境的な要因なのかはわからないが何れにせよゲームという枠組みの中でキャラクターの設定や動作まで細かく追求している素晴らしい作品であると言える。

独特な仕草
クラベル走法
ナルト走り

3.ポケモンにおける「食」の役割:Lv.200は肉体からの解放

肉体の枷が外れた「魂の状態」では、強さとは筋力ではなく「自己を定義する精神の出力」に直結する事をこの章で定義します。
現実(物理)世界でレベルが100で止まるのは、肉体(ハードウェア)の安全装置(リミッター)によるものだと異次元ミアレを見る限り感じとれます。
肉体を離れた魂(Lv.200)をブーストするのは、フーパの脳のエネルギー源である「糖分」であり、もう一つドーナツに宿る精神的作用「想いの力」ではないかと考えられます。

異次元ミアレは「潜在意識と魂」の世界である。ここでは、現実を縛る物理法則が希薄になるのかNPCなどがどこか不安定な発言をしている。

DLC本編中でもデウロが同様のことを発言しており「心がざわつく場所」と表現している。

異次元ミアレに来るにはダークライの暴走とフーパの力で入るに2分されるが、前者は睡眠中に悪夢で対話するパターンと暴走・強大化し現実を飲み込むパターンが描かれた。
眠って夢を見る間は現実ではないどこかに居て何でも出来るように、まるで幽体離脱や魂の様な状態なのでこの様な発言になると考えられる。

では後者のフーパの力(ドーナツ)にはどうして異次元に行ける力があるのでしょうか。
自身のポケモンにもこの魂のブーストがかかる理由については後述しますが、ポケモンにとっての食事とは空腹を満たすだけではなくどのような意味合いがあるのかを分析します。


栄養素による役割の明確化:糖分(アメ)🍬vs 小麦(食事)🍛🥪
ポケモンシリーズにおける「食」を、栄養学的・医学的な役割で二分します。
ここで重要なのは、過去作剣盾の『カレー』やSVの『サンドイッチ』との違いです。

スカーレット/バイオレット

🥪🍛🧈小麦・タンパク質(サンドイッチ/カレー/バター)=「環境適応と肉体の強化」
これらはトレーナーも共に摂取し、主に小麦やタンパク質を中心とした『食事』であり、経験値は得られるものの、その効果は捕獲率や金銭関連、色違い率の向上などや各種ステータス面のバフが主体です。

🍬🍩糖分(ふしぎなアメ/ドーナツ)=「脳のブーストとレベル(精神の器)の拡張」
対して、ふしぎなアメやドーナツに含まれる『糖分』は、脳の唯一のエネルギー源として「知能・精神・レベル」に直接作用します。
現実世界で『食事』が肉体を整えるのに対し、『糖分』は精神の器であるレベル(ソフトウェア)を拡張しようとする。
フーパがドーナツを食べて異次元へ行けるのは、高純度の糖分が脳を「オーバークロック(過剰駆動)」させる為ではないかと考えられます。
この役割の違いが、レベル100という物質的な壁の前で明確になるのです。
もちろん小麦粉にも糖分が入っているので多少は経験値が入るが、糖分の塊そのものとは大きく『役割』が違うという意味でこう定義できる。

🌰🥮ポフィンも精神作用(性格補正)
同様に糖分で精神作用効果ではありますが、過去作のポフィンも挙げられる。
素材である「ポロック」は「異次元きのみ」と同じく材料以外に効果はなく、5種類の味だけが残っています。
ポフィン(コンテスト=魅力や精神性の競争)と同様、これらはバトルの強さではなく、「ポケモンの精神的な格(コンディション)」を整えるためのものである可能性が高いと考えられます。

BDSP

つまり、ポケモンにおける強さの一つである
「性格」とは精神的な作用に強化などがかかる事に関与してくるのではないかと考えられる。

4.「夢」と「魂」の世界の真相: 死と眠りの境界線

ここでは、異次元ミアレが単なる脳の幻覚ではなく、死者の魂が実在する「エネルギーの領域」であることを定義します。

4-1.残留思念:眠りと死

異次元ミアレに現れる死者たちは、生者の記憶が作り出した幻とは考えにくい挙動を見せます。
例えば、亡き夫から指輪を届けるよう頼むサブクエスト。
「異次元からのことづて」

彼の妻ですら、指輪が14年前にタラゴンへ預けられた事実は知り得ませんでした。
これは、誰かの潜在意識が作った偶像ではなく、「どうしても伝えたい」という死者本人の強い意志(魂)がそこに実在していると言う事を示唆していると考えられます。

14年前から時が止まった、あるいは死してなお消えなかった「純粋な想い(概念)」が物質化した手紙ではないかと考慮できます。
もしかしたらですがその場に残りたいという意思が思念として形を成すのかもしれません。

残りたい思念の結晶かもしれない

この空想上のものが具現化するのは「メガチャーレム」が該当しており、精神力が底なしになったことにより「想像の腕」が生えているらしい。

またこのサブクエストのクリア報酬が『ドリームボール』であることも、ここが「夢」と「現実」の狭間であることの何よりの証左でしょう。

そこにはAZのような「死者の想い」も漂っている。なぜ本編で罪を精算し役目を終えた悲劇の王が現れたのか……。
「悪夢の新月島」で出会ったAZは、ガイ/タウニーに夢かと問われ「ある意味では夢だ」と称しました。

ZA一番最初の考察で触れたのですが、メガシンカは生死二元論であり「眠り(夢)」と「死」は極めて近いエネルギーであることを解きました。

霊/妖は死/眠りに近い力

端的に霊(メガゲンガー)に関しては明確に異次元を通ると記載されており、妖精は眠りや月の力など神話や民間伝承において死と結び付けられる力あるいは密接である事を解説しています。

生者が眠りを通じてアクセスする『異次元ミアレ』は、肉体があると辿り着けない文字通り異なる次元の場所、死者にとっては「魂(意思)が留まる場所」として機能しているのではないかと考えられます。
考察詳細はコチラ↓

(前半でメガシンカの生死二元論、後半でそれを元にFの正体を考察した記事です。)

余談ではあるが、霊と妖精の代表名「ゲンガー」と「ピクシー」の互いの見た目が似ている理由で、死後ではないかという都市伝説の真相ではないかという事も説いております。

Fはあれだけフラダリの事件などで全員が記憶しているのに異次元に存在しなかった理由も考察通りであれば魂が燃え尽きているからなのかもしれないが、単に街から出ている為に悪夢に巻き込まれなかったとも取れるので真相は不明ではある。

夢や憧れを持って輝くのがミアレ

• 「目覚め爆発」――死(眠り)の淵からの帰還
デウロがダークライの悪夢に呑まれ、メガスターミーと共に暴走した際、コルニが放った
「目覚め 爆発ッ!!」
という言葉。

意味不明ではありませんでしたか?

彼女の代名詞である「命爆発」は、生命エネルギーの最大出力(メガシンカ)を指し、「目覚め爆発」はそのエネルギーを「死(永劫の眠り)の淵にいる魂を叩き起こす」ために転用したものと読み解けます。
生命の輝きが、深淵に沈みかけた意識を強引にこちら側へ引き戻した。この瞬間、眠りと死の境界線が、生命の力によって一時的に上書きされたと言えます。

• 水辺は生死の境界線
この物語において一番最初の異次元の扉が開いたのは「セゾン運河のほとり」でした。

フランスをモチーフとしたこのカロス地方において、運河や川は古来より「あちら側」と「こちら側」を分かつ境界の象徴です。
日本でも「三途の川」など古来より魂が流れ着くことと結び付けられる事が多い印象です。
水辺から始まったこの異変は、まさに忘却されるべき記憶(死)が、現世へと溢れ出そうとした氾濫だったのかもしれません。

ちなみに異次元とされるギラティナの領域の出入りには「おくりのいずみ」と「もどりのいずみ」という同様に境界と思わしき場所からの遷移になります。
尚、DPtリメイク作品の「BDSP」に関してギラティナをゲットする際には、この泉から『やぶれたせかい』へは行けず、『戻りの洞窟』から『古代の墓』という場所でギラティナに遭遇します。

ここには「きりばらい」が必要な程の霧がかかっており、霧は境界を曖昧にする事が「レジェンズアルセウス」で名言されています。

「シンオウむかしばなし その1」の元となったと思わしき文献「ふるいポエム」においても、古代はこの「おくりのいずみ」にポケモンの骨を流すなど冥界送りや転生の儀式を行っていた事が伺えます。

・ふるいポエム9
ポケモンのほねを かわにながす
わたしのおもいでも かわにながす
やがてうみへとながれ
せかいをめぐるのだろうか
これまでに いくつのほねをながしたことか
これからも いくつのほねをながすだろうか
ながすたびに わたしのこころもきえてゆく

ポケモンWiki

4-2.この世の裏側=異次元の真相

かつてシンオウ地方(プラチナ)でシロナは語りました。
「ギラティナは この世の裏側に棲んでいると 伝えられていた….....
あの世と繋がっていると言われている場所……」

時間は流れず、空間は安定していない掟破りの世界と説明されている。
故に異次元ミアレも時間ではなくハラモチエネルギーがタイマーの代役として存在していると思われる。
目に見えないメガシンカのエネルギー(生命=魂)と、人々の想いが溶け合う「裏側の世界」であったと考察できます。

魂の炎ではないかと読み解ける

世界の裏側という点で色相含め反転した世界であり、「やぶれたせかい」。
同じくギラティナが生息する現実世界の裏側に鏡の様に存在する『反転世界』という名称が、『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ』にて登場します。

両方似た様な世界ではあるが、なぜ名称が分かれたのか、端的にいうとこの世には物質と反物質という対の概念があり、反物質は鏡の中の虚像であり、存在はしないが理論上あるとされる宇宙の謎である為にこれを表現したのではないかと推察できる。
そしてなぜ呼び名が分岐したのかは明確になっており、『プラチナ』のディレクターである川内丸武史は、『やぶれたせかい』の構想について以下のように語っている。

* ディレクターの話を増田順一から受けた際に「E=mc²ではない世界を入れてほしい」と言われ、ディアルガとパルキアが物質世界を作るという位置づけであるのに対し、ギラティナは反物質なんだと考えた。
* 物理学における「CP対称性の破れ」という概念の「破れ」という言葉からイメージを膨らませて「やぶれたせかい」が生まれた。
* やぶれたせかいは現実世界と表裏一体だが、反物質は放っておくとすぐ消えてしまうものであるため、やぶれたせかいでは一部のものしか存在しなかったり、出たり消えたりする。
* E=mc²ではない世界を表現するため、逆さまになったり、水が逆に流れたりといった要素を加えた。
・反物質というイメージは映画で生かされ「反転世界」になり、増田氏が「破れてるんです!」と言い続けたからプラチナでは「やぶれたせかい」になった。

『Nintendo DREAM』2008年12月号、毎日コミュニケーションズ、2008年、78頁。
映画「反転世界」≒DPt「やぶれたせかい」

このE=mc²(物理法則)ではない世界と『異次元ミアレ』が非常に似た性質を持っている為に、水などの流体が逆に流れたりといった要素が存在すると考えられる。

始まりの海⇆終わりの大地

この様に上空で反転してその上に鏡合わせになってもう一つの世界が見えるという構図は、プラチナの公式サイトでも『やぶれたせかい』について「テンガン山」の頂上から上空に異空間が広がっている描き方をしている。

「反物質」や「CP対称性の破れ」という概念

全く同じ様にミアレには「テンガン山」の様に天高くそびえる「ミアレタワー」があり、そこからダークライの居た「悪夢の新月島」に繋がった。
異次元ミアレでは空から現実のミアレに繋がっている様だった。(上から穴を通じて降ってくる演出)

「テンガン山」、「ミアレタワー」、
そして「ホテルZ屋上」から向かった異次元で再現された塔もORASで見た「空の柱」
全て極めて高い場所で行われる伝説との対峙、
これはシリーズにおいて一つの神聖な伝説の存在(Legends)が降臨する儀式であると考えられ、「レジェンズアルセウス」においても「天 すなわち宇宙に近い場所」において神が姿を現した。

『天冠山』と明かされた

この真逆に位置する「やぶれたせかい」は対極であり、天と地
故にその場所はシロナにこの世の裏側と言われ、冥界と結びつけられる要素がギラティナに隠されている理由であると考察できます。
実は徹底して冥界であるとは明言されておらず、メタな話をすると異次元の要素全て繋ぐ(統合する)為に意図的に明かしていないと思われます。
・この世の裏側=異次元→物理法則ではない魂などの非物質である為、異なる次元である場所

ギラティナの冥界要素
・シンオウ むかしばなしその1(おくりのいずみの転生伝説)やもどりのどうくつの碑文から冥界の神としての側面も持っている事が伺え、おくりのいずみは冥界送り、もどりのどうくつは黄泉帰り(蘇り)。
・ギラティナの名前の由来はいくつかある様だがGuilty(有罪の)+Platinum(白金)も入っていると思われ、神にやぶれたせかいへ追放された事からだと推察される。
・この世界では「はっきんだま」なしにオリジンフォルム(真の姿)で存在できる。
これだけの証拠を残しつつ、公式で冥界である事は断言されておらず、大人の事情かは不明だがモチーフにハデスやスサノオノミコトがある事すらも明言される事はない。

Pixiv百科事典/ポケモンWikiなど一部抜粋

よって冒頭で語った公式サイトの『やぶれたせかい』が『異次元』と言われる理由であり、冥界や異次元のエネルギーが共通している事に繋がり、「おもいでのゆびわ」のNPCの様な意志ある魂が残留思念として存在した理由であると定義付けて良いのではないでしょうか。

また、全員が異次元ミアレに連れてこられた際や個別の衣装が貰えるサブクエの際に徹底してムクのセリフは一貫して『どこでもない場所』と言っている。

これは、本編において『どこでもない場所』に行きたがっていた話であり、それはヒトモシと出会った場所でありながら、ヒトモシ系統は生命を吸い取り霊界へ誘うという性質を持つ為にゴースト使いであるムクには二重の意味があったと考えられる。

彼女だけグータッチが違い、人差し指だった理由はここではないかと考えられる。
グーとは石と意志の伝達を賭けた言葉遊びであり、最終兵器も石(生命)を使った射出照射、伝達であった様に生命エネルギーを伝達していた=対極の霊タイプである故に伝え方が違ったと読み解ける。

これはおそらくミケランジェロの「アダムの創造」であり、人差し指で生命を吹き込む有名な絵画ではないかと思われ、某有名SF映画の元ネタである。

某有名SF映画では宇宙人と「心を通わせる神秘的な友情」の象徴である。
余談ではあるが、この映画の「エキストラ・テレストリアル(Extra-Terrestrial=地球外生命体)」は「ピクシー」の様に月から来たとされる、超自然的力を扱う存在である。

5.結論 : 限界を超えるアンシャの「贈与」

結論として、この「限界突破」はトレーナーの「贈与(ドーナツを与える想い)」がポケモンの脳と魂に火をつけた結果である。

アンシャはストーリー上で何度か「みんなのために」とドーナツを作り続けていました。
この「みんな」とはフーパやMZ団だけではなく、街を守るために、そして自分の夢のためにという意味も含んでいました。

みんなのためにと言い続ける理由。
贈与(思いやり)という精神活動は、生命エネルギーを分け与えるメガシンカと同様に最も効率よくポケモンの脳を活性化させ、限界突破させるからである。

本編においても語られたゼルネアスの「与えるもの」これはXY本編においてフラダリが忘れていた心であり、分け与える事が救済でありメガシンカという生命エネルギーを与える事の根底に繋がっています。

XY「フラダリ」
ZA「F」

一人で食べる高カロリー食品ではなく、アンシャという「他者」から「あなたとポケモンのために」と贈られたものだからこそ、限界を超える輝きを放つ

フーパしか摂取してないのにトレーナーにもボーナスが掛かる理由は、アンシャがドーナツに込めた「誰かを想う心(精神的作用)」が根底にあるからだと読み解けます。
「カレー」と「サンドイッチ」もみんなで分け合って食べる事でボーナスの力を発揮しました。

それは相手の為を思って作られたからではないでしょうか。

ストーリー中でもピュールの為に「スペシャルドーナツクロワッサンカレー」を作り、論理的な彼が見た目で嫌悪していたのに「宇宙」と表現する程の美味しさを見せた理由ではないかと考えられます。

最後に、プレイヤーに贈られる報酬として得られる金色のモンスターボール。

誰の潜在意識かは不明ですが、中にはほぼ全てのプレイヤーの欲する『宝物』が詰まっています。
「ギフト(バター/きのみ)」をアンシャに届け、彼女がそれを「ドーナツ」に変える。
このプロセスこそが、停滞していた異次元に「新しいエネルギーの循環」を生み、伝説のポケモンに出会う事が出来ました。
しかし、アンシャが母に贈ったのは、救世主たるレックウザではなく、あなたとの輝かしい体験でした。

つまり、母に贈りたかった『宝物』の様なモンスターボールをイメージしたものであり、実際にはもっと輝かしく素晴らしい『宝物』を贈れたのではないでしょうか。

こう定義して終わります。
よかったらこの輝かしい優しさと贈与の物語について、考察した記事があるので併せて見ていただけると幸いです。

きっとあなただけの『宝物』を見つけられると信じています。
ご視聴ありがとうございました。


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(終)

また何かあれば、追記・修正など行おうと思います。

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