縁は異なもの味なもの。映画『最強のふたり』2011年、フランス
知り合いが好きだというので、見てみました。確かに、とても楽しくて、素敵な映画でした。
頸髄損傷で体が不自由になった富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者の実話ベースの物語。少し前にフランスの『潜水服は蝶の夢を見る』を見てたのを思い出しました。あれも、実話ベースでしたっけ。
実話のほうは、富豪の奥さんが生きていたり、介護は10年と長かったり(映画では1年くらい)、2人でモロッコに移住したりと、映画そのままではないけれど、どちらにしても、いい友達がいる人生は素敵。
映画では、黒人のドリスが貧困層の生まれだけど、基本的にしっかりした性格で陽気。しかも、ほどほど世間慣れしていて、優等生の富豪のフィリップに社会勉強させてくれる。障害を気にするフィリップを、半ば無理やり、通常の社会に押し出してくれる。ちゃんと介護はするけど、それ以外では「普通」の付き合いをしようとする2人がとてもいい。
人間関係はやはりギブ・アンド・テイクが基本。お金が介在するとしても、やっぱり介護は頼ったり、頼られたりが大事だから、精神的にはイーブンだと理想的。なかなか、そういうふうにはならないところが、現実の辛いところだけれど、フィリップは単純にお金持ちなだけじゃなくて、ちゃんと社長の役割をこなせるくらい人を見る目があったというのがいい。
あと、クールビューティーの秘書さんがステキだし、助手のイヴォンヌも魅力的。脇を固める役者さんたちが、みんなチャーミングなのも最高です。
邦題:最強のふたり(原題:Antouchables)
監督:エリック・トレダノ
主演: フランソワ・クリュゼ、オマール・シー
製作:フランス(2011年)112分
