忍殺TRPGリプレイ【ホワイ・ドンチュー・プレイ・イン・ヘル?】02
前回のあらすじ:アケチ・ニンジャの支配するカナダを解放するため、ドラゴン・ドージョーのニンジャたちはヘヴンリイとともに出発した。まずはヤマ山地の洞窟からジゴクへ降り、ここを経由して敵地へ乗り込むのだ。迷い込んだニンジャ・マングローブを仲間に加え、ジゴクの旅路は続く!
◆
……やがて、一行は洞窟を抜け、だだっ広い焼野原にたどり着いた。空は黒煙に覆われ、地面には草木がなく、あちこちの山から溶岩が流れ出している。まさしくジゴクだ。「……何だ?」洞窟の傍らに、巨大なハンマーを持った人影がいた。ジゴクのオニ……ではない。少女の姿をしている。
「ドーモ、なんだお前ら? オレはマングローブだ」

少女はアイサツした。ニンジャなのだ。「ドーモ、我々はドラゴン・ドージョーです。用があってここに踏み込みました」「オレはヘヴンリイだ。ゆえあってこいつらに同行してる。テメエは何者だ?」各々アイサツを返す。「何者って、ニンジャだよ。なんか迷い込んじゃったけど、どこだここ」

「ジゴクだ。見てわからねえか」ヘヴンリイは嘲笑った。マングローブは肩を落とす。「え……マジか。死んだ覚えはないけど、来ちゃったかジゴク」「どこから迷い込んだのですか?」「フジサンの地下だよ。なんか貴重な鉱石が取れるっていうから来たんだけど……」どうやら違法採掘者のようだ。
「それは、こういうものですか?」ユカノは布に包まれた石を差し出した。さっきの洞窟で手に入れた、低品質のカラテ鉱石だ。「あー、たぶんそう。やっぱあるんだ」「この程度の石なら、そこらじゅうにゴロゴロしてるぜ。持ち帰ろうってンなら高品質のが一番だな」「じゃあ、一緒に行こう!」
マングローブは同行を申し出た。「地上に戻りたいしさ。あんたらがどこへ行くのか知らないけど」「フジサンとは別方向ですね。私たちはカナダへ向かっています」「カナダ?どこそこ?」「海の彼方だ」「海のカナダ?」ともあれ、置いていくわけにもいかない。彼女は仲間に加わった。
行動継続
イベント6
2D6[21]=ネザーフラワーの群生地。収穫するとカラテタブレット相当の薬になる(万札5で売却可)が、代表者がニューロン判定UHに失敗すると熱病にかかる。リスクが大きいのでやめておこう。
「けど、カナダってどっちだ? ここは方位磁針もきかねえし……」『あっちだ』一行の脳内に声が響く。「え?」フェイスフルの傍らに、銀色の人影が現れた。『ドーモ、シルバーキーです。ゆえあって今肉体がねえが、ここはジゴク、オヒガンの一部だ。道案内ぐらいはできる』「ど、ドーモ」

一行は道案内に従い、異様な赤い花の咲き乱れる森林へと向かっていく。ジゴク、オヒガンの花……ヒガンバナだ。「ウカツに触るなよ。毒がある。収穫して薬を作ってるオニたちもいるが」ヘヴンリイが説明する。「アノヨのものを飲食すると、現世に戻れなくなります。触らないでおきましょう」
イベント7
2D6[13]=ネザーナッツ。収穫すると精神力を3回復させる薬になる(万札5で売却可)が、代表者がワザマエ判定UHに失敗すると回避Hの3連続攻撃を受ける。リスクが大きいのでやめておこう。
森をしばらく進むと、異様に歪んだ巨大な栗の木が聳え立っている。「ジゴクの栗、ネザーナッツだ。中身は薬になるが、ウカツに触ると棘が一斉に飛んできてハリネズミになる」ヘヴンリイが説明する。「ろくなもんが生えてねえな!さすがジゴクだ!」マングローブは快活に笑った。
イベント8
2D6[66]=カラテザウルスならぬネザードラゴンの襲撃。戦って倒さねばならない!
その時!ずうん、ずうん……バキバキバキバキ!「ゴアオオン!」樹木を薙ぎ倒して現れたのは、黒紫色の鱗を持つ巨大なドラゴンだ!

◆ネザードラゴン(種別:ネザービースト/大型2×2)
カラテ 12 体力 30
ニューロン 4 精神力 4
ワザマエ 4 脚力 6
ジツ - 万札 0
攻撃/射撃/機先/電脳 12/ -/ 4/ -
回避/精密/側転/発動 12/ -/ -/ -
◇装備や特記事項
●ネザービースト:難易度Hで回避可能、近接攻撃時に殺伐発生可能
体力の基礎値がカラテ+ニューロンの1.5倍となる
精神力へのダメージは体力で受ける
2ターン目開始時にアトモスフィアを上昇させる
●ネザービーストカラテ:近接攻撃ダメージ3、出目65+で殺伐
攻撃時に最初に判定を行った近接攻撃の回避難易度+1
この攻撃が命中した相手は、続く連続攻撃が回避不可となる
●鱗と筋肉:射撃ダメージ軽減1
●毒ガスブレス:隣接3×3マスの全員に毒ダメージ1(回避H)+不覚状態付与
●大型2×2:即死耐性、轢殺2
●連続攻撃2
能力値合計:20元シナリオのデータを整理し、調整しました。まだ若いのか空は飛べませんが、カラテクマよりもさらに強く、スリケンも通じません。
「で、出ましたね!」フェイスフルはカラテを構えた。しかし!「ゴアオオオン!」「ゴアオオオン!」ナムサン!4頭のドラゴンが別々の方向から襲来!「手分けして倒すしかありませんね」フジキド、ユカノ、ヘヴンリイ、ディプロマットとマングローブは、それぞれ1頭に立ち向かう。残るは1頭!
戦闘開始:1ターン目
イニシアチブ
12 バンブーエルフ/BE
6 フェイスフル/FF
4 ネザードラゴン/ND
BEは手番開始時に「毒液」を使用。NDをターン終了まで不覚状態とする。
BEは側転&タケノコ・ジツ(精神力17>20>19)[46153412][16626353525365253]成功。NDは回避H、回避ダイス12。タケノコの数はジツ値=5。ニンジャではないので「まとめて回避」はできない!
[41335]4発命中!体力30>26、回避ダイス12>7>3!

「タケノコ・ジツ!イヤーッ!」バンブーエルフは連続側転で距離をとり、ドラゴンめがけてジツを放つ!ジゴクとはいえ植物が生える森ならば、彼女のフーリンカザンだ!BASHSHSH!SMASH!「AARGHHHHH!」命中!ドラゴンの足が鋭利なタケノコによって傷つけられ、黒い毒血を流す!
FFはTL連続攻撃[4134662516][63446][22656][21543]5成功&痛打&殺伐[4]脚部破壊、3成功&殺伐[4]脚部破壊、3成功。ともに鉄拳でダメージ+1!
NDは回避ダイス3![6][5][2]1発命中!2ダメージを受け体力26>24!

「勝機!イヤーッ!」フェイスフルは周囲の樹木を跳び渡り、幹を蹴って勢いをつけ、死角からドラゴンの脚めがけてトビゲリ!「ゴアオオオンン!」SMASH!ドラゴンは野性の本能で尻尾を振り回し、致命的なダメージを防いだ!カラテクマよりもなお恐るべき強さ!これがジゴクのドラゴンだ!
NDは1D2[1]FFへ反撃!轢殺&連続攻撃[223611][465214]1成功、2成功&殺伐[1]弾き飛ばし!FFは回避N>E・H>N・N>E、回避ダイス15>17!
[5163][13232546][442125]回避&迎撃2発!NDの体力24>22!
「AARGHHH!」ドラゴンはそのまま尻尾を振ってフェイスフルへ反撃!樹木ごと薙ぎ払う!「イヤーッ!」フェイスフルは見切って躱し、連続側転で距離をとる!「GRRR……!」ドラゴンは傷口からぼたぼたと血を滴らせながら振り向き、怒りに燃える目を向ける。大気にジゴクのカラテが満ちる!
2ターン目
ハードモード突入!
BEは側転&タケノコ・ジツ(精神力19>18)[45342133][35324342255444136]成功。
NDは[41226]4発命中!体力22>18、回避ダイス12>7>3!
FFはTL連続攻撃[5136146145][16336][51644][11456]2成功&痛打&殺伐[1]弾き飛ばし、3成功、3成功。大型なので弾き飛ばしは無効。「マウントタックル」に置き換え、痛打+1かつ回避H!NDは回避H>UH>UH2・UH・UH!
[54][2]全て命中!2+1+1+2+2=8ダメージを受け体力18>10!
「イヤーッ!」バンブーエルフは剥き出しの地面から鋭利なタケノコを連続召喚!SMASH!「AARGHH!」命中!苦悶するドラゴンめがけ、フェイスフルが飛び掛かる!首の付け根への連続攻撃だ!「イヤーッ!」SMASH!「アバーッ!」ズズゥン……凄まじい猛攻を受け、ドラゴンは倒れ伏した。
NDは1D2[1]FFへ反撃!轢殺&連続攻撃[245546][433363]5成功&殺伐[5]腕部破壊、2成功。FFは回避H>N・UH>H・H>N、回避ダイス17![334][642626631][13346]回避!
しかし、まだ動く!「AARGHHHH!」フェイスフルを振り落とし、首を伸ばして腕に噛みつこうとする!「イヤーッ!」だがフェイスフルは暴れ馬を御するようにドラゴンを乗りこなし、巧みにこれを回避する!
3ターン目
BEは側転&タケノコ・ジツ(精神力18>17)[65623522][16556146312514666]成功。
NDは[45662]2発命中!体力10>8、回避ダイス12>7>5!
FFはTL連続攻撃[6156546146][23242][56113][43456]1成功&痛打、2成功、4成功。NDは[42][11][6]2発命中!3+2=5ダメージを受け体力8>3!
NDは1D2[2]BEへ攻撃!轢殺&連続攻撃[241633][163253]2成功、2成功&殺伐[2]頭部痛打!BEは回避H>N・UH>H・H>N、回避ダイス12>14!
「イヤーッ!」SMASH!「AARGHHH!」バンブーエルフはタケノコ・ジツを連発!だが相手は対応しつつある!「キエーッ!」SMASH!フェイスフルは巨体へ連続トビゲリを放つ!「アバーッ!」痛烈!もはや瀕死だ!「ゴアオオオン!」だがドラゴンは比較的弱いバンブーエルフへ突進!
やや危険なのでアドレナリン・ブーストし(精神力17>16)[641][242316][16453]回避&迎撃!NDは体力3>2!
周囲では複数のドラゴンとニンジャたちが戦っており、突進が届かぬほどに遠くには離れられない!食らえば死ぬ!どくん……バンブーエルフはアドレナリンを過剰分泌し、これを……「イヤーッ!」風にしなるバンブーめいて柔軟に跳躍回避!KRAAASH!背後の樹木にドラゴンを衝突せしめる!
4ターン目
BEは側転&タケノコ・ジツ(精神力16>15)[32216363][64121323211316214]成功。NDは[32523]4発命中!体力2>-2、回避ダイスダメージも食らって-2>-6、即死!
ネザードラゴンの肉を獲得。万札25で売却可能。消費すると全員の体力と精神力が完全回復する。
「タケノコ・ジツ!」バンブーエルフは血涙を流しつつ、空中からジツの力を解き放つ!SMAASH!「アバーッ!」サツバツ!巨大なタケノコがドラゴンの胴体を貫き、息の根を止めた!
戦闘終了
「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」残る3体のドラゴンも、それぞれ倒された。フジキド、ユカノ、ヘヴンリイはもちろん、マングローブも実際相当なカラテの持ち主である。とはいえ、ディプロマットのサポートがなければ危うい場面もあったようだ。「いやあ、ドラゴン倒しちゃったぜ」
マングローブは明るく笑った。ドラゴン・ニンジャは複雑な表情を浮かべる。「ご苦労様でした。なかなかの強さですね。ドラゴン・ドージョーに入門しませんか?」「考えておくよ!」ヘヴンリイはドラゴンの死体を爪で切り裂き、生肉を貪っている。「やはり火を通した方が」「うるせえよ!」
イベント9
2D6[43]=全員がニューロン判定、難易度UH。全員失敗すると精神力ダメージが飛んで来る。FFは6D6[233425]失敗、BEは12D6[612163331643]成功。
その時!「アブナイ!」バンブーエルフはニンジャ第六感で危険を察知し身を伏せた。フェイスフルたちも慌てて身を伏せる。FLASH!「うおっ!?イヤーッ!」ZZTT!突然の閃光に襲われ、ヘヴンリイは空中へ飛び、反撃の帯電ソニックカラテを放った!「アバーッ!」襲撃者の断末魔の叫び!
「今度は何ですか」ヘヴンリイは閃光の発射地点に舞い降り、確認する。「ネザーコブラだな。目から出る光に当たると死んだり石化したりする」「マジでろくなもんがねえな、ジゴク!」「ジゴクだからな」ヘヴンリイはネザーコブラの首を捩じ切り、腰の袋に入れた。「薬にでもなるだろ」
ネザーコブラの死体を入手。万札5で売却可能。
イベント10
2D6[44]=巨大な祭壇。休息して全員の体力と精神力が3回復する。
BEは精神力16>19に回復。何らかのアイテムがあると隠しルートへ。
シルバーキーの道案内に従って、一行は荒涼たる世界をどこまでも歩き続ける。遠くに雷が鳴り響き、得体の知れぬ鳥やドラゴンが空を飛び回り、奇妙な獣や虫が現れては消える。やがて、前方に巨大な祭壇のようなものが見えて来た。「なんだこりゃ」「知らん。初めて見る」ヘヴンリイも訝しむ。
『一種のパワースポットだな。ちょっと休んで行こう。ジゴクに長居するとオニになったりしてヤバイからな』シルバーキーはそう告げた。祭壇の周囲には神秘的なアトモスフィアが漂い、草木も現世のものとさほど変わらないようだ。祭壇には巨大なブッダやボディサットヴァ(菩薩)のレリーフ。
「ジゴクにブッダか」フジキドが重い口を開き、手を合わせた。フェイスフルも慌てて合掌し、ユカノやバンブーエルフ、マングローブもオジギする。ヘヴンリイは寒気を感じて遠ざかる。彼は半分オニなのだ。「オレは離れてるぜ。気色悪い」「気をつけてくださいね」「うるせえつってんだろ!」
一旦休憩
【続く】
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