450円で、子どもが発表した。|行政イベントという都市の使い方【暮事009】
夏休み、息子は天白区生涯学習センターにいた。マイクラでキャラクターを作り、みんなの前で発表した。参加費は450円だった。
名古屋市に住んでいると、毎年7月初旬に広報誌が届く。そこに、夏休みの親子向けイベント一覧が掲載されている。名古屋市科学館、生涯学習センター、農業体験施設——様々な会場で、様々な企画が揃っている。良さそうなものを選んで応募すると、夏休み直前に抽選結果のメールが届く。
これが我が家の夏の楽しみの一つになっている。
これまで参加してきた企画
2024年から参加を始めた。
2024年は線香花火づくり(名古屋市科学館)、埴輪づくり(志段味古墳ミュージアム)。
2025年は電子ゴマ製作、ピンホールカメラづくり(いずれも名古屋市科学館)、さけるチーズづくり、名古屋コーチンを使った焼き鳥づくり(でらファーム)、竹細工教室(天白区生涯学習センター)。
2026年は今回のマイクラワークショップと、アイスクリームづくり(でらファーム)。
科学、食、ものづくり、デジタル。毎年テーマが異なり、息子は毎回違う体験をしている。




2時間で、作って、発表する
今回は「建築ゲームを使った親子セミナー&クラフトワークショップ」。マインクラフトの建築機能を使って、オリジナルのご当地キャラクターを作る企画だ。対象は小学生とその保護者、定員18組。
2時間という限られた時間の中で、主催者が用意した手順に沿ってキャラクターを制作し、最後に参加者全員の前で発表する。この一連の流れが良かった。
制作だけで終わらない。自分が何を作ったか、なぜそのキャラクターにしたかを言葉にして、人前で伝える。この「発表」というプロセスは、社会に出てからも確実に役立つ力だ。マイクラというゲームの中に、思考と表現の練習が組み込まれていた。
参加費は一組450円。これで、子どもが2時間集中して、作って、考えて、発表した。

都市に住む理由の一つ
こういった企画が毎年充実していることは、都市に暮らすことの明確なメリットだと思っている。
子どもにいろいろな体験をさせたい。でも全てを自分で探し、手配し、費用を払うのは大変だ。行政が企画し、専門家が講師を務め、リーズナブルな参加費で提供してくれる。それを使わない手はない。
広報誌を開き、良さそうな企画を見つけ、応募する。それだけで、子どもの夏に新しい体験が加わる。
都市の豊かさは、建物や交通だけではない。こういった学びの機会が日常の中に埋め込まれていることも、都市が持つ力の一つだ。
あなたの街の行政イベント、最後に参加したのはいつですか?
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