育休復帰後の働き方をデータで分析!過去8年比較で見えた仕事と育児のリアル
2024年6月にこれまでの時間外勤務のデータを振り返り、働き方について考えるnoteを公開しました。
今回は育児休業から復帰した2024年度の働き方をこれまでの働き方と比較していきたいと思います。
記事を読んで面白いと感じたら、みなさんもご自身もデータで働き方を振り返ってみてはいかがでしょう。
こういったデータを作るには、自分の手元に勤怠記録があることが重要です。
Googleフォームとスプレッドシートで、勤怠記録をとる方法を紹介したnoteもあるので、よければぜひご覧ください。
お知らせ
これまでnoteで紹介してきた校務効率化のアイデアをまとめた書籍が、明治図書出版さんより出版されます。
僕がこれまで紹介してきたテンプレートに加え、今後紹介していくテンプレートも、この書籍から入手できる形にしていく予定です。
ご興味ある方はチェックしてみてください。
(1)年度ごとの比較
まずは、年度単位で比較してみましょう。

過去数年と比較すると、2024年度は時間外勤務の平均が大きく低下していることがわかります。
年間の平均でも20時間程度と、時間外勤務をかなり抑制しながら働くことができました。

平日1日あたりで考えると、平均1時間程度の時間外勤務で、こちらでもかなり時間外勤務は少なかったことがわかります。
(2)月ごとの比較
月ごとの時間外勤務からも、2024年度の働き方を見てみましょう。

薄いオレンジ色の線が2024年度ですが、過去の数年と比べてかなり時間外勤務が少なく、25時間を超えていないことがわかります。
1学期にひと月100時間程度の時間外勤務をしていた時期があったことを考えると、かなり働き方は変わってきているなと感じます。
平日1日あたりの時間外勤務を比較しても、同じ傾向が読み取れます。

2024年度は、「教員になってからもっとも時間外勤務が少ない年度であった」と言えます。
(3)働き方の違い
2024年度は、1年間の育児休業からの復帰ということもあり、仕事のペースについていけるか不安を抱えてのスタートでした。
そんな中で時間外勤務の少ない働き方ができたのはなぜなのか、いくつかの理由を自分なりに考えていきます。
・意識の変化
一番大きいのは意識の変化です。
僕は授業の準備も好きですし、職員室での何気ない雑談、同僚との飲み会も好きなので、気を抜くととどこまででも仕事ができてしまいます。
実際、結婚する前は土日も含めて相当な時間を学校で過ごし、かなりの量の仕事をしていました。
子どもが生まれて家事や子育てが忙しくなると、「早く帰って家のことをやりたい。家族と過ごす時間をとりたい」という意識の変化がありました。
育児休業を取得して子どもと過ごす時間が増えたことで、これまで以上に家族と過ごす時間をより大事にしたいと思いながら2024年度を迎えました。
こういった意識の変化は、時間外勤務の抑制に非常に大きかったと感じています。
・周囲からの配慮
1年間の育児休業を取得したので、周囲からは「子育てに意識が向いている人」というイメージで見てもらい、サポートがあったことも時間外勤務抑制には効果がありました。
自分から「子どもいるので早く帰らせてください!」と言わなくても、育児休業を1年とった=家族大事にしてると周囲が感じてくれて、自然と配慮してもらえる、といった感じでした。
そういったキャラになっておくと、何かと便利だなと思いましたし、自分がサポートする側になった時には、精一杯サポートしようと思うようになりました。
直接言われることはなかったですが、仕事の割り振りや校務分掌などでは配慮してもらっているなと感じることもあり、とてもありがたかったです。
・仕事術の総動員
早く帰るために、自分がこれまで培ってきた仕事術を総動員しました。
・仕事にこだわりすぎない
・最小限でこなす
・早めに仕事に取りかかる
・早めに点検を受ける
・少しずつ進める
・空き時間を有効活用する
など、ビジネス書などでもよく言われる当たり前のことを積み重ねることで、時間外勤務を圧縮することができました。
また、仕事が早くてある程度のクオリティでできるという信頼を得ておくことは、自分が何かを提案したり相談したりする時にはとても役に立ちました。
そういう意味でも、日頃の学級経営・授業・校務分掌は最低限のレベルを越えられるようにしっかりやっておくのが大切だと思いました。
・AIの活用
これは仕事術の一部でもありますが、業務のうちでAIを使える部分では、積極的にAIを活用して業務を効率化していきました。
単純にデータを処理させるだけでなく、関数やコードを書かせたり、授業の下準備で活用したりすることで、これまでよりも時間を短縮できた場面が多くありました。
この1年でもAIの性能は大きく向上していますが、ますます高性能化が進んでいくAIをうまく活用することは、学校の働き方をよくすることにつながると実感した1年でもありました。
(4)来年への展望
2025年度は、どんな1年になるでしょうか。
この記事を書いている2025年3月末時点ではまったく見当がつきませんが、育休復帰2年目となる2025年度は、少々重い校務分掌や手のかかるクラスの担任がはいってくることもあり得ます。
育児休業や分掌の配慮などでお世話になった同僚や管理職に、恩を返していけるような1年にしていきたいです。
できれば2024年度と同じように、できるだけ時間外勤務を抑えて、家族との時間をしっかりとっていきたいと思います。
(5)まとめ
今回は、過去の時間外勤務のデータから傾向を分析してみましたが、いかがだったでしょうか。
過去のデータを振り返ってみることで、新たな発見がありましたし、データを保管して活用・分析することで様々なことが分かるという面白さもありました。
個人でやっても面白いので、学校単位や自治体単位でやったらさらに面白い結果が出るのではないかと思います。学校で提出している勤怠記録もこのように分析され、働き方改革につながっていくことを期待しています。
今回の記事が、みなさんの参考になれば幸いです。
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