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【「昔の倒産」と「現代の倒産」の違い】

というテーマで取材を受けました。

倒産の原因といえば「お金が尽きること」です。
会社はいくら赤字でも、手元にお金があれば潰れません。「道楽」ならそれもいいでしょう。

私も家業のスーパーマーケットを潰したことがあります。今はその経験をもとに、中小企業経営者の方々の相談にのったり、地域の経済団体でお話をさせてもらっています。

拙著や他の取材でも書いたのですが、私の倒産原因を自分で要約すると、

①何でも一人で抱えて、部下に任せなかったこと

②「地域貢献」すれば、消費者が支持してくれると勘違いしたこと

③社内に財務の専門家を置かず、「日銭商売」に甘えて抜本的な改革が遅れたこと

④逆境から復活した過去の「成功体験」が、今でも通用すると信じたこと

⑤銀行への「リスケ(返済猶予)」から信用不安が生じ、納品停止になったこと

こんな感じになります。


☝️そんな私に週刊誌から取材依頼がありました。

👤「小林さん、倒産って、昔と今は原因が違うと思うんです。お金が尽きること以外にも背景や理由があると思いませんか?」

これを私の経験から解説して欲しい、とのご依頼だった。

☝️さて、それで私の答えは…

かつての倒産は、「商品が売れない」「借金が返せない」という「経営不振」が倒産の主な原因でした。今もそれは変わりませんが、経営が順調でも「予期せぬ要因」が一気に押し寄せ、足をすくわれるケースが確実に増えていると思います。

原材料高・人件費高騰・金利上昇・人手不足などが同時に押し寄せる「多重苦」の今、ギリギリの経営状態の企業(倒産予備軍)は多いはず。

そこへ、顧客を巻き込む事故やトラブル、バイトテロ、従業員の不祥事、それを内々に収めようとする企業の隠蔽体質…。

これらがSNSで拡散されると、企業イメージは一気に地に落ちます。そして取引先の「与信管理」や金融機関の「支援体制」が急変します。

このような問題は、弱った会社に次々と降りかかるので、ひとたび信用不安が湧き出した際、体力のない会社はあっという間に「破綻」へと向かいます。

【結論】
現代は「お金」が尽きる前に、「信用」が尽きて倒産する時代


さて、『現代の倒産』、誌面ではどんな風に掲載されるでしょうか?
またお知らせしますね。

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