見出し画像

水面心理相談室#18 「人に仕事を任せるのが苦手な人の心理」|心理学|HSP|人間関係

「人に仕事を任せるのが苦手な人の心理



この番組は、読むラジオをテーマに、皆様からお寄せいただいたお便りの中から、ひとつの心の悩みを取り上げ、朝倉と相馬が心理学の視点を交えながら、静かに言葉を交わしていく相談室です。

今回は少し特別に、朝倉に代わって澪が相談室を担当します。
✂︎––––––––––㋖㋷㋣㋷––––––––
本篇はココカラ



「それでは、本日のお便りです。」

“私は仕事で、人に任せるのがとても苦手です。

本当は周りに頼ったほうがいいとわかっているのですが、つい自分で抱え込んでしまいます。
自分でやったほうが早い気がしてしまったり、相手にうまく伝えられなかったらどうしようと思ったり、迷惑をかけるくらいなら自分でやったほうがいいと感じてしまいます。

そのせいでいつも余裕がなくなってしまい、あとからしんどくなります。
周りからは“もっと任せたほうがいいよ”と言われるのですが、それがなかなかできません。

なぜ私は、人に仕事を任せるのがこんなに苦手なのでしょうか。”


「任せたほうがいいと頭ではわかっていても、気持ちのほうが追いつかないことってありますよね。苦手というより、そこに不安が結びついているのかもしれません。」

相馬
「あるね。任せるのが苦手な人って、怠けたいわけでも人を信じていないわけでもなくて、むしろちゃんとしたい気持ちが強い人が多い気がする。」

🫧 任せられないのは、無責任だからではない

相馬
「まず最初に、人に仕事を任せるのが苦手なことを、“器が小さい”とか“要領が悪い”みたいに責めなくていいと思うんだ。」

任せるって、ただ仕事を渡すことじゃない。
相手を信じること。
途中を見守ること。
自分の思い通りに進まない可能性も受け入れること。

それって実は、思っている以上に心のエネルギーがいるんだよね。

だから、人に任せるのが苦手な人は、わがままというより、責任感が強くて途中で何かあったときのことまで想像してしまう人なのかもしれません。

🌙 “自分でやったほうが早い”の奥にあるもの



「任せるのが苦手な人って、よく“自分でやったほうが早い”と言いますよね。」

相馬
「うん。でもその言葉の奥には、時間の問題だけじゃない気持ちが隠れていることが多いんだ。」

たとえば、説明して伝わらなかったらどうしよう。
相手が困ったら申し訳ない。
思った通りに進まなかったら、結局自分が立て直すことになるかもしれない。

そんなふうに先のことまで考えてしまうと、最初から自分で抱えたほうが安心に思えてしまう。

“自分でやったほうが早い”というより、
“自分でやったほうが傷が浅い”
“自分でやったほうが不安が少ない”
そう感じている場合も、実は少なくないのかもしれません。

🌊 任せられない人ほど、迷惑をかけることに敏感だったりする


相馬
「人に仕事を任せるのが苦手な人って、相手に負担をかけることへの抵抗が強いことも多いんだよね。」

これお願いして大丈夫かな。
忙しいのに悪いかな。
ちゃんと説明できなかったら、余計に手間を増やしてしまうかな。

そうやって、相手の負担まで先回りして考えてしまう。
でも、それって裏を返せば、自分が楽になることより先に、相手の気持ちを気にしているということでもある。

やさしい人、まじめな人ほど、頼ることに罪悪感を持ちやすい。
だから本当は助け合える場面でも、“自分が抱えたほうが丸く収まる”と思ってしまいやすいんだ。

🧠 任せるのが苦手なのは、“信頼がない”ではなく“失敗が怖い”こともある



「相手を信じていないわけではなくても、任せるのが怖いこともありますよね。」

相馬
「あると思う。任せられないのは、人を信用していないというより、自分が失敗する未来を怖がっている場合もあるんだ。」

もし任せてうまくいかなかったら。
自分の判断が甘かったと思われるかもしれない。
結局、自分の責任になるかもしれない。
ちゃんと見ていなかったと思われるかもしれない。

そう考えると、“任せる”ことが単なる分担ではなく、自分の評価まで揺らす行為みたいに感じられてしまうことがある。

だから、人に仕事を振れない人は、支配的なのではなく、失敗や責任を強く引き受けすぎているだけ、ということもあるんだよね。

❤️ 必要なのは、全部うまく任せることではなく、小さく預けてみること


相馬
「任せるのが苦手な人が、いきなり大きく変わろうとしなくていいと思う。」

全部任せられるようにならなきゃ。
もっと上手に頼れなきゃ。
そう思うと、任せることそのものがまたプレッシャーになる。

でも本当は、任せるって白か黒かじゃない。
全部を渡すことだけが任せるじゃなくて、ひとつだけお願いすることも、途中だけ頼ることも、立派な“任せる”なんだ。

たとえば、
「ここだけ確認してもらう」
「最初の部分だけお願いする」
「自分一人で抱えていることを共有してみる」

そのくらいの小さな預け方から始めてもいい。
任せるのが苦手な人に必要なのは、急に器用になることじゃなくて、“頼っても大丈夫だった”という感覚を少しずつ増やしていくことなのかもしれません。

相馬
「人に仕事を任せるのが苦手なのは、それだけちゃんとやろうとしてきた証でもあると思う。」

自分で抱えたほうが安心する。
誰かに頼るより、自分が無理したほうが早い。
そうやって頑張ってきた人ほど、任せることに不安を感じやすい。

でも、ずっと一人で抱え続けると、いつか心にも体にも無理が出てくる。
だからこそ、任せることは甘えではなく、働き続けるための大事な力でもあるんだと思う。

少しずつでいい。
全部を背負わなくても、ちゃんと仕事をしている人でいられる。
その感覚を、自分の中に育てていけたらいいよね。

最後まで読んでくれてありがとう。
今日も、ひとりで抱え込んできたその頑張りに、少しだけやさしい目を向けてあげてね。

最後まで読んでくれてありがとう!
良かったらコメントしてね。

おまけ漫画(やはりGeminiのが精度高いな)

NEXT▼


バックナンバーはコチラ▼


#心理学
#仕事術
#人間関係
#HSP
#コミュニケーション
#自己理解
#働き方
#AIイラストアイラ
#ラジオ


いいなと思ったら応援しよう!