水面心理相談室#7 「追われると冷めてしまう恋の心理」|HSP|心理学|ショートショート
「追われると冷めてしまう恋の心理」
朝倉
「それでは、本日のお便りです。」
“好きな人ができても、
相手が私を好きになると
なぜか気持ちが冷めてしまいます。
最初は、あんなに
好きだったはずなのに。

追いかけているときは楽しいのに、
相手が近づくと苦しくなる。
私は恋愛に向いていないのでしょうか。”
朝倉
「追われると、冷めてしまう。」
相馬
「うん。これも、よくある恋愛だ。」
🧠 問題は“愛”ではない
相馬
「まず最初に言っておくね。」
これは
愛がないわけじゃない。
むしろ、
“追いかけているとき”は
ちゃんと好きなんだ。
朝倉
「では、なぜ冷めるのでしょう。」
相馬
「人の心はね。」

“距離”で
感情が動くことがある。
❤️ 恋は“距離”で燃える
相馬
「少し離れている相手ほど、
人は想像を膨らませる。」
・どんな人なんだろう
・何を考えているんだろう
・自分のことをどう思っているんだろう
分からない部分があるほど、
心は動く。
朝倉
「ミステリーですね。」
相馬
「うん。」
恋愛は、
少しだけ“謎”がある方が燃える。
⚖️ 手に入った瞬間、想像は終わる
相馬
「でもね。」
相手が自分を好きだと分かった瞬間、
その“謎”は消える。
朝倉
「すると?」
相馬
「想像が終わる。」
恋の熱の半分は、
実は“想像”でできている。
だから、
追いかけている恋ほど
燃えやすい。
🌊 心は“追う側”でいたがる
相馬
「もう一つ理由がある。」
人はね、
“追う側”でいると
自分の価値を感じやすい。
朝倉
「価値ですか。」
相馬
「うん。」
相手が手に入りそうになると、
今度は逆に
不安が生まれる。
“この関係を維持できるだろうか”
だから、
距離が近づいた瞬間、
無意識に心がブレーキをかける。
🌱 恋は、近づくほど難しくなる
朝倉
「では、どうすれば?」
相馬
「一つだけ覚えておくといい。」
恋が冷めたと感じたとき、
それは
愛が消えたのではなく、
“想像の熱”が落ち着いただけ
かもしれない。

本当の関係は、
そこから始まる。
水面は、
遠くから見ていると
きらきら揺れて見える。
でも、
近づくと分かる。
そこには、
ただ静かな水が
広がっているだけ。
恋もきっと、
遠くの輝きより
近くの静けさの中で
ゆっくり育っていくもの。
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