「独学でできなきゃセンスがない」は本当?大学から独学を始めた現役エンジニアの答え
「プログラミングは独学でできる。できなきゃエンジニアに向いていないw」
こんなツイートをたまーに見かけます。これみて「独学で詰まった自分はセンスないのかも」「独学してても進んでる感覚ない」と感じてる人も多いかもです。
もっといえばプログラミング学習は挫折する人は多いようで、データで見てみると(昔かつ母数少ないデータですが)、ネットには9割挫折するというデータもありました。
そんな「プログラミングの挫折率は高い」現状で「独学できなきゃ無理」という意見に対して、僕はこの意見には半分賛成で、半分反対です。
独学で進められるならそれはそれで強いです。調べて、試して、分からないことをほどいていく力を自力で気づいて掴めているのはすごいです。この力はエンジニアとして働くうえでもずっと必要になります。
でも、独学で止まったことを「センスがない」で片づけるのは、あまりに雑だし「経験者だから言えるやん」強めとも思います。
こんにちは。現役8年目のエンジニア兼PMをやってる、やむぅ。です。
僕は大学から独学でプログラミングを始めました。今は開発チームのPMとエンジニアをしながら、ProFactで1on1の学習支援をしています。
ProFactを運営している立場だからこそ、独学で進められる人にまでスクールを勧めるつもり全くなく、この記事では、独学を続けるべき人と環境を整えて吸収するのがいい人の判断基準を書きます。
独学で止まるの=才能の欠如ではない。
プログラミング学習には知識を覚える以外の難しさがあります。
むしろその知識以外の部分が難易度高いまであります。
たとえば、エラーが出たときに検索はできても、検索結果のどれを信じればいいか分からない。教材やったけど次何を作ればいいか決められない。知識は身についたけど、システムを組み立てるイメージが掴めない。動くものは作れたけれど、コードがこれでいいのかわからない。
こうした迷いや不安は努力不足やセンス不足とは別の問題です。
独学では、学習者は「問題を解く」と「次の問題を決める・探す」の両方をやっていかないといけません。そもそもここに慣れていない序盤の段階で詰まるのはむしろ自然というかそりゃそうだなことです。
僕も独学を始めたころ、教材を進めている間は「いけるかも」と思っていました。でも、いざ自分で何か作ってみようとすると、何から決め、何を調べ、どこまで作ればいいのかで混乱しました。挙句にエラーが解消できず詰まりました。コードを書く前の判断が必要になることを、そのとき実感しました。
初手から独学でいける人はいる
スクールに入らなければエンジニアになれない、ということではありません。以下のような人は特にですが、そもそもまずは独学で進めてみてから所感や気持ちを整理する必要があると思っています。
学ぶ目的と期限が自分で決まっている
困ったとき、数時間かけて調べて試すことが苦じゃない
自分のコードを見直す基準を少しずつ持ち始めている
作りたいものがあり、必要な技術や算段を逆算してる
周囲に聞ける人や、レビューを受ける場がすでにある
この場合、スクールやに入ることが必ずしも最短ではありません。
ただし、独学を選ぶ場合も「誰にも見せず、一人で耐え切る」必要はないです。公式ドキュメント、技術記事、コミュニティ、知人、AIなど、使えるものはなんでも使って進めていけるので、できる自由度が高いです。
僕は、独学とは孤独にやることではなく、自分で学習を設計することだと思っています。
「できなければセンスがない」が危ない理由
この言葉で諦めちゃうのはもったいないです。「センスがない」というよりは「プログラミングのイメージ・コツを掴めてないだけ」であればまだ可能性があります。
仮に実践練習で自作アプリが進まなかったとして、原因はいくつか考えられます。
処理の組み立てがうまくいかない
作るものが大きすぎる
基礎のどの部分が足りないか切り分けられていない
エラーの読み方をまだ知らない
学習時間が生活に合っていない
コードに対するフィードバックを受けていない
目標が曖昧で、優先順位が決められない
これらを全部「センス」で完結させちゃうのは時期早々で、意識や考え方を変えるだけで改善できるものがちらほらあります。
もっというとエンジニアの仕事でも分からないことは日常的に出てきます。そのたびに「向いていない」で済ませるとほぼ全てのエンジニアがそうなっちゃいます。状況を分解して、仮説を立てて、調べて、必要なら人に聞く。この動きを知る・身につけることのほうが、最初から速く正確に書けることより大切です。
スクールが役に立つのはコードを代わりに書いてくれるからではない
スクールを使う価値は、教材があることだけではありません。特に初学者にとって大きいのは、今の自分に必要なものを現役エンジニアから聞いたり、エンジニアのリアルを吸収できることです。
このエラーはどこから確認すればいいか
実際のエンジニアはどんな書き方、考え方をしているか
いま作ろうとしている機能はどう組みたてることができるか
そのコードは動くけれど、あとで困らないか
そもそも、今は何を優先して学ぶべきか
こうした判断を前もって聞ける相手がいると、ただ答えを受け取るのではなく、考え方を次にも使える形で吸収することができます。
ProFactでも、個別の状況に合わせたカリキュラムと直接の1on1を通じて、実務を意識した課題やコードの考え方を扱います。最終的に目指したいのは、誰かがいないと進めない状態ではなく、自分で考え、必要なときに適切に動くことができる状態です。
スクールを選ぶ前に確認したい3つのこと
1. 自分は何に困っているのか
「やる気が続かない」のか、「何をすればいいか分からない」のか、「コードの良し悪しが分からない」のかで必要な部分は変わります。
困りごとがわかんないよって場合は、直近1週間で詰まった場面を三つ書き出すと整理しやすいです。
2. 求めているのは教材か、フィードバックか
教材が足りないなら独学で補えるケースも多いです。ですがそれだけならまだスクールを検討しなくてもいいとも思ってます。一方で、「自分のコードが通用するか」「次にやることの判断がほしい」「実務での考え方を知りたい」が中心なら、教材を増やすだけでは解決しにくいかもしれません。
3. 自分で続けるための仕組みを作れているか
学習時間を確保できるか、作るもののイメージがつくか、詰まったときの調べ方があるか。エンジニアになるまでのイメージがついているか、この仕組みができていれば独学は進めやすくなります。
まだできていないなら、仕組みを一緒に作る環境を使うことにも意味があります。
スクールに入ることは近道を買うことだけじゃない
スクールに入れば自動で仕事が決まる、難しいことを全部代わりに解いてくれる、というものではありません。手を動かすことも、考えることも、最終的には本人の部分だからです。
それでも、判断の基準や振り返りの参考相手を持つことで、同じ時間でも学べる量や幅が増える場合があります。独学かスクールかは根性の強さを比べる選択とかじゃなく、今の課題を解くためにどんな環境が必要かを選ぶことです。
迷ったときは、「自分一人でできるか」ではなく、「自分一人で続けた場合、どこで詰まりそうか」や「AIを使ってもダメか」を考えてみてください。
まとめ
独学は正直、有力な選択肢です。自分で学習を進める力は、これからもエンジニアになってからも必要になります。
かといってそれが初手からできないと今後将来性ない、と判断するのは時期早々です。
止まった原因を才能ではなく状況として分けて考える
組み立てるイメージや成功体験がない
教材が必要なのかフィードバックが必要なのかを見極める
独学は「一人で耐えること」ではなく、自分で学習を設計すること
スクールは答えの代行ではなく、判断と振り返りを支える環境になり得る
自分に必要なのが独学か伴走かを冷静に選べれればそれで十分だと僕は思います。
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「独学を続けるべきか迷う」「今の止まり方を言葉にできない」という段階でも大丈夫です。自分のしたいこととかも添えて相談してください。
ProFactが合うかどうかを含め、次に使うべき環境を一緒に整理できます。独学を続けるほうがよい場合は、その選択も客観的にお伝えします。
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