未来は風のように②
こんにちは。
作詞家・作曲家兼経営者の山田智和です。
前回の記事では、楽曲コンペにおいていかに「自分の好きで勝負するか」も含めて、楽曲「未来は風のように」の制作過程のお話をさせていただきました。
前回の記事はこちらからどうぞ↓
「成功とは苦境の中にある」
今回はこの楽曲のデモ完成後のお話です。
祈りを込めて
メロディは導かれるように完成しました。
本歌詞は別の方がアサインされることが確定していたので、今回の仮詞はメロディの世界観を崩さない程度のもので省エネ対応。
デモアレンジはいつもの住谷翔平くんにお願いし、楽曲デモが完成しました。
もちろん自信はありましたが、「自信のある曲が100%決まる世界」なら、わたしは1100敗もしていないわけで(笑)。
あとはもう、神のみぞ知る、です。
初めてのアニメ作品、初めてのプロデューサーさん。
新たなご縁が繋がるよう精一杯の祈りを込めて提出しました。
Xデー
タイアップのついている楽曲コンペの結果がわかるのは、大体提出後1週間ぐらいです。
1週間を過ぎても連絡がない場合は、他の作曲家さんの曲に決まったんだなと察し、そのコンペ・楽曲のことは忘れます。
そして1週間ほど経って、わたしのもとにやってきたのは、吉報ではなく、脇腹の激痛でした。
実はその頃コンペのみならず尿管結石との戦いも強いられていたわたし。
ついにその【Xデー】がやってきたのです。
あまりの痛みにのたうちまわり、「これはダメだ!」と妻に救急車を呼んでもらいました。
そして、救急車で運ばれているまさにそのとき、スマホに着信アリ。
「いや、今それどころでは・・・でもとりあえず、誰だ?」
画面を見ると、普段はめったに電話をしてこない、事務所のスタッフさんからでした。
「ま、まさか・・・」
痛嬉しい
気力を振り絞り、電話に出ました。
山「も、もしもし・・・」
ス「山田さん!ラブライブ!決まりました!!つきましては・・・」
山「今ちょっと救急車の中なので、落ち着いたら改めて・・・」
ス「へ??」
ツー、ツー、ツー・・・
痛い。
超痛い。
でも嬉しい。
超嬉しい。
でも痛い・・・
救急車の中で、【痛気持ちいい】ならぬ【痛嬉しい】という人生初の経験を味わいながら、わたしは病院へと運ばれていきました。
出た
病院で注射を打つなどしていただき、ようやく少し痛みも和らいできました。
とりあえずスタッフさんにメールで事情を説明し、具体的な修正依頼内容やフルサイズの方向性・納期などを共有しました。
幸い、その日のうちに帰ることができ、
「はー、痛かった・・・。でも決まって良かった・・・。」
と安堵しながら、その日は眠りにつきました。
数日後。
トイレで再び、
「痛い痛い痛い痛い!!!!!」
こうして無事、【石】も【採用という結果】も、ダブルで“出た”忘れられぬアニバーサリーを迎えることとなったのです。
「未来は風のように③」につづく・・・
