感情がわからなくなると、自分がわからなくなる。感情は、本来の自分に戻る道しるべ
「何がしたいのかわからない」
そんなふうに感じることはありませんか。
休日なのに出かける気になれない。
好きなものを聞かれても、すぐに答えられない。
レストランでメニューを見ても、
なかなか決められない。
本当は食べたいものがあるはずなのに。
そんなとき、私たちは無意識に
「思考」で答えを探し始めています。
「これは少し高いな」
「お昼にパスタを食べたから、
ご飯のほうがいいかな」
「こっちのほうが得かもしれない」
もちろん、それが悪いわけではない。
けれども。
「何を食べたいか」よりも、
「何を選ぶのが正しいか」を
優先するようになると、
本当の気持ちは少しずつ奥へ隠れていきます。
忙しい毎日のなかでは、どうしても、
効率や正しさを第一に考えがちなんですよね。
すると、
自分の気持ちを後回しにすることが
当たり前になっていく。
本当は疲れている。
本当は嫌だ。
本当は寂しい。
そんな心の声があっても、
聞かなかったことにして前へ進む。
すると少しずつ、
自分の感情がわからなくなっていきます。
以前の私は、感情を感じることが苦手でした。
苦手というより、感じないようにしていた。
子どもの時から、辛い気持ちを
感じないようにして生きてきたから。
休日に「どこかへ出かけたいな」と思っても。
頭の中では思考の声が出てくる。
「帰ってきたら疲れるかもしれない」
「明日のことを考えるとやめておこうかな」
「近所で済ませたほうが楽だよね」
本当は少し遠くへ行きたい。
景色を変えたい。
知らない場所を歩いてみたい。
そんな気持ちがあるのに、
自分で打ち消してしまう。
そして、「まあ、こんなものかな」と
自分を納得させる。
そんなことを繰り返していました。
本音や気持ちを後回しにしていると、
少しずつ心は静かになっていきます。
穏やかになるのではなく、
感じなくなっていくんです。
こんなことが続くと、
人は、自分で人生をコントロールする、
人生を作っていくということに対して、
無力感のようなものが出てくる。
そして、こんどは逆に変化が怖くなり、
挑戦するよりも動かない理由を探すほうが
自然になっていきます。
「雨だから仕方ない」
「時間がないからまた今度」
「ちょっと私には無理だな」
そうやって諦めることが増えていった。
そのうち、何かを望むことさえ
面倒になっていき、
無力感を通り越して、
何も感じなくなっていった時期がありました。
ただ毎日をこなす。
ただ流される。
ただ時間が過ぎていく。
ただ起きて、仕事をして、帰って眠る。
今思うと、あの頃の私は
自分の人生から、
だいぶ離れた場所で生きていた気がします。
自分の人生なのに、他人事のようで。
生きている実感が薄かった。
自分の気持ち、本音、感情。
これらは、
自分の内側から届く大切なメッセージです。
感情がわからなくなると、
自分がわからなくなります。
何が好きなのか。
何が嫌なのか。
本当はどう生きたいのか。
そのすべてを教えてくれるのが感情だからです。
嫌だという感情は、
「もう無理をしたくない」という声かもしれない。
寂しさは、
「もっとつながりたい」という想いかも。
悔しさは、
「諦めたくない」という願いなのかもしれない。
そしてワクワクする気持ちは、
「そっちへ進んでみたい」という
心からのサインかもしれません。
感情はいつも、
自分の内側から届くメッセージです。
本来の自分へ戻るための道しるべなんですよね。
もちろん、気持ちを押し殺して、
ぼっーと生きることもできる。
人にあわせて波風立てず。
以前の私ですけどね。これ。
でも、生きるって何でしょうか。
人間らしく生きるって、
ただ命をつなぐことではない。
喜び悲しみ、わくわく。
感情を総動員して生きることが、
人間の醍醐味でもあるのだと、今なら思えます。
もちろん悲しいことは辛い。
辛いことは感じたくない。逃げたい。
だけど、辛い思いを抱えた自分を、
あなたはどうするのか。
ほかでもない自分自身を放っておくのか、
どうなのか。
ってことなんですよね。
…ちょっと話がそれましたけど。
感情と向き合うことは、
自分自身とのつながりを取り戻していくこと。
本来の自分を思い出していくこと。
長い間、自分の気持ちを後回しにしてきた人ほど、
最初は感情がよくわからないかもしれません。
そもそも、感情と思考の違いが
よく分からない人も多いし。
気持ちを抑圧している自覚のない人も
多いと思います。
でも、はじめはそんなもの。
それでいい。
長い間聞いてもらえなかった心の声は、
急には聞こえないです。
それでも、
「私は本当はどう感じているんだろう」
と問いかけ続けていると、
少しずつ心は応えてくれるようになる。
感情と向き合うことは、
自分を責めることではなくて。
過去の辛い感情を感じることばかりでもない。
それは、
置き去りにしてきた自分を迎えに行くこと。
自分を認めて、愛すること。
本来の自分とのつながりを
取り戻していくことだと思います。
とはいえ、感情がわからなくなっていると、
「向き合う」と言われても、
何をすればいいのかわからないもの。
今日からできる小さなことをひとつ。
もし今、自分の気持ちがよくわからないなら。
無理に答えを探さなくて大丈夫。
その代わり、
少しだけ身体に意識を向けてみてください。
温かいお風呂にゆっくり入る。
肩の力を抜く。
ストレッチをする。
深呼吸をする。
身体がゆるむと、心も少しずつゆるみ始めます。
私自身、
長い間ずっと力が入っている状態で
生きていました。
いわゆる過緊張。
だから、今でもお風呂の時間を大切にしています。
湯船につかりながら身体をほぐしていると、
「今日、本当は疲れていたんだな」
「少し寂しかったんだな」
そんな気持ちに気づくことがあります。
感情は頭で探すものではなく、
安心したときに自然と浮かび上がってくるもの。
身体に意識を向けると、
「今ここに在る」という感覚がつかみやすくなる。
今の自分の心というものも、感じやすくなります。
本当の気持ちがわからない。
変わりたいのに変われない。
そんなときは、何かを足すよりも、
自分の感情に耳を澄ませることが
必要なのかもしれません。
「自分の本音をもっと知りたい」
「本来の自分とのつながりを取り戻したい」
そう感じている方へ。
自分の気持ちがわからなくなった私が、
感情を取り戻すために、
実際にやったワークをまとめています。
ワークを積み重ねることで、
私は、自己否定や人の目線を
気にすることが減りました。
生きづらさがラクになっていったんです。
自分らしく生きるためには、
まずは自分の気持ちと向き合うことからです。
↓ヤンさんは、こんな人
変わりたい、苦しいのをやめたい。
その想いは、自分の本質。
可能性であり未来を創る力。
このnoteでは、
頑張りすぎてしまう人、
生きづらさを抱える40代50代が、
自分らしく生きていくためのヒントを書いています。
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